Blackviewのサブブランド「OSCAL」のスマートフォン「MODERN 8」をご紹介します。発売直後のエントリースマホで、セール価格は89.99ドルと非常に安価ですが、価格の割にスペックはよく、メインスマホとしてはおすすめできないものの、サブ機的な運用に向く製品です。
1.スペック
スペック表
OSCAL MODERN 8 | |
OS | Doke OS 4.0(Android 13) |
CPU | UNISOC T616 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.75インチ(1,600 x 720)90Hz |
LTEバンド | B1/3/7/8/19/20/28A/28B |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト50MP+2MP |
バッテリー | 6,000 mAh |
サイズ | 167.8 x 77.4 x 9.1 mm |
重量 | 214 g |
コメント
OSはAndroid 13ベースの独自UI「Doke OS 4.0」です。
XiaomiやOPPOなどの世界的大手メーカーではないBlackviewが独自に開発したUI、独自機能が豊富で、ウインタブでも過去に何度も搭載機をレビューしています。すべての機能がとても便利、というわけではありませんが、Blackviewの「やる気」が感じられるものです。…と、この記事を書きながら一度Doke OSの機能を網羅した説明記事を書きたい、と思いました。
SoCは中華タブレットではよく見るUNISOC T616です。Antutuスコアはメーカー公称値が約28.5万点、ウインタブの実機レビューでは25万点強くらいのスコアになっていますので、スマホ用SoCとしてはエントリークラスです。ただし、ゲームをしないのであれば特にストレスを感じることもなく運用できると思います。
RAMは8GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは128GBと256GBを選べます。
ディスプレイは6.75インチで解像度は残念ながらHD+です。…まあ、価格が価格なので仕方ないかと。しかしリフレッシュレートは90Hzと、低価格帯スマホにしては頑張っています。
カメラはイン8MP/アウト50MP+2MPです。アウトカメラは50MPと高い画素数になっていますので、そんなに画質にこだわらないのであれば手軽なカメラとしても使えそうですね。
バッテリーは6,000 mAhと、タフネススマホには及びませんが一般的なスマホとしては容量が大きめです。
2.筐体
前面はごく小さな水滴型ノッチ、背面はツートンカラーになっているのが特徴です。背面素材は樹脂製と思われますが、防指紋加工が施され、傷つきにも強いとのこと。
筐体色は上に掲載したWisteria PurpleのほかにAsh GrayとRipple Blueが設定されます。ちなみにWisteriaというのは「藤」、Rippleというのは「さざ波、波紋」という意味です。Wisteria Purpleを選ぶと鬼が寄ってこないかもしれないですね(by鬼滅の刃)。
あと、低価格な製品ながら電源ボタンには指紋センサーも内蔵されています。
3.価格など
OSCAL MODERN 8はAliExpress内のOSCAL Offical Storeに製品ページがあり、3月26日現在の価格は89.5ドル(13,802円、128GBモデル)です。搭載SoCのUNISOC T616はエントリークラスの型番ですが、ウインタブの経験上「使い物にならない」ような性能ではなく、ゲーム以外の用途であれば普通に使えます。また、アウトカメラも50MPと高い画素数になっていますので、冒頭に書いた通りサブ機的な運用、あるいはお子さん用として魅力的な製品なのではないか、と思います。
4.関連リンク
OSCAL MODERN 8:OSCAL Official Store(AliExpress)