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Tribits FlyBuds C1の実機レビュー - 入門にも最適!QCC3040を搭載したTWSイヤホン

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こんにちは、ひつじです。今回は新製品を実機レビューさせていただきます。その名もTribit FlyBuds C1。TWSタイプのイヤホンなのですが他の有力製品と対抗出来る良質な製品だと思います。予算1万円までで良い製品をお探しなら候補に加えられる内容かと思うのでそういう検討をされている方には是非読んで頂きたい記事です。

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なおレビューに当たり、Tribit社より実機をご提供頂いております。ありがとうございます。今回、動画でもレビューを作成していますので合わせてご参照ください。

Tribits FlyBuds C1の実機レビュー

1.注目ポイント

FlyBuds C1の特徴を、良い点と気になった点に分けた場合は以下の通りとなります。

良い点

・比較的小型な充電ケース
・目立った弱点の無い音質
・誤操作しにくいボタン構造
・QCC3040を搭載している
・バッテリー持ちが長い

気になった点

・他イヤホンに比べて接続が確立しない場合が多い
・防水性はない
・イヤホンケースが自立しない

2.スペック

イヤホン

ドライバー:6mm(PU+PEEK 複合振動版)
マイク:左右に2基ずつ搭載
チップセット:QCC3040
Bluetooth規格:Bluetooth5.2(HSP、HFP、A2DP、AVRCP)
コーデック:SBC、AAC、AptX
充電/再生時間:1.5時間/12時間
重量:約5.5g×2(実測)

充電ケース

充電方式:USB Type-C
充電/再生時間:2時間/50時間
寸法:約40mm×63mm×30mm(実測)
重量:約40g(実測)

価格

6,999円(Amazon.co.jp)
※700ptのポイント付与+別途7月31日まで15%OFFクーポン配布中

3.筐体

付属品は以下の画像の通りです。充電ケース、説明書類、USBケーブル、イヤーチップと構成はシンプルです。ただチップは本体に装着されたものも含めるとサイズ別に合計6セットとかなり奮発されています。なお説明書の日本語訳はとてもしっかりしています。久しぶりにこれだけきっちり翻訳されたものを見たような…。

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イヤホンケースは比較的小型かつ軽量です。使い勝手としては良好ですね。正面にボタンがありLED点灯を通じて残バッテリー容量が分かります。また、底面にはUSB Type-C端子があり、これが充電口となります。

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イヤホンケース本体。中央にボタンがあります。

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底面にはUSB Type-Cの充電端子があります。

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開けるとこんな感じ。

表面はラバー加工されていて皮脂や傷に少し弱い印象はありますが質感そのものは良好ですし滑りにくい点も良いですね。机の上などに置く際は自然と「イヤホンを入れる側」を上にしたくなりますが、そうすると底面が安定しない点は多少残念。

続いてイヤホン本体。このイヤホンは「誤操作が起きにくい」ことを売りとしていますが実際ボタンの配置や押下に必要な力が丁度いい塩梅です。確かに「暴発」することがないですね。この点がとても嬉しいです!

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背面部分の赤色がアクセント。軸部分底面に充電端子があります。

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右側も背面は赤色です。

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ちょっとツヤ感やボタン位置が分かりにくいので光を照射。左右軸部分にボタンが有ります。

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形状でも左右は区別がつくのですが赤丸部分に左右表記があります。写真に写りづらいのと肉眼でもちょっと分かりづらいかな。

4.使用感

装着感

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イヤホンそのものは軽量です。どちらかというとイヤーチップの装着感で本体も支えられているような感じがします。イヤーチップが6セットサイズ別で付属している理由も分かりますね…。
flybuds_c1_chip
特に脱落などする様子はないのですが「座りが良い」感じかと言われると、個人の好みとして後一歩本体側の密着感や安定感は欲しいかなといったところでしょうか。イヤーチップが装着感の大部分を担うので耳は痛くなり辛いかもしれません。

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操作感

操作方法は他のTWSタイプのイヤホンとそう大差ないですが、前述の通り誤操作が極めて少ないのが嬉しいポイント。ボタンがしっかりしているので基本的にイヤホンの軸部分をつまむように操作する必要がありますがストレスを感じることはまずありません。

強いて言うならイヤリングやピアスの装着位置次第ではこの「つまむ」動作が多少気がかりになるかもな、といったところ。

音質

この価格帯のTWSイヤホンと考えれば優秀な音質だといえるレベルだと思います。音の方向は低音、特にドラムのキックやタムの胴鳴りが強い典型的なドンシャリタイプですが屋外で使用する分にはちょうどよい位です。

低音は中音域を阻害するほどではないですが、低音描写そのものがやや分かりづらくなる場合があります。ポップスや打ち込みがメインの曲であれば崩れることは少ないですが、低音の情報量が多い曲だと追いつかない場合があります。

中音域はややザラつき、それとほんの僅かに上ずった感じがあります。全体的に多少ハスキーな音色で、こういう個性もあっていいかな、と感じさせる仕上がりです。冷たい感じはしないものの、艶や滑らかさを描写するタイプとは逆ですね。

高域は常識的な量で表現されています。ただ中域以下より解像度の高さを感じさせる瞬間が多いです。特にハイトーンなピアノなんかでは他のパートよりも一歩抜きん出る瞬間があったりします。基本的にはこのイヤホンでは一番目立たない音域なのですが聴き込むと非常に魅力のある表現ができていると思います。この高域が音質の全体評価を引き上げていますね。

定位はやんわり楽器の前後関係がわかるような感じです。しっかりとそれぞれの所在があると言うよりは相対的な位置関係がパートを比較した時に分かるような音作りです。違和感はありませんが取り立てて語る特徴がないかな、といったところが正直。ただ高域はこの点でも他音域よりピントが合っているように思いますね。

解像度や音の質感には価格相応な部分も見え隠れしますし、多少ザラつく感じもあります。ただ多くの5,000円クラスのTWSイヤホンが「まともでない音がする」とか「まともな音がする」みたいな方向でレビューされがちな中にあって「音楽を楽しめる音質」にちゃんと到達しています。この点はちゃんと評価されてほしいな、と思う部分ですね。

率直にこの価格帯の製品なりの得手不得手はあるものの、総括としてコスパには優れていると思いますね。「これでいいじゃん!」的なイヤホンを探しているならば打率が高い機種だと言えますね。

音ズレに関しては今どきのTWSらしく「想像通り」に普通に使えます。動画なら大丈夫で厳密なリズムが求められるならば厳しい、といったところですね。

接続品質

緊急事態宣言下であるため繁華街などでテストはできていませんが、交通量の多い道路付近ではトラックなど一部の車が横切るタイミングで音飛びがあるものの、特に悪い印象はありません。少なくとも他のイヤホンと比較して大きく劣るということはないですね。「やや優秀」位の表現が妥当な気がします。

一方、Bluetooth接続確立時のそもそもの成功率がやや低いように感じました。Xperia XZ Premium(Android9.0)との相性なのかもしれませんが、「メディアの再生」ではなく「通話の再生」のみに対応する機器として接続してしまう、あるいは自動でそもそも接続が確立しない場合が他の機器よりも多いように感じました。

他のQCC3040採用機種でも接続の成功率に関して近い感想を抱いたことがあるので、もしかするとそれが理由かもしれません。

音漏れ・遮音性

音漏れはマイク穴が複数ある点で憂慮していたのですが常識的なボリュームで音楽を聴いている限り「電車の停車中などですぐ横に人がいてもほぼ大丈夫」といえるレベルです。優秀な部類だと思います。

また遮音性も同様に優秀です。音漏れに比べれば他のイヤホンより大きく秀でているとは言えないものの、装着感の軽さを踏まえればこの点でも満足される方が多いのではないでしょうか。

電池もち

バッテリーケースを含めて、電池もちが極めて優秀です。レビュー中1度も充電していないのですが、まだまだ電池が尽きる様子はありません。50時間使用可能、というのは伊達ではありません。この持ち具合であれば、通勤時に使用するとしてもそれこそ2週間に1度充電といった程度でも十分に使い続けられる持続力が有るように思います。

5.まとめ

Tribit FlyBuds C1(BTH93)はAmazonにて6,999円で販売されていますが、クーポンにより7月31日までは15%の値引きが受けられます。よって1,050円の割引を受けることが可能です。更にAmazonのポイントも700ポイント付与されますから、実質約5,250円だと言えます。

この価格で購入できるイヤホンとして見れば十分に満足度を得られる仕上がりだと思いますね。デザインも装着してみればシンプルで大きな不満の残らないものですし、接続の相性問題は気になるものの、基本的に万人受けのイヤホンだと言えます。あえて値段を見ずに試聴などをしたのですが「10,000円前後なら納得感はあるな」という印象があったので、この価格なら良質な製品だと言えるんじゃないでしょうか。

初めてのTWSイヤホンや「何かガジェットが1つ欲しいな」といった物欲の解消に丁度よい製品だと思いますね。

6.関連リンク

Tribit FlyBuds C1:Amazon

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