記事にアフィリエイト広告を含みます

Microsoft EdgeのAndroid版とiOS版が登場 ー Windows 10ユーザーは検討する価値はあるかも?(かのあゆ)

Microsoft Edge Logo
こんにちは。かのあゆです。Microsoftが自社製WEBブラウザ「Microsoft Edge」をAndroid/iOS端末向けにリリースすることを正式に発表いたしました。Android版に関しては間もなくプレビュー版が提供される予定となっており、iOS版は早くも定員に達したためプレビュー版のテスター募集を終了しています。

スポンサーリンク

Edge初のマルチプラットフォーム展開

Microsoft Edge For iOS & Android
Microsoft Edgeの前のバージョンに相当するMicrosoft Internet Explorerはかつて自社OSのMicrosoft Windows向けだけではなく、Mac OS版やUNIX版などマルチプラットフォームで展開していましたが、近年ではWindowsプラットフォームのみに最新のブラウザをリリースしています。

Internet Explorerは2003年のMac版の開発終了をもってマルチプラットフォーム展開を取りやめたため、今回のAndroid/iOS版で14年ぶりに他プラットフォーム向けにWEBブラウザをリリースする形になります。

またPDA向けやスマートフォン向けにリリースされていたPocket Internet Explorer/Internet Explorer Mobileに関しては以前からMicrosoftのモバイルOSに標準搭載される形でリリースされており、他プラットフォーム向けのものはリリースされていなかったため、モバイル向けのマルチプラットフォーム展開は今回が初ということになります。

Windows版との連携機能も搭載。ただしブラウザエンジン部は別物

Microsoft Edge Mobile Sync
最初にリリースされるAndroid/iOS版Microsoft EdgeはWEBブラウザに必要な機能は一通りそろえており

・タブブラウジング
・リーディングリスト機能
・Windows 10(PC)、Windows 10 Mobile版Microsoft EdgeとブックマークやWEBサイト閲覧履歴の同期

などといった機能は一通りそろえています。

ただしMicrosoft Edgeの心臓部となるブラウザエンジンはPC版、Windows 10 Mobile版が「Microsoft Edge HTML」という独自のものになっているのに対してAndroid版はChromeやOperaと同じ「Blink」、iOS版は機能制限された「WebKit」が採用されており、いうなれば「見た目がMicrosoft Edgeだけど中身はGoogle ChromeやApple Safari」と呼べるようなものとなっています。

ちなみにChromeやOperaが採用しているブラウザエンジンである「Blink」はもともとAppleがオープンソースで公開した「WebKit」から分岐したものです。

スポンサーリンク

iOS環境に関してはAppleがサードパーティのWEBブラウザが独自のエンジンの搭載することを禁じており、Google ChromeやMozilla Firefoxなど先にiOS版をリリースしているWEBブラウザに関してもブラウザエンジンは「WebKit」となっているため、やむを得ない部分があります。

ただし、ブラウザエンジンの選択に制限がないAndroid版が「Edge HTML」ではなくChromeやOperaと同じ「Blink」エンジンを採用する意図がかのあゆとしてはイマイチわからないのですが、単純にAndroid向けのブラウザエンジンの移植作業が進んでいないだけの可能性や、あくまでPC版Microsoft Edgeとの環境の同期にこだわったためブラウザエンジンをあえて自社製にする必要がないという判断でこのような仕様になったという可能性は考えられます。

ブラウザエンジンが異なるため、Windows 10/10 Mobile向けMicrosoft EdgeとAndroid/iOS版Microsoft Edgeでは表示が異なるサイトも出てくる可能性がある点には注意が必要です。

乗り換える価値はあるかも

Microsoft Edge For Mobile
Androidで標準ブラウザとして採用されているGoogle ChromeやiOSのMobile Safariは十分完成度が高い製品となっているため、あえてAndroid端末やiOS端末を利用しているユーザーがMicrosoft Edgeに乗り換えるメリットは少ないでしょう。

ただし、Windows 10環境で利用しているメインブラウザがMicrosoft Edgeというユーザーにとっては唯一ブックマークやWEB閲覧履歴、リーディングリストの同期を行うことができるブラウザとなっています。そのため、Windows 10搭載PCユーザーであればあえてMicrosoft Edgeに乗り換えるという選択肢もありなのではないでしょうか。


また奇しくもWindows 10 Mobileが今後2019年のサポート終了までセキュリティアップデートとバグ修正以外の機能追加は行わず終息に向かうことがWindowsの担当幹部により示唆され、乗り換え先の端末にMicrosoft Edgeをインストールすることでスムーズにブラウザ環境を移行することができるのではないでしょうか。

Micrsoft EdgeのAndroid版、iOS版は年内中に一般ユーザー向けの正式版が登場する予定となっています。

関連リンク

Microsoft Edge Preview on iOS & Android(Androidは間もなくリリース予定、iOS版は受付終了) : Microsoft(英語)

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    かのあゆさんはEdgeをすでに使われているんですか?

  2. かのあゆ より:

    >>匿名さん
    現在はiOSデバイス未所有なのでAndroid版のベータテスト申し込んでリリース待ちの状態ですね。