Blackviewがタフネススマホ「OSCAL S80」を発売します。スマホとしてのスペックは「ミッドレンジクラスの下のほう」くらいですが、13,000mAhという大容量のバッテリーを搭載しているのがセールスポイントです。
1.OSCAL S80 スペック
スペック表
OSCAL S80 | |
OS | Doke OS 3.0 (Android 12ベース) |
CPU | MediaTek Helio G85 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.583インチ(2,408 × 1,080) |
LTEバンド | FDD:B1/3/7/8/20 TDD: B40 |
SIM | nanoSIM x 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth(ウインタブ推定) |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト12MP+8MP+2MP |
バッテリー | 13,000 mAh |
サイズ | 174 × 81.4 × 18.9 mm |
重量 | 460 g |
コメント
OSはAndroid 12ベースのBlackview独自UI、Doke OS 3.0です。Doke OS 3.0については以前ウインタブで別機種(Blackview A85)の実機レビューをしていますので、詳しくはこちらをご覧ください。
CPUはHelio G85です。Antutuスコアは概ね25万点(Blackviewの公称値は282,229)程度の性能で、一通りの操作はサクサクこなせますが、最新の3Dゲームをプレイするには少々力不足です。
RAMは標準で6GB、RAM拡張機能でストレージ領域から最大4GBをRAMとして使えますので、トータルで10GBです。また、ストレージは128GBと、このクラスとしては標準的くらいですね。
ディスプレイは6.583インチでFHD+解像度です。タフネススマホはミッドレンジクラスでも解像度がHD+(1,440 × 720など)にとどまるものが多いので、FHD+解像度になっているのは歓迎できます。
カメラはイン側8MP、アウト側12MP+8MP(超広角)+2MP(深度センサー)という構成で、画素数的には見るべきものがありませんが、ArcSoft社の技術が使われており、画質は高いようです。
バッテリーは13,000mAhと超大容量です。ここがOSCAL S80最大のセールスポイントと言えます。33Wの急速充電に対応し、リバースチャージ機能(この製品をモバイルバッテリー代わりにして、他のデバイスを充電できる機能)も搭載しています。この記事の前にDOOGEE V Maxという22,000mAhバッテリー搭載の製品の紹介記事を掲載したので、13,000mAhでも割と普通に見えてしまうのがちょっと怖いですが、最近の中華タフネススマホは超大容量のバッテリーを搭載する製品が増えていますね。
ということで、筐体サイズも期待を裏切りません。重量なんと460 g。スペック的には普段使いにもよさそうな製品ですが、さすがに重いですねー。
2.OSCAL S80 筐体
前面は水滴型ノッチになっており、背面はカメラが強調されたデザインになっていますが、タフネススマホとしては割とオーソドックスな部類かな、と思います。イヤホンジャックは装備されていないようですね。
もちろん、ですがIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL-STD-810Hの堅牢性を備えています。
背面カメラまわりにはLEDライトがあり、バッテリー残量の表示や通知をしてくれます。
電源ボタンは指紋センサーを兼ね、左側面にはカスタムキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることができるボタン)が装備されています。このあたり、最近の中華タフネススマホではお約束と言っていいくらいの仕様です。
筐体色はMecha Orange、Navy Green、Conquest Blackの3色。
3.OSCAL S80 価格など
Blackview OSCAL S80はAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがありますが、発売記念セールの情報については不明です。中国はこれから春節休暇に入りますので、おそらく2月に入ってからセールになるものと思われます。
この製品はコスパが非常に高い「OSCALブランド」なので、セール価格にはかなり期待できそうです。200ドルを切るようなら買いでいいかな、と思いますね。
4.関連リンク
Blackview OSCAL S80:Blackview Official Store(AliExpress)