こんにちは、日々AliExpressでちょっと変わったガジェットを漁っているnatsukiです。ことマウスとキーボードはつい色々と購入してしまい、その中でも特に面白いもの、実用性の高いものは記事にして紹介していますが、今回購入したマウス「JOMAA XM7」は、私が購入してきた歴代の変態マウスの中でも「大当たり」です。エルゴノミクス形状のマウスで、上部に搭載されたダイヤルにより、なんと10種類もの独自機能を使えるのが特徴。さらにホイールは高速スクロールに対応し、その上、RGBライトで鮮やかに光ります。実用性とともに、これだけ楽しめるマウスはなかなかありません!キワモノマウスソムリエ(なんじゃそりゃ)として大満足の逸品です。普通のマウスに飽きた人に、是非!!!
・エルゴノミクス形状
・DPI(感度)を5段階で切り替え可能
・3台マルチペアリング
・充電式
― ここからが本番 ―
・ダイヤル切り替えによる10種類もの独自機能
・高速スクロール対応ホイール搭載
・光る!
目次
1. 実機
まずは、実機を見ていきます。JOMAAブランドは、おそらくOEMと思われる製品が多いのですが、それでも、ちゃんと箱や製品本体などにはブランドが印字され、専用のものが用意されています。
同梱品一覧です。シンプルに、本体、マニュアル、充電用ケーブル。
本体形状は、ご覧のエルゴノミクス形状。素材はマットなプラスチック素材で、シリコン系ではありません。やはり上部のダイヤルが特徴的ですね。
また、ダイヤル横の上部のスペースは液晶画面で、ダイヤルを使った機能の他、接続形式、電池残量、DPI感度といった情報が表示されます。……そう、これ、単なるインジケーターランプではなく、ちゃんと機能によって表示が変わる液晶画面なんです。うーん、これだけでテンション上がる!
同様に上部にダイヤルのあるエルゴノミクスマウスというと、以前にレビュー記事を書いている、同じJOMAAブランドの「JOMAA JOM001」というのがありまして、家でのメインマウスとして使ってきました。画像左側が今回レビューしている「JOMAA XM7」、右側が「JOMAA JOM001」です。そして、おそらく「JOMAA JOM001」と同一筐体で、いくつか新機能が追加された「サンワサプライ エルゴノミクスマウス Gruu 400-MAWBT196」というのものもあり、
JOMAA JOM001 → Gruu 400-MAWBT196 → JOMAA XM7
と、似た製品特性を持つ系統になっているようです。
裏面です。保護フィルムは、やたら剥がせという主張が強いですね(笑)。電源スイッチは、OFF/ON(ライトOFF)/ON(ライトON)の3段階。右側の小さいボタンは、接続切り替え(2.4GHzUSB無線ドングル/Bluetooth×2)と、長押しでペアリングです。
2.4GHz USB無線ドングルは、ご覧のように収納されます。
2. マウスとしての基本機能
まず、一般的なマウスとしての機能を確認しておきます。
エルゴノミクス形状
エルゴノミクス形状の角度はかなり急な方で、エルゴノミクスマウスをあまり使っていない人は慣れが必要かもしれません。私はもともとエルゴノミクスマウスを使い慣れているので、すぐに馴染みました。ライト部分があるので、一般的なエルゴノミクスマウスよりも親指の位置が高くなり、その分、手の角度も垂直に近くなります。サイズ感は、成人男性としては一般的と思われる私の手のサイズで、ちょうどよいくらいです。
ボタンはサイレント
クリックボタン、マウスホイールボタン、親指側側面の進む/戻るボタン、いずれもサイレントで、クリック感も十分あります。
「進む/戻る」ボタン
親指側には、「進む/戻る」ボタンを備えます。この製品は管理用ソフトなどはないので、ボタンのカスタマイズはできません。
5段階のDPI切り替え
DPI感度は、800/1200/1600/2400/4800の5段階の切り替えが可能です。なお、DPI切り替えボタン(説明書などでもDPIだがなぜか印字はCPI、マウス感度本来のニュアンスとしては「CPI(Counts Per Inch)」の方が直感的だけど、「DPI(Dots Per Inch)」の表現の方が広く普及しているということらしい)は、長押しでライトの光り方の切り替えとしても機能します。
2.4GHz/Bluetooth×2マルチペアリング
先ほど見た裏面のボタンで、2.4GHz USB無線ドングルと、Bluetooth×2台の、合計3台のマルチペアリングに対応しています。
以上、最近のマウスとして押さえておいて欲しい機能は一通り備えています。
3. あふれる独自機能
さてさて、注目の独自機能を見ていきましょう。
ダイヤル切り替えによる、10種類ものオプション機能
ということで、ダイヤルでの切り替えによって、10種類もの独自機能を使用できます。詰め込み過ぎ(笑)
ダイヤル中央のボタンを押してからダイヤルを回すことで、機能の切り替えが可能です。機能一覧は次の通り。なお、機能名は、液晶画面に表示されるものです。
・Zoom in/out:そのまま、ダイヤルによる拡大/縮小が可能です。
・Left/Right:いわゆるサイドホイールと同じです。表計算や画像処理で活躍。
・For/Backward:進む/戻る。親指ボタンと機能が被るとか言わない。
・Alt+Tab:ウィンドウ切り替えです。利用価値大。
・Desktop:ダイヤルを回すと、すべてのウィンドウを最小化してデスクトップ画面に。
・Language:英語/中国語切り替えのみ対応のようで、日本語環境では動作しませんでした。残念。
・Volume:そのまんまです。意外に利用価値大。
・Page up/down:上下スクロールです。マウスホイールと機能が被るとか言わない。
・Brightness:明るさ調整です。
・Screenshot:スクリーンショット……のはずなんですが、ダイヤルでも他のボタンでも撮影できない。よく分かりません。
うまく動作しない機能があったり、ボタンやホイールと機能が被っているものもありますが、細かいことは気にしない! ものによっては、特定の状況で非常に有用です。実際使ってみて、私がよく使っている機能は、言わずもがな表計算や画像編集などで役立つLeft/Right、使用アプリやウィンドウを切り替え可能なAlt+Tab、ながら動画視聴時に実は大活躍するVolume、あたりですね。特に、マウスで音量調節可能というのは、目から鱗の便利さです!
ボタン切り替え式の高速スクロール
このマウスは、高速スクロールにも対応しています。ただし、残念ながら、ロジクール製品のようなシームレスなタイプではなく、ボタンによる切り替えです。丸い矢印ボタンで、ホイールの摩擦有り無しが切り替わります。また、このギミックのためか、通常の摩擦が有りの場合は操作感がカタカタと安っぽくなります。とはいえ、実用には十分で、高速スクロールが便利なのは間違いありません。高速スクロールは、慣れると手放せなくなるんですよね。
光る!
ええ、光りますとも。まあ、今どき、マウスも光らないと! ライトのONは、先ほど見たように、底面の電源ボタンで切り替えます。また、CPIボタンを長押しすることで、光り方を色々と変えられます。
4. 販路とまとめ
このJOMAA XM7は、AliExpressで購入可能です。私は「JOMAA Global Store」というところで購入しました。他にも出品者がいるようですが、例によって、AliExpressの出品者の信頼性は各自でご判断ください。おおむね4,000円台で購入できますが、うまくセールで割引を利用すれば、3,000円台も狙えるでしょう。この辺のマウスは、「JOMAA JOM001」みたいに、うまくするとサンワサプライがOEM販売するんですが、ここまでブッ飛んでるとさすがにどうですかねぇ(笑)
ともあれ、機能モリモリ、ここまで楽しいマウスは私のマウス遍歴の中でもそうはありません。ちょっと変わったマウスが欲しいという人や(ちょっと……?)、キワモノガジェット好きには、間違いなくたまらない製品です。
5. 関連リンク
(この出品者である「JOMAA Global Store」は、私が実際に購入した出品者です。他にも出品者はいますが、それらの信頼性は、各自でご判断ください。)

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