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acerがモバイルノート「Swift 5（14インチおよび15.6インチ）」と「Swift 3（14インチ）」を発表しました。このうち、全くのニューモデルと言えるのは15.6インチのSwift 5で、他の製品はCPUの換装など「リニューアル」となります。ということでこの記事ではまず15.6インチのSwift 5をご紹介します。
1.スペック
Swift 5（15.6）で最もインパクトが大きいのが「15.6インチノートとして世界最軽量」という点です。15.6インチで軽量のノートPCということだと「LG gram 15」が思い浮かびますが、現行のgram 15は重量が1,099 gから、ということなので、990 gのSwift 5よりも少し重いですね。ともあれ、重さが1 kg前後ということなら「モバイルノート」として十分使えます。というか13.3インチの上級モバイルノートだって1 kgを切っているものはめったにありません。
CPUはWhiskey LakeのCore i5-8265U、RAMは8GB、ストレージは512GBと、高性能ノートPCとしての要件を満たしていると思います。ビジネスでもプライベートでもこのスペックで性能に不満を感じることはまずないでしょう（オンラインゲームはちょっと厳しいです）。
ディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD解像度でタッチパネルになっています。ただし、筆圧対応のペン入力に関しては情報が開示されておらず、おそらく対応しないものと思われます。また、このディスプレイは「ブルーライト対策メガネと同等の効果を発揮するAcer BluelightShield」を搭載しています。
入出力ポートは15.6インチノートとして「少し端折られている」ように思います。USBポートは合計で3つ、HDMIも備えますが、SDカードリーダーはなく、有線LANポートやDisplayPortなどの装備もありません。このへんはコンパクト化・軽量化とのトレードオフでしょう。
重量については冒頭に書いたとおりですが、タテ・ヨコ・厚さに関しても15.6インチノートとしては最小クラスだと言えます。このサイズであれば（断言はできないですけど）お使いのビジネスバッグとかバックパック（リュックサック）にも問題なく入ると思います。
2.筐体
Swift 5（15.6）の左右のベゼル幅は5.87 mm。かなりのナローベゼルと言えます。
すいません、メーカーサイトに高解像の画像データがありませんでした。なので、このような躍動的な画像でご容赦ください。筐体素材はマグネシウム合金、筐体色は「チャコールブルー」といいます。少しくすんだ感じのブルーですね。予想ですが質感はかなり高そうに思われます。
それと、これも個人的趣味なんですが、エッジ部分にゴールドのモールとか、そういうきらびやかな加工をしていないというのも好感が持てます。
キーボードです。画像は英語配列ですが、日本向けには「91キー日本語、バックライトつき」のものが装備されます。また、右側のパームレストには指紋センサーもあります。画像が粗くてコメントが難しいですが、15.6インチながらテンキーは装備されないという点には注意しておきたいですね。
スピーカーはステレオで、他社製品の一部のように4スピーカーではありませんが、「Dolby Audio Premium」と「Acer TrueHarmony」を搭載し、臨場感のある音を再現できるということです。
3.価格など
acer Swift 5（15.6）は3月19日の発売予定で、市場想定価格はOffice Home & Business 2019（PowerPointつき）が付属するSF515-51T-H58Y/BFが170,000円前後、OfficeなしのSF515-51T-H58Y/Bが150,000円前後とのことです。
個人的にはこの価格はかなり安いのではないかと思います。スペックは上級モバイルノートとして十分なものになっていて、ストレージも512GBありますし、15.6インチのディスプレイはタッチ対応もします。この製品であればビジネスでもプライベートでも非常に快適に使えるのではないか、と思います。視力の良くない私としても大画面で持ち運びが容易というパッケージングには強く惹かれますね。
4.関連リンク
SF515-51T-H58Y/B (Officeなし)：acer公式サイト
SF515-51T-H58Y/BF（Officeあり）：acer公式サイト