ALLDOCUBE iPlay 60 mini Turbo － 日本でも人気の8インチタブレットにSnapdragon 6 Gen 1が搭載されました！

ALLDOCUBEが日本でも人気のタブレット「iPlay 60 mini Pro」の上位モデル（と言っていいと思います）「iPlay 60 mini Turbo」を発売しました。この記事執筆時点ではAliExpressのみで販売されており、日本のAmazonでは未発売です。

なお、この製品の筐体はウインタブで実機レビューをしたiPlay 60 mini Proと同じだと思われます（サイズがぴったり同じです）ので、筐体品質や使用感についてはこちらのレビュー記事をご参照下さい。
ALLDOCUBE iPlay 60 mini Pro レビュー － Helio G99搭載、ディスプレイ品質も高い8.4インチタブレット、日本で人気が出そう！

1.製品概要

スペック表

コメント

冒頭にも書きましたが、iPlay 60 mini Turboは既存のiPlay 60 mini Proとほぼ同じスペック、同じ筐体です。ただし、SoCが変わりました。ProがHelio G99であるのに対し、TurboはSnapdragon 6 Gen 1を搭載します。メーカー発表によるとAntutuスコアは55万点をマークするとのこと（Proのウインタブ実測値は403,282点）。どのゲームが動く、という話は出来ませんが、確実にProよりも快適にプレイできるゲームタイトルは増えると思います。

RAM/ストレージ/ディスプレイの仕様はProと同じです。ディスプレイに関してはWidevine L1でNetflixでもHD以上の画質で視聴が可能です。Proの実機レビューではディスプレイ品質を高く評価しましたので、Turboでも発色のいいものになっていると思います。

バッテリーはProの6,050mAhに対し、Turboでは5,500mAhと容量が小さくなりました。18Wの急速充電に対応します。

それと、TurboではUSB Type-Cポートの規格が「3.1」となり有線での映像出力に対応するようになりました。この点は大きな改善だと思います。

Proと変わらず、スピーカーは「横持ち時の左右」です。個人的にはこの配置のほうが「横持ちで動画を視聴する際に音質面で有利」だと思っています。

2.価格など

ALLDOCUBE iPlay 60 mini TurboはAliExpress内のALLDOCUBE Official Storeに製品ページがあり、9月25日の価格は399.98ドル（58,471円）です。また、Amazonでは製品ページが出来ているようですが、まだ販売が開始されていません。

記事を書いていて、ちょっと心配になったことがいくつかあります。まず、OSがALLDOCUBEの自信作「ALLDOCUBE OS（独自UI）」ではないようです（製品ページにその旨の記載がありませんでした）。次に、Snapdragon 6 Gen 1搭載機であるにも関わらず「Wi-Fi専用機」です。5G/LTE非対応なのはいいとして、ALLDOCUBE OSの調整に手間取っている、あるいはWidevine L1認証がまだ取れていないといった「要クリア項目」があるんじゃないかと…。この製品は日本市場で人気となることが半ば約束されているような製品と思われ、それがまだ日本で発売されない、という背景に、こんなことがあるのかもしれません。

それと、日本での実売価格は58,000円よりもかなり安くなると思います。

3.関連リンク

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Turbo：ALLDOCUBE Official Store（AliExpress）

執筆者：ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。