AGMがタフネスなフィーチャーフォン「M6」を発売しました。ウインタブではこの製品とよく似た外観の「AGM M7」という製品を実機レビューしていて、M7が「簡略されてはいるが、Androidを搭載し、一部スマホの機能も使える」製品だったのに対し、このM6は「ほぼ通話特化」の割り切った仕様になっています。
そのため、この製品が「刺さる」という読者は多くはないとは思いますが、「割り切りが気持ちいい」とも言えるかもしれません。
なお、AGM M7の実機レビュー記事はこちらです。機能は大きく異なるものの、外観は非常によく似ていますので、参考にしていただけるかと思います。
AGM M7の実機レビュー - タフネスなフィーチャーフォンです。長持ちバッテリーや高出力スピーカーが魅力
1.AGM M6 スペック
スペック表
AGM M6 | |
OS | Mocor (RTOS) for feature phone |
CPU | T107 |
RAM | 48MB |
ストレージ | 128MB |
ディスプレイ | 2.4インチQVGA(320×240) |
LTEバンド | B1/3/5/7/8/20/28AB |
SIM形式 | Micro SIM×2 (SIM1 for 4G, SIM2 for 2G) |
ネットワーク | Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | 0.3MP |
バッテリー | 2,500 mAh |
サイズ | 142 x 61.9 x 19.8-24 mm |
重量 | 195 g |
ポイント
・そもそも「Androidではない」
・IP68、IP69K、MIL-STD-810Hの堅牢性と防水・防塵性能
・3.5W出力の大型スピーカー搭載
コメント
この製品はAndroidを搭載していません。そのため、アプリの導入などはできません。「FMラジオ(日本の周波数には合いません)、SMS/MMS(日本語入力はできません)」が使えるという説明があり、おそらく音楽プレーヤーとか簡単なパズルゲームくらいは入っているんだろうと思いますが、まあ通話専用と考えておくほうがいいです。
また、M7のディスプレイはタッチ対応していましたが、M6はタッチ対応もしません。さらに、「Wi-Fiにも対応していません」。カメラもアウト側0.3MPだけなので、メモ程度の役割になると思います。
一方で、タフネスさは健在です。防水・防塵・耐衝撃と、電話機としては一級品と言える性能を備えています。
2.AGM M6 筐体
外観はM6とほぼ同じです。というか、このデザインがいいんですよね…。背面のスピーカーは3.5Wとパワフルで、この手の製品としては非常に大きな音が出せます。
また、左側面にオレンジ色のボタンがありますが、これは上部にあるライトのON/OFFスイッチです。この製品のライトは非常に明るく、懐中電灯代わりに使えるくらいです。
2.AGM M6 価格など
AGM M6はAGM公式サイトで販売中で、6月18日現在の価格は79.99ドル(約8,900円)で、充電用のクレードル(12.9ドル相当)が無料でセットできます。
冒頭に書かせていただいた通り、この製品は、Androidを搭載せず、現在では普通と言えるような機能もなく、ほぼ通話専用機という仕様です。先日レビューしたM7よりも「さらに割り切った製品」と言えるでしょう。なので、「通話時間が長い」「仕事専用で使いたい」「アウトドア用にスマホと一緒に持っていきたい」などのニーズのある人向けかと思います。