中国メーカーDOOGEEの、非常に低価格なエントリースマホ「X95」をご紹介します。価格が安い分スペックはかなり控えめではありますが、ライトユーザー向け、セカンドスマホ向けとしては使えそうな内容になっています。
なお、この記事はライター候補の方に執筆していただいたものをウインタブが校正した上で掲載いたします。あらかじめご了承ください。
1.スペック
OSには現時点で最新となるAndroid 10を搭載しています。CPUのMT6737はSnapdragon 410程度の性能で、RAMは2GB、ストレージは16GBと、2020年の水準ではミニマムと言える構成です。全体的に「5年前のミドルレンジ」くらいのスペックでしょうか。「必要最小限」という感じです。また、ネットワークはデュアルSIMにも対応していますが、よくある「microSDとは排他利用」です。
ディスプレイは水滴型ノッチを採用する「いまどき」のデザインですが、解像度は1,200 × 540とかなり低めです。しかし、画面占有率は90%以上となっており、この価格帯の製品としては立派だと思います。
カメラは、アウト側がトリプルカメラです。基本の13MPカメラ、そしてサブとして2MPのポートレート用、望遠用のカメラが搭載されています。画素数が全てというわけではありませんが、インカメラは5MP、アウトカメラもメインカメラ以外は200万画素ということで、画質に不安を感じるところではあります。このあたりは価格との兼ね合いで仕方のないところでしょう。
バッテリーは4350mAhと比較的大きな容量になっています。画面の解像度が低いことや、CPUがローエンドということもあり、バッテリーの持ちには期待ができます。また、PowerDeliveryなどには対応していないため、充電速度は通常の5V/2Aまでになっています。
2.筐体
筐体カラーは「ブルー」「グリーン」「ブラック」が用意されています。背面も平らではなく端が丸くなっているので持ちやすくなっています。
前面です。水滴型ノッチが採用され、エッジ部分がラウンドしたデザインです。
側面です。このアングルから見ると背面のカメラは少し出っ張るようですが、ケースを付ければ気にならない程度に思えます。右側面に電源ボタンとSIMスロット、左側面には音量ボタンが配置されます。
なお、この製品には指紋認証機能は搭載されておらず、顔認証に対応します。精度が少し心配です。
3.価格など
DOOGEE X95は中国の通販サイト「Banggood」および「Gearbest」販売中で、5月23日現在だとGearbestが非常に安く、69.99ドル(7,685円)で購入ができます(フラッシュセール価格です)。
2020年の水準だと全体的に足りないところが多いと感じますが、69.99ドルという価格を見てしまうと一気に不満が解消されそうに思われます。ディスプレイ(のデザイン)やカメラ(の数)などは現行のトレンドが押さえられていますので、サブに持っておくスマホにも良さそうです。
4.関連リンク
DOOGEE X95:Gearbest
DOOGEE X95:Banggood