日本国内でも1万円を切る価格のAndroidタブレットを購入することはできますが、それらの製品は「RAM1GB/ストレージ8GB(ウインタブ用語:地獄スペック)」であることが多いです。パソコンやスマホについて特に強い関心もなく、深い知識もない人(というか、こういう人が普通だと思います)がうかつに手を出すとあっという間にストレージがいっぱいになり(下手したら購入後1週間以内くらいでしょう)、にっちもさっちも行かなくなってしまいます。
しかし、BLUEDOTの製品は、少なくとも比較的新しいモデルだと「ストレージ8GB」というのものはなく、最低でも16GBが確保されています。16GBあれば十分ということは言えません。しかし、不要なアプリをちょくちょく掃除してやるとか、microSDカードを補助記憶装置として活用するような心がけは必要ですが、使いたいアプリのインストールを我慢する、ということにはならないと思います。
今回紹介する「BNT-801W」はBLUEDOTが以前から販売している7.9インチ(iPad miniタイプ)「BLUEDOT BNT-791W」に近いスペックですが、低価格タブレットとしては十分な実力があると思われ、相変わらず中華タブにまったく引けを取らない激安価格になっています。
1.スペック
CPU、RAM、ストレージはMT8163、2GB、16GBで、BNT-791W(2GB版)と同じです。Antutu(Ver.6)のスコアも3万点前後と思われ、ゲーム用としては厳しいものの、WebブラウジングやSNS、ニュースアプリ、あるいは簡単なパズルゲーム程度であれば問題なく使えるレベルです。また、以前の低価格帯タブレットに見られたような「スクロールがカクカクする」みたいな、基本動作での不快感もないはずです。
OSはAndroid 8.1と最新のものになりました。激安タブの場合、OSのバージョンが古いものが少なくないので、これはうれしいですね。
ディスプレイは8インチのIPS液晶で、解像度は1,280 × 800と標準的です。また、入出力ポートは割と充実してまして、USB Type-Cを装備し、microHDMI、そしてオーディオジャックもついています。カメラはさすがに厳しいです。イン/アウトともメモ程度にしか使えないでしょうね。
2.筐体
8インチタブレットはデザインの差別化が容易ではないジャンルだと思います。この製品についても正面から見る限り、これといった特徴がありません。より高価な製品であればもう少しベゼル幅が細いとか、いくぶんスタイリッシュに見えるようなデザインになっていますが、この製品はそういう感じでもないです。
これ、おそらく上面の画像だと思われますが、ご覧の通り入出力ポートとmicroSDスロットがまとめられています。正直なところ、見た感じはプラスティッキーです…。
3.価格など
BLUEDOT BNT-801WはBLUEDOT公式ストアで販売中(予約注文受付中)で、通常価格が税込み10,980円のところ、8月31日までは「先割期間」として、税込み10,480円で購入ができます。なお、発送開始は9月中旬とのことです。
BLUEDOT製品の記事を掲載すると、概して読者から好意的なコメントをいただきます。また、個人的にも、BLUEDOTの製品ページは非常にしっかりと情報開示(メイン基板の画像まで掲載されています)されていると思っていて、その姿勢に好感を持っています。日頃タブレットの情報収集などをしていない人だと、「BLUEDOTって何?」という印象になるかもしれませんが、日本でタブレット販売を開始してからしかるべき期間が経過しており、低価格ながらバランスの良い、使えるスペックのタブレットを製造・販売してくれていますので、製品としての信頼性は十分だと思います。
この製品にはもちろん技適マークもありますし、価格面でも中華製品に引けをとりませんので、気軽に使える小型タブレットを探している人はぜひ購入検討してみてください。
4.関連リンク
BNT-801W:BLUEDOT 公式サイト
コメント
うーん、購入して一週間でディスクを読み込まなくなったポータブルDVDプレイヤーを「保証の対象外」と言われて以来、このメーカーに信頼はないですw
新型でも4:3を維持してほしかったなぁ
もう中国にも4:3のベース機が無いんだろうか