こんにちは、かのあゆです。主に低価格Androidタブレットを販売しているBLUEDOTが最新モデルとなる「BNT-1012」を発表しました。スペック的には完全にエントリークラスのタブレットですが、低価格ながらGPSやステレオスピーカーをしっかり搭載した製品になっています。
1.スペック
搭載OSはAndroid 8.1 Oreo。先日紹介したKEIAN KI-R7/R10やLenovo Smart Tab P10 with Amazon Alexaもそうなのですが、今のところタブレット製品で最新バージョンであるAndroid 9 Pieを搭載した製品は登場していないため、タブレット用OSとしては最新バージョンと言えるのではないでしょうか。なお開発当初の試作機にはAndroid 7.0 Nougatが仮搭載されていたとのことで、開発途中でAndroid 8.1 Oreoにアップグレードされたことになります。
CPUはMediaTek MT8163Vを搭載。このCPUは2016年に発売したASUS ZenPad 8.0やAmazon Fire(2016)に搭載されていた当時のミッドレンジ向け製品ですが、現在ではAntutuベンチのスコアが3〜40,000点台程度となっており、ゲーム用途としてはスペック不足と思われます。そもそもこのCPUが登場した頃のAndroid OSのバージョンはAndroid 5.x Lollipopであったため、Android 8.1だと場合によっては通常動作でも重いと感じる部分があるかもしれません。
RAMは2GB、ストレージは16GBと、こちらもエントリークラスのものです。ディスプレイは10.1インチHD(1,280×1,080)で、高解像度というわけではありませんが、通常利用には十分だと思います。
カメラはイン2MP、アウト5MPという構成で、搭載されているカメラアプリもMediaTek標準カメラアプリのため、ブログやSNSなどで使うというよりは簡単なメモがわりに撮影するといった用途での利用がメインになると思います。
エントリークラスのタブレットながらステレオスピーカーとGPSを内蔵しています。
ステレオスピーカーの音質に関してはあまり期待しない方がいいのかもしれませんが、GPSに関してはモバイルルーターやスマホのテザリング機能と併用してGoogleマップのナビゲーション機能を利用できるため、カーナビ代わりに活用するのも面白いでしょう。
バッテリー容量は6,000mAhで、接続ポートはUSB-Cを採用しています。
2.デザイン
前面は特にベゼルが狭いというわけでもなく、エントリークラスのタブレットとしては標準的なデザインです。筐体にはプラスチック素材を採用しており、背面はBLUEDOTロゴが中央に配置されたシンプルなものになっています。
製品画像を見る限り特に手触りが良くなるような加工が施されているわけでもなく、ひと昔の中華タブレットによく見られたプラスチック感の強い印象になっているため、この辺に関してはもう少し頑張って欲しかったというのが正直な感想です。本体カラーはホワイト一色のみが用意されています。
3.まとめ
BNT-1012は2月下旬に13,980円(税込)で販売される予定ですが、現在BLUEDOT直販サイトで先割販売を行なっており、発送日前日まで500円オフの13,480円(税込)で購入可能です。スペック的にはメインのタブレットとして使うというよりも、完全にサブ端末としての割り切った使い方がメインになるかと思われます。
CPUのパワーが現在ではエントリースマホ以下の性能のため、動作の軽いゲームのプレイもちょっとどうかなと思いますが、低価格でありながらステレオスピーカーを搭載しているため、動画専用機としては十分活用できそうですし、KEIAN KI-R10と異なりGPSも内蔵しているため色々と面白い活用方法が見つかるかもしれません。
BLUEDOTは自社製品で使用されているパーツの詳細情報や試験テストの様子、開発時のエピソードなども公式サイト上で公開しており、こういった点に関しては好感が持てます。
4.関連リンク
BNT-1012 : BLUEDOT
BLUEDOT STORE : BLUEDOT公式ストア
コメント
すみません、要望?なのですが
かのあゆ氏の記事のスペック表がとても見づらいのです。 Wiko Tommy 3 Plusとかgalaxy feel2の記事のはとても見やすいのですが、ここ2回のタブレットのスペック表は(フォントの影響なのか解像度なのか詳しくないのでわからないんですが)字がかすれたようになっているので、統一していただけたらありがたいです。