PC・スマホのアクセサリメーカー「MOFT」の「Snapノートパソコン用スマホホルダー」および「超薄型ノートパソコンスタンド」の実機レビューです。ウインタブではこれまでにも何度かMOFTの周辺機器を実機レビューしていて、手ごろな価格でPCやスマホの使用感を改善してくれる便利なものばかりだと感じています。
今回レビューする2製品はいずれも超薄型でPCに取り付けても邪魔にならず、それでいて「使い勝手」が一気によくなるスグレモノです。なお、レビュー品はMOFTよりサンプル提供していただきました。この場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。
1.スマホホルダーの概要
Snapスマホホルダーは複数のパーツで構成されています。画像右上にある長方形のものが「スマホホルダー(本体)」で、その横にある丸いものが「マグシール」、そして左下にあるのが「ミニパッド」です。スマホホルダーとミニパッドの表面素材は「ヴィーガンレザー」で、ちょっと高級感があります。
スマホホルダーは裏面の一部に粘着シートが貼られていて、このように折ることができます。なお、この粘着シートは約50回の貼り直しが可能で、剥がした後に接着剤の跡などでPCを汚すこともありません(確認済み)。
ノートPCの天板に貼り付けてみました。使用しているPCはPanasonic Let’s Note RZ6で、10.1インチとかなり小型なので、スマホホルダーがちょっと大きく見えますね。また、このPCは下の子のものですが、「天板についている顔のシールは隠さないで!」などという要求がありまして、この位置にしか取り付けができませんでしたw 実際のところ、もう少し大型のノートPCで「シールなどが貼られていない」場合は、様々な場所に取り付けることができます。
で、次にスマホに「マグシール」を貼り付けます。MagSafe対応のiPhoneであればマグシールは不要ですが、今回はMagSafe非対応のiPhone XRを使っているのでマグシールが必要になります。
…ただ、この画像を見ていただければわかると思いますが、少々困ったことがあります。おそらくほとんどの人はスマホにケースを装着していると思います。しかし、ケースの上からマグシールを貼ってしまうとご覧の通り、ケースの「柄」が隠れてしまいます。
ケースを外して本体にマグシールを取り付けると問題は解消するのですが、そうなるとスマホホルダーを使うたびにケースから外さなくてはなりません。それも面倒ですよね?また、本体にマグシールを貼り、その上にケースを取り付ける場合、少なくとも今回のレビュー環境では磁力が不十分でスマホをSnapスマホホルダーにうまく取り付けることができませんでした。
私のスマホのケースは「黒無地」ですし、マグシールを貼り付けた状態であっても、自分としては全く気になりません。しかし、デザイン性の高いケースを使っている人にとって、この点は少し困りものでしょう。この画像のスマホ(ケース)はうちの下の子のiPhoneなのですが、彼女にしてもやはり「デザインがかわいいからこのケースを買ったのに、常時マグシールが貼り付けられた状態は困る」とのことでした。この件、人によって感じ方は異なると思いますが、購入される場合に留意しておくべきポイントだと思います。
実際にスマホを取り付けてみるとこんな感じになります。なかなか使いやすそうに見えませんか?なお、磁力ですが、画像に写っているiPhone XRとケースの総重量は258 gで、この重さだと激しく動かすと脱落します。製品ページにあるような、非常に乱暴にPCを振り回すような使い方には向きません。もっと小型のスマホ(ケースも)であれば、製品ページにあるような振り回し方でも大丈夫かもしれません。
また、付属の「ミニパッド」はスマホホルダーにマグネットで取り付けられますので、このようにメモをはさんだりできます。なにげに手書きノートを清書するような場合に便利そうですよね。
なお、Snap ノートパソコン用スマホホルダーには「クールグレー」「ワンダーラストブルー」「スペースグレー」の3色があります。レビュー品はクールグレーでしたが、お好みに合わせ、またお使いのPCの筐体色に合わせたものを選べます。
2.超薄型ノートパソコンスタンドの概要
続いて、ノートPCの底面に貼り付けるノートパソコンスタンドです。この画像は表側(貼り付けた後に見えるほう)ですが、素材は「特殊なポレウリタンとファイバーグラス」で、手触りも安っぽくはありません。
こちらが裏側(ノートPCとの接着面)です。この画像は保護シールがついた状態で、保護シールを剥がすと粘着シートが現れます。また、適度に穴が開いており、PCの冷却の邪魔をしません(機種によりますが、おそらく問題ないケースがほとんどかと思います)。なお、スマホホルダーと同様に、このスタンドの粘着シートも貼り直しが可能で、剥がした後に接着剤の跡などでPCを汚すこともありませんでした。
また、今回のレビュー対象ではありませんが、粘着シートを使わない「非粘着タイプ」もありますので、冷却面が心配な人は非粘着タイプにするといいでしょう。
今回使用したPCは上に書いた通りPanasonic Let’s Note RZ6です。この製品の推奨サイズは「11.6インチから15.6インチ(非粘着タイプは11.6インチから17.3インチ)」なので、10.1インチのRZ6は推奨サイズから外れています。しかし、レビュー着手前に採寸し、「いける」と判断しました。
貼り付け後はこんな感じになります。角度を2段階に調整でき、低いほう(画像左)は15度(高さ5cm)、高いほう(画像右)は25度(高さ8cm)になります。使用しないときも厚さがわずかに3 mmなので、PCの使用感に影響しません。
超薄型ノートパソコンスタンドは「シルバー」「スペースグレー」「ゴールド」「ジーングレー」の4色があります。レビュー品は「シルバー」でした。
3.使用感
2製品とも、うちの下の子と私で1週間ほど試用しています。
スマホホルダー
「PC作業(レポート作成やZoomミーティングなど)」をしながらLINEのメッセージなどの内容を把握できるのが非常に便利で、多少不真面目な話をすると「『ながら』で動画視聴も」できます。デスクトップPC用のモニターなど、画面サイズが大きいモニターであればウインドウを分割して複数のタスクが使えますが、彼女が使っている10.1インチのノートPCだとそれもままなりません(可能ではありますが…)。その意味では「小さなサブモニター」としてスマホを使えるわけで、モバイルノートユーザーには便利な製品と言えるでしょう。
一方で「デザイン性の高いケースを使っている場合、マグシールがケースのデザインを損なう場合がある」というのは、特に若い人にとっては結構気になる点かもしれません。彼女はスマホホルダーを使うたびにマグシールを貼り付けて使っていました。いずれバンパータイプのケースに変えるんじゃないかと思います。
超薄型ノートPCスタンド
こちらは絶賛でした。まず、ノートPCの高さを調整できるため、「Webミーティングの場所を選ばない」というメリットがあります。具体的には上部ベゼルについているWebカメラの高さを変えられる、ということです。Webミーティングをする場所によって、PCを置くテーブルやデスクの高さはまちまちです。ヒンジの開口角度を調整して位置合わせもできますが、そうなると今度は画面が見にくくなったり、自分の顔のアングルがおかしくなったりします。しかし、このスタンドの2段階の角度調整機能により、おおむね自然な配置で自分の顔を映せ、画面も見やすい状態を維持できます。
また、タイピングの際にも重宝します。彼女は高いほう(25度)にしてテキスト入力をするのがお気に入りのようです。このあたりは人それぞれだと思いますが、適宜角度を変えることによって、長時間のPC作業で気分転換にもなると思います。
収納時(たたんだ状態)についても不自由はありませんね。スマホホルダー、ノートPCスタンドとも非常に薄く、軽いため、装着していることを意識せずに持ち運べます。
4.レビューまとめ
MOFT Snap ノートパソコン用スマホホルダーおよび超薄型ノートパソコンスタンドはMOFT公式ストアで販売中で、2月8日現在の価格はスマホホルダーが税込み3,480円、ノートパソコンスタンドが税込み2,980円、セットで購入すると460円OFFの税込み6,460円です。また、MOFTのメルマガに登録すると「初回10%OFF」クーポンがもらえるようです。
どちらも薄くて軽いので邪魔にならず、その割に使用感は非常に良かったと思います。ノートパソコンスタンドのほうは下の子が毎日のように使っていて、「もう手放せない」くらいに気に入っています。一方でスマホホルダーのほうは、いろんな意味で特に若い人にはとても重宝する製品と言えます。ただし、使い方によっては下の子の成績が下がってしまうかもしれませんw 記事中でも指摘しましたが、どうしても「スマホはケースに入れて使うもの」という人が多いと思いますので、その場合、マグシールが見えても構わないのか、それとも「可愛いケースの模様を隠したくない」のか、ということで悩んでしまうかもしれません。
ただ、どちらも周辺機器として「機能の割に購入しやすい」ものだと思いますので、興味を持たれた人はぜひお試しください。
5.関連リンク
MOFT Snapノートパソコン用スマホホルダー:MOFT公式ストア
MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド:MOFT公式ストア