こんにちは、かのあゆです。Blackviewが最新ミッドレンジスマートフォンとなる「A95」を発表したので紹介したいと思います。今回発表されたA95は2021年5月に発表された「Blackview A90」の後継モデルとなりますが、先日実機レビューを行ったエントリースマートフォン「A55」と同じく筐体デザインがiPhone 13シリーズにインスパイアされたものに変更されています。
1.Blackview A95 スペック
スペック表
Blackview A95 | |
OS | Doke OS 2.1(Android 11ベース) |
CPU | MediaTek Helio P70 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.528インチ(1,600 x 720) |
LTEバンド |
FDD-LTE:B1/3/7/8/20 TD-LTE:B40 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード |
カメラ | イン8MP/アウト20MP |
バッテリー | 4,380 mAh |
サイズ | 163.7 x 75.5 x 8.55 mm |
重量 | 195 g |
コメント
OSはAndroid 11ベースのDole OS 2.1です。Doke OS 2.1に関してはA55の実機レビュー時に紹介済みですが、素のAndroid OSをベースに「キッズモード」などいくつか便利な機能が追加されています。
CPUはMediaTek Helio P70を採用しています。2018年10月に発表されたミッドレンジ向けCPUで、最新というわけではありませんがAnTuTu Benchmarkでの総合スコアは約20万点と、4年前のハイエンドスマートフォンに搭載されていたQualcomm Snapdragon 835に近い性能となっています。
RAMは8GB、内蔵ストレージは128GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張にも対応しています。ミッドレンジモデルでありながらRAM容量に関しては上位クラスの製品と同水準となっており、ストレージも十分な容量を搭載している点はうれしいポイントです。
ディスプレイは6.548インチサイズで、解像度はHD+(1,600 × 720)です。近年ではミッドレンジ機でもFHD+(2,300 × 1,080など)解像度を採用している機種が増えているので、この点に関してはもう少し頑張ってほしかったところです。公式ページやメーカーからいただいているプレスリリースには特にリフレッシュレートの表記はないので、おそらく60Hz表示にとどまっているものと思われます。
カメラはイン8MP、アウト20MPという構成です。A55と同じくアウトカメラはトリプルレンズを採用しているように見えますが、実は2つはダミーカメラとなっており、実際にはシングルレンズ構成となっています。そのため超広角撮影やマクロ撮影には対応していませんが、ナイトモードは備わっているため夜景での撮影もきれいに撮影できそうです。
ワイヤレスネットワークは802.11 a/b/g/n/acとBluetooth 5.0に対応しています。BlackviewはAmazon.co.jpで商品展開していますが、A95に関しては対応バンドが少ないので注意が必要です。また5Gには対応しません。
バッテリー容量は4,350 mAhで、最大18W出力の急速充電に対応します。
2.Blackview A95 筐体
A55と同じくティアドロップ型のノッチを採用していますが、左右ベゼルはA95の方が狭くなっています。
背面です。カメラまわりはA55も「それっぽい」デザインではあったのですが、A95ではさらに「iPhone」っぽさが増しています。ただ前面デザインは大型ノッチではなくティアドロップノッチを採用していますし、「Gionee G13 Pro」ほどのコピー具合ではありませんね。
筐体色は「サマー・オーシャン・ブルー」「オーロラ・ナイト・ブラック」「ファンタジー・ギャラクシー・レインボウ」の3色展開です。背面素材はガラス素材が用意されており、安っぽさは感じられません。
3.Blackview A95 価格など
Blackview A95はAliExpress内Blackview公式ストアにて299.99ドル(35,790円)でプレオーダーを受付中ですが、2月21日午後5時(日本時間)よりワールドプレミアセールが開催され、139.99ドル(約16,760円、クーポン込みの価格です)で販売されます。
実機レビュー済みのA55と同じく「シングルカメラでありながらトリプルレンズに見せかけている」点や「iPhoneそっくりの背面デザイン」など、突っ込みどころはあるものの、139.99ドルであればスペックの割に安価と言えますし、Doke OS 2.1は細かい部分にも配慮されたOSとなっているので、サブ機にちょうど良いかもしれません。
A55はストレージが16GBしか搭載されていなかったこともあり、アプリをインストールしての運用は厳しい印象でしたが、A95であれば128GBと十分余裕があるため「キッズモード」なども実用的に利用できると思います。
4.関連リンク
Blackview A95:AliExpress内Blackview公式ストア