今回は比較的低価格でコンパクトサイズのキーボードを紹介します。Wintenの「WT-KBBT01-BK / WT-KBBT02-BK」です。01のほうがタッチパッドつき、02のほうがタッチパッドなしとなります。最近ウインタブでキーボードの紹介記事といえばメカニカルタイプのものが増えていますが、この2機種はメカニカルではなく、携帯性を重視した、スマホやタブレットと相性がいい製品です。
1.WT-KBBT01-BK
まずは01のほうから。スペック表からわかる通り折りたたみ式で、展開時の横幅は13.3インチのモバイルノートくらい、折りたたむとスマホサイズになります。重量も197.3 gと軽く、バッグに入れておいてもそれほど邪魔になりません。
この製品の特徴は、コンパクトサイズもさることながら、タッチパッドを装備しているところです。しかも、この画像を見ると簡単なジェスチャには対応しているようですね。
キーピッチ、キーストロークについては説明がなく、なんとも言えませんが、13.3インチのノートPCくらいの横幅で、タッチパッドがついていますので、決して余裕のあるサイズではないと思われます。ただし、キーはパンタグラフ式ということなので、打鍵感はそこそこの水準が確保されていると思います。
折りたたみは「3つ折り」です。また、筐体素材は金属(アルミ製だと思います)です。
完全に折りたたむとスマホと大差ないくらいのサイズになります。200 gを切る重量ということもあり、携帯性は非常に高いと言えるでしょう。
01のほう、対応OSがWindowsとAndroidとなっていて、iOSには対応していません。正確に言うと、タッチパッドがiOSに対応しない、ということです。この点ご注意ください。
2.WT-KBBT02-BK
続いてはよりコンパクトな02のほうです。ご覧の通りタッチパッドが装備されておらず、さらにコンパクトなサイズになっています。また、01と比較してみると、横幅の差が展開時に13 mmしかなく、それでいてタッチパッドがないので、おそらくキーピッチは02のほうが余裕があると思われます。なお、この製品も01と同じくパンタグラフ式のキーとなっています。
この製品は「2つ折り」です。また、01とは素材感が異なり、表面がレザー調に仕上げられているので、折りたたんでしまえば手帳のように見えますね。それと、02のほうは01と異なり、Windows/MacOS/Android/iOSに対応しますので、iPhoneユーザーも安心です。
Winten WT-KBBT01-BK / WT-KBBT02-BKはAmazonで販売中で、11月1日現在の価格は01(タッチパッドつき)が税込み3,090円、02(タッチパッドなし)が税込み2,790円です。
このタイプの携帯に便利な折りたたみ式キーボードというのは、Amazonを探してみても相当数あります。それらの製品に対して、WT-KBBT01-BK / WT-KBBT02-BKが特筆すべきメリットを持っているかというと、そういう感じでもありません。ただし、価格面ではかなり安くなっていて、細かくチェックはできていませんが、おそらく最安値クラスだと言ってもいいと思います。それと、01が10月26日、02が10月29日発売と、ともに発売時期が新しい、というのも紹介している理由のひとつです。
2機種ともメインのキーボードと言うよりは、ビジネスバッグの中に入れておいて、必要なときにさっと取り出してスマホやタブレットに接続して使う、という感じの製品だと思います。こういうのをひとつ持っておくと便利だと思いますよ。