Blackviewがタフネスタブレット「Active 8 Pro」を発売します。タフネスタブレットはOUKITELやUlefoneも手掛けていますが、今回ご紹介するActive 8 Proはそれらの競合製品よりもかなりスペックが高く、「Blackviewのタフネススマホ上位モデルをそのままタブレットにした」感じです。
目次
1.Blackview Active 8 Pro スペック
スペック表
Blackview Active 8 Pro | |
OS | Doke OS_P 3.0(Android 13ベース) |
CPU | MediaTek Helio G99 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 10.36インチ(2,000 x 1,200) |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 20/25/26/28A/28B/30/66 TDD:B34/38/39/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン16MP/アウト48MP |
バッテリー | 22,000 mAh |
サイズ | 256.3 × 165.8 × 16.8 mm |
重量 | 976 g |
コメント
OSはBlackviewではおなじみの独自UI、Doke OS_P 3.0です。ただし、以前ウインタブでレビューをしたBlackview Tab 16まではAndroid 12ベースだったものがAndroid 13ベースとなりました。タブレット用のDoke OSはPCモードを搭載しているなど、大画面を有効に使える工夫も施されています。
CPUはHelio G99です。最近の中国メーカーのミッドレンジ機ではよく見かける4Gの(5Gには非対応)型番ですね。Antutu Ver.9のスコアが30万点台後半をマークする高性能なものです。なお、AliExpressの製品ページでは「416,048」という説明になっていますが、おそらくこれはAntutu Ver.10のスコアと思われます。
RAMは8GB、拡張機能により最大16GBとして使えます。このRAM拡張機能というのも最近の中国スマホではすっかりおなじみになりましたよね。ストレージは256GBです。
ディスプレイは10.36インチで解像度は2,000 × 1,200と、通常よりも若干横長です(最近の中華タブの上位モデルでよく見かける形状です)。また、この製品はペン入力が可能で、ペンも付属します。ただし、上にリンクしたBleckview Tab 16のレビュー記事を見ていただくとわかるのですが、「いわゆる筆圧対応」とは仕様が異なります。普通は「強く描けば太い線、弱く描けば細い線」になるはずですが、Blackview製品の場合「速く描けば太い線、ゆっくり描けば細い線」になりますので、メモ用としては使えますが、本格的なイラストやマンガの制作には向きません。
また、カメラも中華タブレット製品としては非常に高画素数で、イン側16MP、アウト側48MPです。さすがにスマホのようにアウト側に複数のレンズはありませんが、比較的低価格のタブレット製品で48MPカメラを搭載しているのは珍しいです(というか、私は中華タブで48MPカメラ搭載の製品を見たことがありません)。
バッテリーも22,000 mAhと超大容量です。また、33Wの急速充電に対応し、さらにリバースチャージ機能(この製品をモバイルバッテリー代わりにして、他のデバイスを充電できる機能)も備えています。これならアウトドアシーンでも本当にモバイルバッテリーいらずになるかもしれないですね。
ただし、重量は976 gと、下手な軽量モバイルノートよりも重いです…。
2.Blackview Active 8 Pro 筐体
タフネスなタブレットということで、仕方ないとは思いますが、他社のタフネスタブレットに似ています(特にOUKITEL製品)。特に背面に着脱式のストラップがつくあたりはそっくりかと。
筐体色は上に掲載したオレンジのほか、ブラックも選べます。オレンジのほうがタフネスっぽく見えますが、どちらがいいかは人それぞれかと思います。
「Blackviewのタフネス」なので、筐体の堅牢性については何の心配もいらないでしょう。ポート類はパッキンで防水性を確保し、四隅もしっかり補強されています。もちろんIP68/69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性も備えています。
Active 8 ProにはBluetoothキーボードも用意されており、AliExpressの製品ページで本体とセット購入が可能です。キーボードに関しては必ずしも純正品を使う必要はないと思います(英語配列しかありませんし…)が、セール価格次第では一緒に購入してもいいでしょう。
3.Blackview Active 8 Pro 価格など
Blackview Active 8 ProはAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあり、6月26日現在の表示価格は396.81ドル(59,294円)ですが、7月10日午後4時(日本時間)からワールドプレミアセールが予定されており、残念ながらセール価格はわかっていませんがこの表示価格より安く購入できます(できると思います)。
ゲームが主目的でスペックに強いこだわりのある人はiPad ProとかGalaxy Tabなどにすべきです。しかし、このActive 8 Proは比較的低価格で購入できる(できそう)なタブレット製品としてはトップクラスの性能になっていると思いますし、アウトドアでもガンガン使えるのが魅力です。また、この製品には技適マークもあります。「重いのさえ我慢できれば」おすすめの製品ですね。
4.関連リンク
【PR】Blackview Active 8 Pro:Blackview Official Store(AliExpress)