サンワダイレクト USB Type-C HDMI変換アダプタ 500-KC044/500-KC045 －充電しながら映像出力ができる変換ケーブル。ゲーミングUMPCユーザーには便利

サンワダイレクトがUSB Type-C HDMI変換アダプタ（ケーブル）「500-KC044」「500-KC045」を発売しました。…ウインタブでは日頃「ケーブル類」を記事にすることはほとんどなく、この製品に関しても当初「ふーん」くらいにしか思わなかったんですが、実はかなり使える製品でして、特にゲーミングUMPCユーザーには非常にありがたいんじゃないかなあ、と思い記事にしています。

500-KC044

500-KC045

ご紹介する製品は2モデルあり「500-KC044」は最高で8K@30Hz、「500-KC045」は最高で4K@30Hzでの映像出力が可能です。冒頭にゲーミングUMPCを引き合いに出しましたが、最近のノートPC（特にモバイルノート）はHDMIポートがついておらず、代わりにThunderbolt 3/4やUSB4（映像出力対応）といった高規格なUSB Type-Cポートを備えているものが増えています。一方でPCモニター側ではUSB Type-C入力に対応しないものもあるので、この製品のようにUSB Type-C – HDMIという構造のケーブルが役に立つことも多いです。

で、この製品のいいところは…

USB PD（500-KC044は100W、500-KC045は60W）に対応するUSB Type-Cポートがついているので、PCやスマホを充電しながら映像出力ができる、という点です。また、充電用のUSB Type-Cポートは「HDMI側」にありますので、ゲーミングUMPCでゲームプレイをする際にも邪魔になりません。

この記事を書きながらROG Ally（初代）を思い出しました。ROG Allyは本体にUSB Type-Cポートが1つしかなく、充電しながら映像出力をするにはドッキングステーションが必要でした。また、最新のROG Ally XではUSB Type-Cポートが2つになりましたが、本体から映像用と充電用の2本のケーブルが伸びている状態だと使用感が損なわれるように思われます。その点、この500-KC044/500-KC045であれば本体側に接続するケーブルは1本のみで映像と充電の両方を賄うことができ、すごく便利なんじゃないかな、と思いました。

この点はゲーミングUMPCだけでなく、スマホで映像出力をする際にも言えることだと思います。

500-KC044

500-KC045

外観や基本的な仕様は500-KC044と500-KC045で共通です。ケーブル長も2 mありますね。ただ、HDMI端子が横幅2.4 cmと大きい点には注意が必要かと思います。

あと、これ。事前にお使いのPCやスマホのUSB Type-Cポートの仕様を確認しておきましょう。お使いのPCのUSB Type-CポートがThunderboltであれば問題なし、それ以外の場合は映像出力やUSB PDに対応していないとこの製品の真価は発揮できません。

それと、こういうケースはあまりないとは思いますが、「PCのHDMIポートとモニターのUSB Type-Cポートに接続」しても映像は出力できません。「PCやスマホのUSB Type-CポートとモニターのHDMIポートに接続して使う」必要があります。

サンワダイレクト USB Type-C HDMI変換アダプタ 500-KC044/500-KC045はサンワダイレクト、Amazon、楽天などで販売中で、10月8日現在のサンワダイレクトでの価格は500-KC044（最高8K）が3,800円、500-KC045（最高4K）が2,700円です。同様の機能を発揮できるドッキングステーションもありますが、2 mのケーブルがつき、PCやスマホの周囲がスッキリする（ゲーミングUMPCなどの使用感を損ねない）という点でこの製品は魅力的だと思います。

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