ロジクールがテンキーレスタイプのキーボード「MX KEYS MINI」を発売します。製品名に「MX」とありますが、これはCherry MXスイッチのことではなく、ロジクールのフラッグシップクラスの製品であることを意味します。と、いうことで、この「MX KEYS MINI」はロジクールのフラッグシップキーボードです。
スペック表です。フラッグシップキーボードですが、メカニカルとか静電容量無接点式といった、凝ったキースイッチではありません。「パンタグラフ式」というのはノートPCや外付けのキーボードではよく見られる形式です。キーピッチは約19 mmと標準的で、キーストロークは約1.8 mmということなので、ノートPCのキーボードに近い感触でタイピングができそうです。
テンキーレスの充電式、Bluetooth接続とUSB無線接続が可能です。ただし、USB無線接続に関してはこの製品単体ではできず、
別売りの「Logi Bolt ワイヤレス接続用USBレシーバー」を用意する必要があります。なお、Bluetooth使用時は最大3台までのデバイスと接続可能です。
本体・キー配列です。WindowsだけでなくMac OSなど他のOSにも対応するので、最下段のキーの表記がWindows PC用とは異なりますが、配列は素直なほうだと思います。ただ、サイズが70%(とロジクールでは言っています)ということで、右下の方向キーがちょっと窮屈そうですね。
横から見たところ。薄型でちょっと個性的です。たぶん表面は金属か、少なくとも内部に金属が使われていると思います。この製品はフラッグシップクラスなので、打鍵感にはかなり優れているはずですから。
キートップも個性的です。中央部が大きく凹んでいて、Lenovo ThinkPadシリーズと(形状は異なりますが)同様、「指のかかり」が良さそうです。
また、このキーボードは「手を近づけると、周囲の明るさに合わせてバックライトが点灯」する、スマートイルミネーション機能も搭載していますし、ペアリングしているデバイス間の切り替えがワンタッチで可能な「Easy-Switch」もついています。
ウインタブでは紹介記事を掲載していませんが、既存モデルに「MX KEYS」というテンキー付きのキーボードがあり、今回ご紹介しているMX KEYS MINIはそのテンキーレス版です。
テンキーをなくすことによりサイズがコンパクトになり、重量もおよそ500 gに抑えられていますので、モバイルキーボードとしても活用ができそうです。
筐体色は上に大きく掲載した「グラファイト(濃いグレー)」のほか「ローズ」と「ペイルグレー」の3色があります。
MX KEYS MINIは11月11日の発売予定で、メーカー開示の参考価格は税込み13,860円ですが、Amazonで予約販売がスタートしていて、10月14日現在の価格は税込み12,600円になっていました。
私は自分がキーボード厨だと思っているのですが、キースイッチの形式にこだわりすぎなところがありまして、メカニカルとか静電容量無接点方式(東プレのREALFORCEですね)などに目が向きがちです。でも、キースイッチさえ良ければいい、というもんじゃないですよね。「薄型軽量サイズ」「(試していないのでよくわかりませんが)打鍵感の良さ」「複数デバイスの切り替え利便性」など、トータルでの使い勝手の良さを追求し、「あのロジクールが自らフラッグシップと呼んでいる」製品ですから、ぜひ実機を手にとってみたいものだ、と思いました。
関連リンク
コンパクトなフラッグシップキーボード「MX KEYS MINI」発売:ロジクール ニュースリリース
ロジクール MX KEYS mini:Amazon
ロジクール MX KEYS(テンキー付き):Amazon