こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。この9月に21.5インチで税込み49,800円の液晶ペンタブレット(液タブ)「ミンタブ」を発売し、絵描きさん界隈をあっと驚かせたサンコーが、今度は13.3インチサイズで税込み39,800円の液タブ「ミンタブ モバイル」を発売しました!既存のミンタブと同様、ベースモデルは中国メーカー「BOSTO」の製品ですが、サンコーという日本の会社が日本国内の顧客に自社ブランドで自社の保証をつけて販売するので、もはや立派な日本製品ですね。
1.スペック
メーカーの用意するスペック表は非常に細かいことまで書いてありますので、私よりも絵描きさんのほうがよく理解できるのではないかと思います。ディスプレイサイズは13.3インチですから、一般的な、というか日本で最も人気のあるモバイルノートPCのディスプレイサイズと同じですね。IPS液晶で解像度もFHD(1,920 × 1,080)なので、しっかりコストがかかっていると思います。また、筆圧も2,048段階ですから、これだけ見ればよっぽどの上級者でないかぎり、スペック的には満足の行くものではないかと思います。
また、注意事項欄に太字で「傾き感知機能はございません」と記載があり、これは絵描きさんには少し残念かもしれませんが、気になるところをきちんと開示するメーカーの良心が感じられ、個人的には好感を持ちました。
あと、この製品は「バスパワー」です。つまり、パソコンに接続する場合、電源が不要ということです。製品名に「モバイル」とありますし、重量も500 gということなので、ちょっと重くはなりますがノートPCと一緒にこの製品を持って出かければ、どこでもイラストを描けますね。
ペンは充電式で、これは賛否両論あるかもしれません。それと、替芯も20本もついてきます。同梱物を見てもケーブル類は一通り揃っているみたいだし、本当に39,800円ですぐに使い始めることができそうです。
2.筐体
画像右側に大きく「BOSTO」って入ってます。また、左側にはショートカットボタンが8つあります。全体的にコンパクトに見えますが、横幅が360 mmありますので、13.3インチのモバイルノートよりはかなり大きく、「最新で狭ベゼルの15.6インチスタンダードノート」くらいのサイズ感となります。縦幅(短辺)が225 mmというのはモバイルノートよりも数ミリ大きいくらいですし、厚さ14 mmというのは薄型モバイルノート並みではありますけど。
背面です。画像左下にメニューボタンがあります。これはイラスト用ではなく、この製品の基本操作用ですね。
同梱物です。しっかりタブレットスタンドも付属します。このスタンドは角度調整が10段階で可能、ということなので、イラストを描く際には便利に使えるのではないでしょうか?
3.価格など
サンコー ミンタブ モバイルは「サンコーレアモノショップ」で販売中で、価格は税込み39,800円です。これは日本向け製品としては激安と言っていいレベルでしょう。
この製品はBOSTOの製品がベースになっているようですが、サンコー側でカスタマイズを施している可能性もありますし、何よりもサンコーが自社で1年間保証をつけているという点で、ベースモデルとは決定的に異なります。性能面でどのくらいのレベルの絵描きさんにフィットするのかは私にはわかりませんが、世の中には液タブに興味があってもワコム製だと高くて買えない、という人もたくさんいると思います。そりゃそうです。趣味でイラストやマンガを描く人がほとんどだと思うし、趣味にかけられるお金だって限度がありますからね。仮に私がイラストを描く趣味があったとしてもワコム製品なんてそうそう買えるもんじゃないと思います。
あとは、最初に購入する液タブとしてこの製品が適切なのかどうか、それは読者のみなさんがそれぞれ考えて決めることでしょう(本当のことを言うとアドバイスできるスキルがありません…)。でも、こういう製品が出てくるというのは、きっとすごくありがたいことなんじゃないか、と思いました。(私を含めて)非絵描きの読者のみなさん、この機会に挑戦してみますか?
4.関連リンク
13.3インチ液晶ペンタブレット「ミンタブ」モバイル:サンコーレアモノショップ
↓メーカーによる紹介動画
コメント
傾き検知なしでバスパワー稼 駆動なら、まだXPPENのシリーズ買った方がいいでしょ
確かにノートパソコンとペンタブを持ち歩けば描けるのは描けるのです。
実際やってみた事があるんですが(ペンタブは板タブでしたが)鞄に入れて持ち運ぶと両者の重さで手に食い込んで結構痛かったりします。
そういう訳で持ち運ぶのなら2in1がいいです。
結局、求めるとcintiqまでいっちゃうからね
ただ1万円の差ならやはり21インチのほうがインパクトあったね