記事にアフィリエイト広告を含みます

DOOGEE S35/S35T - 5インチと小さめサイズのタフネススマホ。100ドル以下から購入できるエントリーモデルです

DOOGEE S35/S35T
中国のスマホメーカーDOOGEEがタフネススマホ「DOOGEE S35/S35T」を発売しました。S35がローエンド、S35Tはそれよりも少しスペックの高いエントリーモデルです。ここのところ、エントリークラスのタフネススマホをご紹介する機会が増えていますが、最近私はこのジャンルの製品が「メイン機とははっきり使いみちを分けた、購入しやすいサブ機」として、意味があるのではないか、と思っています。

スポンサーリンク

1.DOOGEE S35/S35T スペック

スペック表

   DOOGEE S35/S35T
OS S35:Android 10
S35T:Android 11
CPU S35:MediaTek MT6737V/WA
S35T:UNISOC T310
RAM S35:2GB
S35T:3GB
ストレージ S35:16GB
S35T:64GB
ディスプレイ 5.0インチ(1,280 x 720)
LTEバンド B1/3/7/8/20
SIM nanoSIM x 2(SIM2はmicroSDと排他)
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
入出力 microUSB、microSDカードリーダー、イヤホンジャック
カメラ イン5MP/アウト13MP+2MP+2MP
バッテリー 4,350 mAh
サイズ 153.44 x 82.9 x 15.7 mm
重量 260 g

コメント

S35とS35T、筐体は同じですがシステムスペック、特にウインタブのスペック表の表示形式の上のほう(パフォーマンスに影響する部分)が全然違っています。OSはS35がAndroid 10、S35TがAndroid 11で、CPUはS35が「懐かしの」MT6737、S35TがUNISOC T310(UM312)です。MT6737は、3~4年前くらいのエントリースマホに使われていた型番で、正直なところ「今使うならOSをGo Editionにしておくほうがいいのでは?」というくらいの性能ですね。ちなみにライターのかのあゆさんが先日格安で購入したAndroid Go Edition搭載のgeanee ADP-503Gの実機レビューを投稿していますので、よろしければご参照ください。

geanee ADP-503Gの実機レビュー - 日本では珍しいAndroid 10 Go Edition搭載超ローエンドスマホ、その実力はいかに?

スポンサーリンク

一方で、S35Tに搭載されているUNISOC T310はエントリークラスとしては高いパフォーマンスを発揮します。重量級の3Dゲームは厳しいものの、Android OSの基本操作やパズルゲーム、2Dシューティングゲームなどは快適に動作すると思います。

RAMとストレージ容量も両者で異なります。S35が2GB/16GB、S35Tが3GB/64GBです。まあ、繰り返しになりますけど、S35のほうはGo Editionにしておいたほうが良かっただろうと思います。

スペックが異なるのはここまで、あとはS35/S35Tで共通の仕様となっています。ディスプレイは5.0インチのHD解像度。トラディショナルな形状でサイズもコンパクトです。タフネススマホなんで筐体がすごく小さい、とまでは言えないのですが、スペック面や利用シーンを考慮するといいサイズなんじゃないかと思います。

通信系では当然5Gには対応せず、LTEのバンドも少なめです。また、日本でVoLTEが使えるか、という点も不明ですし、技適の取得有無もわかりません(最近技適を取得している中華製品が増えていますが、DOOGEEについては情報がありません)。SIM通信まわりがこの製品の一番の懸念事項ですね。ただ、Wi-Fiはしっかり5GHz帯に対応していますし、Bluetoothも5.0です。

DOOGEE S35/S35T
カメラはかなり健闘しています。イン側は5MPにとどまるものの、アウト側は最大画素数こそ13MPですが、トリプルレンズです。

2.DOOGEE S35/S35T 筐体

DOOGEE S35/S35T
エッジ部分の凹凸がすごいですね…。きっと握りやすいんじゃないかと思います。前面はノッチがなく、上下に太いベゼルが残っています。ちょっと懐かしいデザインかも。背面はタフネススマホらしい立体感のあるものになっています。

なお、この製品はIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810G)の耐久性を備えていますので、エントリーモデルでも「しっかりタフネス」です。

DOOGEE S35/S35T

クリックで拡大します

各部名称です。いまどきUSB Type-CではなくmicroUSB、というのがちょっと残念なところ。また、タフネススマホによく見られる、ユーザーが任意の操作を割り当てることのできるカスタムボタンはありません。

DOOGEE S35/S35T
筐体色は全3色。「Mineral Black」「Fire Orange」「Flame Red」で、すべて基調色はブラック、エッジ部分のアクセントカラーが異なります。

3.DOOGEE S35/S35T 価格など

DOOGEE S35/S35Tは中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、12月14日現在の価格はS35が89.99ドル(10,417円)、S35Tが109.99ドル(12,732円)です。なお、記事執筆時点でS35TはEUバージョンのみ販売されています(日本で購入する場合はOther Areaバージョンになりますが、一時的に在庫切れのようです)。

この記事に先立ち、UMIDIGI BISON X10S/X10Gの紹介記事を掲載しています。BISON X10S/X10Gもエントリークラスのタフネススマホですが、12月20日からワールドプレミア(セール)が開催され、99.99ドルで購入できることがアナウンスされています。これまで見てきた感じですと、DOOGEE S35のほうはサブ機としても少々厳しいスペックで、この先購入するならS35Tのほうかな、と思いますが、BISONの99.99ドルという価格も参考にして決められるといいと思います。

S35/S35Tは5.0インチディスプレイを搭載しているため、サイズが小さい(ただし軽くはない)という点がメリットとして大きいと思います。

4.関連リンク

DOOGEE S35:Banggood
DOOGEE S35T:Banggood

スポンサーリンク