タフネススマホでおなじみのBlackviewが、エントリークラスのスマホ「A90」を発売しました。エントリークラス、というか100ドル強で購入できる製品なのですが、CPUはHelio P60と、少し前ならミッドレンジクラスのものを搭載しています。サブ機、予備機、ご自宅での情報端末としてよさそうに思われます。
1.Blackview A90スペック
スペック表
Blackview A90 | |
OS | Android 11 |
CPU | MediaTek Helio P60 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 6.3インチ(1,560 x 720) |
LTEバンド | B1/B3/B7/B8/B20 |
SIM | nanoSIM x 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト12MP |
バッテリー | 4,280 mAh |
サイズ | 166.3 × 77.6 × 8.8 mm |
重量 | 185 g |
コメント
OSは最新のAndroid 11を搭載し、メーカー独自のUI「Doke OS 2.0」が使われています。
これがDoke OS。ウインタブでは試用経験がないのでコメントは控えますが…、XiaomiとかOPPOの独自UIとは話が違いますからねえ…。まあ、面白いと言えば面白いんでしょう。
CPUは2年ほど前のミッドレンジ、Helio P60です。Antutu Ver.8のスコアは17万点くらいなので、2021年の現在だと「ミッドレンジの下のほう~エントリーのいいほう」くらいの性能です。でも100ドル強で購入できる製品に搭載されているのであれば文句はありません。
RAMは4GB、ストレージは64GBです。ちょっと脱線しますが、ついさっきまでCHUWI HiPad Plusの実機レビューをしていたんですよね。HiPad PlusのRAMも4GBでした。それで思ったんですけど、ゲームを快適にプレイするにはRAM4GBだと少し厳しいかな、と。CPUよりもむしろRAMじゃないでしょうか?Helio P60でもRAM容量に余裕があればウマ娘あたりならそこそこサクサク動きそうな気もします。ただ、この製品の場合、想定される実売価格を考慮すればこんなもんでしょうか。
ディスプレイは6.3インチのHD+解像度です。ここもFHD+じゃありませんけど、仕方ないでしょうね。
これ、アウトカメラの画像です。「トリプルレンズ」って思うじゃないですか。でもシングルレンズのようなんですよね。しかも12MP。このあたりの微妙なインチキ臭さがたまらないのだ、ということにしておきましょう。ただし、アウト側のセンサーはソニー製、イン側(8MP)はSamsung製とのことでした。
2.筐体
前面はパンチホール型ノッチが採用されていますので、「今風」のデザインと言えますね。ただ、ベゼルはちょっと太めです。背面はトリプルレンズ風のデザインが高級さを感じさせてくれます。まあ、いいんじゃないでしょうか…。
筐体色は「Midnight Black」と「Gradient Blue」の2色。いずれもグラデーションがかかっています。筐体素材(背面カバー)はおそらくプラスティック製だと思いますが、質感は良さそうですね。
側面画像はありませんでしたが、XiaomiのRedmi Note 10シリーズと同様、側面の電源ボタンに指紋センサーを内蔵しています。
3.価格など
Blackview A90は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、5月17日現在の価格は169.99ドル(18,935円)です。しかし、先日までAliexpressのBlackview Official Storeで108.99ドルとなるセールが開催されており、現在でも113.99ドル(12,922円)で購入ができます。なので、このあとBanggoodでの価格も下がると思いますし、ウインタブでも「クーポン出してください」と頼んでおきます(割と自信あり)。
CPUがHelio P60とはいえ、RAM/ストレージ容量、またカメラ性能などはエントリークラスの品質だと思います。なので、価格勝負的な色彩が強い製品と言えますが、100ドル強で購入ができるのであれば1台購入してみてもいいかもしれませんね。
4.関連リンク
Blackview A90:Banggood
Blackview A90:Blackview Official Store(Aliexpress)