FFF SMART LIFE CONNECTED株式会社がAndroidタブレット「FFF-TAB10B1」を発売しました。また、FFF-TAB10B1の廉価版「FFF-TAB10B0」も同時発表しています(FFF-TAB10B0は近日発売予定)。エントリースペックの製品ですが、「Widevine L1」なので、動画サブスクリプションサービスの視聴に向きます。
1.TAB10B0/TAB10B1 スペック
スペック表
FFF-TAB10B0/TAB10B1 | |
OS | TAB10B0:Android 12 Go TAB10B1:Android 12 |
SoC | Rockchip RK3566 |
RAM | TAB10B0:2GB / TAB10B1:3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 10.1インチ(1,280 × 800) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | TAB10B0:802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0 TAB10B1:802.11 b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン210万画素/アウト500万画素 |
バッテリー | 3.7V 5,000mAh |
サイズ | 252 x 154 x 9.5 mm(突起物除く) |
重量 | 507 g |
コメント
FFF-TAB10B1のOSはAndroid 12、FFF-TAB10B0はAndroid 12 Go Editionです。CPUのRK3566はAntutuスコアが10万点程度と言われており、「それほど悪くないじゃん」と思ったものの、ゲームに使うのは厳しい性能です。
RAMはTAB10B1が3GBでTAB10B0が2GB、ストレージはどちらも32GBなので、Androidタブレットとしてはミニマムな容量ですね。ただし、microSDカードによるストレージ拡張は可能です。
冒頭に「Widevine L1」と書きました。個人的にはこの点が「最大の魅力」だと思います。AmazonプライムビデオやNetflixなどの動画サブスクリプションサービスでHD画質視聴ができます(ただし、メーカー側で「動画配信サービスが対応デバイスに制限をかけている場合はWidevineL3相当での再生になる場合があります」という注釈をつけています)。
しかし、TAB10B0/TAB10B1のディスプレイ解像度は1,280 × 800です。なので、720p(1,280 × 720)での動画視聴はできますが、1080p(1,920 × 1080)での視聴はできません。720pでも十分キレイだと思いますけど。
また、TAB10B0/TAB10B1はLTE対応はしません。Wi-Fi専用機です。GPSも搭載していませんので、カーナビとして使うのも厳しいでしょう。
2.TAB10B0/TAB10B1 筐体
前面と背面です。前面のカメラは横持ち時の左側面にあります。そもそもカメラ性能が低い(イン2MP/アウト5MP)ので、記念写真の撮影には使えないと思いますが、Webミーティング(あるいはWeb飲み会)などの際、インカメラがこの位置だと少し使いにくいかもしれません。
背面はブラックで、価格帯から見ておそらく樹脂素材だと思われます。
各部名称です。ここも割と普通ですが、microSDカードリーダーとイヤホンジャックがあるのはありがたいですね。
3.TAB10B0/TAB10B1 価格など
FFF-TAB10B1はFFF公式ストア(Premium Stage)やAmazon、楽天などで販売中で、12月8日現在の価格は税込み16,500円です。またFFF-TAB10B0は「近日発売」で、現時点で販売価格は不明です。
16,500円というと、Teclastなどの中国メーカーが日本のAmazonで販売しているタブレットの価格と大差ありません。システムスペックだけなら同価格帯の中国メーカー製品のほうが上だと思います。しかし、繰り返しになりますがTAB10B0/TAB10B1はWidevine L1という、中国メーカーの同価格帯の製品には見られない特徴があります。タブレットの購入目的が「動画サブスク」の利用ということなら、TAB10B0/TAB10B1は魅力的ですね。
4.関連リンク
FFF-TAB10B0 / FFF-TAB10B1:FFF SMART LIFE CONNECTED 製品紹介ページ
FFF-TAB10B1:Premium Stage
FFF-TAB10B1:Amazon
FFF-TAB10B1:楽天