
私事で恐縮ですが、私の両親は北海道在住で年齢が90歳を越えています。母は足腰が弱っており、高齢のため認知機能が少し低下していますが、私にとっては「優しい母さん」のままです。父に至っては認知機能は「一ミリも低下していない」です。そんな父ですが、すっかり耳が遠くなりました。年齢が年齢なので仕方ないとは思うのですが、父と電話する際、私はいつも「大きな声で怒鳴るようにして」話します。多少込み入った話題のあとは喉が痛くなったり、疲れてぐったりしてしまいます。
ウインタブ読者には比較的年齢の高い人も少なくないと思われ、周囲に聴覚機能に不安のある人がおられるかもしれません。
今回ご紹介する「MIRAI SPEAKER Ear」は、聴覚機能に不安のある人にとって朗報となる可能性があります。

これがMIRAI SPEAKER Earの外観です。ケースにバッテリー残量インジケーターと思われるものがありますが、見た目は「イヤーカフタイプのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン」ですよね。実際、音楽を聴くワイヤレスイヤホンとしても機能しますが、最大の特徴は「高性能な集音器」としての側面を持っていることです。しかも、ただ音を大きくするだけでなく、使いやすさへの配慮が行き届いています。
最初に専用アプリで「聞こえチェック」や「個別調整 (好みに合わせた周波数調整)」などを設定します。この作業は5分で完了するとのこと。

充電ケースの側面に物理ボタンがついていて、音量調整やシーン切替 (詳しい説明はありませんでしたが、おそらくリビングルームや会議室、雑踏、電車内などをシーンと呼んでいるものと思われます)が可能です。

また、充電ケースには集音マイクが搭載されており、例えば喫茶店などで相手の近くにケースを置けば、集音機能が高まります。

MIRAI SPEAKER Ear Liteというモデルも同時にクラウドファンディングされます。こちらは聞こえチェック・個別調整機能がなく (つまり、アプリ不要ということです)、ケース集音機能が省かれ、そのぶん価格が安くなっています。
またまた私の両親の話になりますが、二人ともスマホが使えません。「シングルタップが長押しになっちゃう」んですよね。 父に関しては、練習すればできそうな気もしますが、昭和一桁生まれで昔気質。今さら操作を覚えるモチベーションもありません。そのため、アプリ不要で直感的に使える「Lite」のほうがフィットするかもしれないです。
MIRAI SPEAKER Earは3月にGREENFUNDINGでクラウドファンディングが開始される予定で、2月25日時点では製品説明が十分ではありません。なので、実際にはクラウドファンディングが開始され、より詳しい説明を見てから購入することになると思います。
個人的にも「これは父に買ってやりたい」と考えています。私が「毎回怒鳴らなくていい」という以上に、父のクオリティ・オブ・ライフが向上すると思いますし。
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2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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