こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。フリーウェイ株式会社(レトロキーボード「QWERKYWRITERの日本での販売元です)」が、またしてもおもしろキーボードをクラウドファンディング「GREENFUNDING」に出品しています。QWERKYWRITERは昔のタイプライターのデザインを再現したメカニカルキーボードで、そのレトロな外観と本格的な機能に惹かれはしたものの、なにぶん高価な製品で、そう簡単に購入できるようなものではありませんでしたが、今回クラウドファンディングで出資を募集している「Lofree」のほうも、「タイプライターにインスパイアされたメカニカルキーボード」というコンセプトながら、QWERKYWRITERよりもずっとカジュアルで低価格なものになっています。
なお、Lofreeは中国の深センにある新興企業「Lofree社」が製造、フリーウェイは日本における正規代理店という位置づけになると思われます(プレスリリースには詳細な説明がありませんでした)。
これがスペック表です。英語配列のみで、78キーですからテンキーはありません。そして、BluetoothとUSBによる有線接続の両方をカバーしているのがありがたいですね。OSもWindowsだけでなく、AndroidとMac、iOSに対応します。いや、「Windowsだけでなく」じゃなくて「Macだけじゃなく」って書くべきなんでしょうね(理由は後ほど…)。また、Bluetoothはマルチペアリング(最大3台)に対応しており、スイッチひとつで複数のデバイスに接続(切り替え)することが可能です。
サイズの方は比較的コンパクトですが、重量がなんと810g!メカニカルキーボードという構造と、4,000mAhという大きなバッテリーを内蔵しているのが原因と思われます。モバイル用としてはちょっと厳しいかもしれません。
これがキー配列です。ご覧のようにキートップが丸くなっていて、タイプライターっぽいと言えなくもありません。しかし、「レトロ」という感じはありません。筐体色がブラックなので、むしろ「ファッショナブル」と言えそうです。
また、この製品は「Macキーボード(US配列キーボード)」に準拠していますので、Windowsボタンはありません(たぶん他のキーで代用するのだと思います)。なので、「Macだけじゃなく」のほうが正しい表現なんですよね…。
筐体色は「ブラック(Sandstone Black)」のほか、「ターコイズ(Turquoise Blue)」「ホワイト(Pure White)」の全3色展開です。個人的にはターコイズがちょっとレトロっぽさを感じるかなあ。
側面はこんな感じ。OSの切り替えとか電源のオン/オフはハードウェアボタンになってます。それと、ゴム足がついていますが、どうやら一般的なキーボードとは異なり、角度調整はできないようです(傾斜は6度です)。
メカニカルキーボードなので、個々のキーにスイッチがあります。「GATERON製青軸」が使われており、「タイプライターっぽい機械音を再現」している、ということです(ものは言い様…)。ただ、打鍵音の大きさを気にしないのであれば、青軸は押下圧が軽く、非常に気持ちいいんですよね。
紹介ビデオに打鍵の様子がありますので、確認してみて下さい。
いやあ、こういうのを見てしまうとつい欲しくなっちゃいますよねえ。
Lofreeはクラウドファンディング「GREENFUNDING」で出資を募集中で、「2017/09/30 23:59」までが募集期間となっています。この記事を書いている8月3日現在だとSUPER EARLY BIRDという、最も低価格で入手できるプランが残っており、その価格は13,800円です。これが定員に達すると次はEARLY BIRDの14,800円、そしてSTANDARDの15,800円と、順次価格が上がっていきます。なお、通常の販売価格は税抜きで16,800円(税込み18,144円)となります。
単にメカニカルキーボードが欲しい、ということであればもっと低価格なものがありますので、この製品にあえて出資したり、購入したりする必要はないのかもしれません。この製品の魅力はなんといってもデザイン、そしてコンパクトなサイズ、そしてBluetoothでマルチペアリングが可能なメカニカル、というところにあります。また、紹介動画によれば「ほとんどすべてのメカニカルキーボードはMacに対応していません」ということです(おそらくキー配列のことを言っているのだと思います)から、もしそうなのであればMacユーザーが大歓迎したくなる製品なのかもしれませんね。
なお、いつも書いていることですが、クラウドファンディングへの出資は通常の購入よりはリスクが高くなることにご注意下さい。この製品の場合、日本企業が窓口で、日本のクラウドファンディングを利用していることから、個人的には「安心してもいいのでは」と思っていますが、完全にノーリスクというわけではありません(そんなことばかり言ってたら買い物なんてできませんけどね)。
関連リンク
タイプライターにインスパイアされた多機能ワイヤレスキーボードLofree:GREENFUNDING
コメント
ドスパラ秋葉原本店の向かいの店に展示してあったので触ってきました。
打鍵感にちょっと癖があるように個人的には思えました。
ちょっと表現しづらいのですが、「真上からきちんと押し込まないとスムーズに打った気がしない」という感じで。
そういう感覚こそがタイプライターってことかもしれないですね。
デザインはふつうに格好良くて作りもしっかりしてました。
m.o.s.otaさん、こんにちは、コメントありがとうございます。遅レスすみません。要するに「慣れろ、買え!」と言われてしまったんですかね?ただ衝動的に買うには少しばかり高いですよね!