個人的には数年前まで「PCのWebカメラなんてあってもなくてもいい」と思っていましたが、2年ほど前から急激に事情が変わり、今ではWebカメラは必須の装備(あるいは周辺機器)になりました。今回ご紹介するKenko WEBカメラ KZ-DC4Kは光学製品メーカーのケンコー・トキナー製で、Webカメラ本来の用途だけでなく、様々な使い方ができる画期的な製品です。
まずはスペック表から。
サイズ:222 × 66 × 14 mm / 365 g
電源:DC5V/ 0.5A
入出力ポート:USB2.0
イメージセンサー:1/3.06型 CMOS
総画素数:1322万画素
有効画素数:1313万画素
レンズ:f=3.37mm F/2.2
焦点距離:23.2mm(35mmフィルム換算)
画角:水平69° 垂直54.4° 対角81.3°
撮影距離:約0.1m~∞
ファイル形式:静止画JPEG 動画MP4(Windows) MOV(Mac)
静止画サイズ:最大3840×2880(Windows「カメラ」ソフトの場合)
動画サイズ:最大3840×2160 30fps(Windows「カメラ」ソフトの場合)
ホワイトバランス:自動
手ぶれ軽減機能:なし
マイク:あり
最大撮影エリア: Windows「カメラ」ソフト3840×2880にてA3用紙相当、Mac「Quick Time Player」ソフト1280×720にて約420×228mm
簡単に言うと「バスパワー(PCなどのデバイスから給電し、この製品専用の電源は不要)」で「画素数13MPで4K/30fps動画撮影にも対応」するWebカメラです。
折りたたむとこのように薄型でコンパクトですが、
展開するとかなり背を高くすることができます。また、上下左右方向に角度の微調整もできます。
背面にはボタンが2つ、レンズ側にはフラッシュライトとマイクも装備しています。それと、この製品の特性上重要な「画面の反転」もワンタッチで可能です。
まずは普通にWebカメラとして。これはイメージがつかみやすいですね。
外付けのWebカメラなので、少し離して置けば、少人数で同時にミーティングに参加できます。
そしてこれ、「俯瞰撮影」が可能です。Webミーティング中にWebカメラの向きを変えると手元の資料を映すこともできます。また、上でご説明したとおり、画面の反転もワンタッチで可能なので、手元の資料も上下逆さまになりません。
さらに、画質が高いので、このようにYouTube動画などの制作にも使えます。
Kenko WEBカメラ KZ-DC4KはMakuakeでクラウドファンディング中で、2月18日現在、最も安価なプランは税込み16,830円です。ノートPCのWebカメラで十分、という人は多いと思いますが、この製品のように単に自分の顔を映すだけでなく、1つのWebカメラで手元資料も映したいとか、大きなモニターで画面を確認しながら動画撮影をしたいという人もいると思います。
また、「ケンコー・トキナー製」というのも安心ですよね。餅は餅屋、と言いますか、光学製品に強いノウハウのあるメーカー製なので、品質にも不安はありません。私もひとつ欲しいです。