どうも、ふんぼです。PC中~上級者となると、誰しも一つは「憧れの高級キーボード」なるものがあると思います。例えば、東プレのRealForceとかFILCOのMajestouchとか・・・。その中の一つに、今回紹介する主にプログラマーなどの層に人気のあるPFUのHappy Hacking Keyboard(以下 HHKB)という製品があります。今回、その玄人向けキーボードのBluetoothバージョンを紹介したいと思います。
1.Happy Hacking Keyboardとは?
Happy Hacking Keyboardは富士通傘下のPFUが販売するキーボードのブランド名で、その名前からもわかるように、ハッカーやプログラマーなどいわゆる「プロ」向けのキーボードです。
ラインナップは、静電容量無接点方式採用の「Professional」、ProfessionalのBluetooth版の「Professional BT」、廉価版でメンプレンスイッチの「Lite 2」などがあります。
もともと、東京大学の名誉教授の和田英一氏が考案したキーボードで、1996年に初代モデルが誕生して以来根強い人気を誇っています。詳しくはPFUのホームページに特設ページが用意されているのでそちらを御覧ください。
ちなみに、私は廉価版の「Lite 2」を只今愛用中です。
2.スペック
そう、このキーボードBluetooth接続では珍しい、静電容量無接点方式採用のキーボードです。この方式は、物理的なスイッチを採用するメンプレンやメカニカル方式とは異なり、キー押下時の静電容量値の変化を検出してキー入力を行えるのが特徴です。同方式を採用したキーボードに東プレのRealforceがあります。
「静電容量値の変化?なにそれ?」と思った方が大半だと思いますが(実際私もよくわかりません。)、要は物理的なスイッチがないためキーを奥まで押し込まないで入力できるので指が疲れにくく、なおかつ、スイッチが摩耗しないためキーボードの耐久性が高くなるということです。なんというか、至れりつくせりといった感じですね。
また、電源が充電式ではなく乾電池式というのもポイントです。充電式か乾電池式かは賛否両論ありますが、Bluetoothの製品って使おうと思ったときに充電切れで使えないといったことがあって、しかもそれが外出先だったりすると結構困るんですよね。その点、乾電池式ならコンビニとかで電池を買えるのでもしもの時も安心ですね。電池以外でもUSBから給電(充電ではありません)ができるので据え置きで使うときには便利そうです。
3.外観
まず、外観で一番最初に気づくのは「キーの数が少ない」ということでしょう。そう、このキーボードファンクションキーすらついていないんです。その、極限までキー数を削った設計によりフルサイズのキーピッチでありながら据え置き用キーボードとは思えない小型化を実現しています。据え置きキーボードという位置づけではありますが、携帯している人も多いです。
また、日本語配列モデルの特徴としてかな刻印が一切ないことが挙げられます。かな入力erの人にはちょっと厳しいかもしれません。
ちなみに、英語配列モデルはさらにキー数が少なくなっており、カーソルキーすらありません。まさに、Simple is the best.ですね。
また、HHKBはUNIX配列を採用しており、CtrキーがAキーの隣に配置されています。(ちなみに、写真は私の所有しているHHKB Lite 2のもので、他のキーの配列は若干異なります。)
横から見るとキーがなだらかなカーブを描いているのがわかります。この形状によりあまり手を動かさずとも殆どのキーにアクセスできるため手が疲れにくくなっています。
特にプログラムなんか書いていると端っこのキー(= < > {} ;等)を多用するので普通のキーボードだとどうしても手の移動量が増えてしまうので、HHKBじゃないと駄目というプログラマーの人も多いです。
そして、HHKB名物キー無刻印モデルもラインナップされています。ちなみにドヤ顔できる以外特にメリットはありません。「オレはブラインドタッチ完璧だぜ!」という人は購入してみてはいかがでしょうか?ちなみに、無刻印モデルは英語配列のみです。
カラーは、「白」と「墨」の2つがラインナップされています。今まで、Bluetoothバージョンには「墨」モデルしかラインナップされていなかったのですが、つい先日「白」モデルが追加されました。黒っぽいキーボードはゴツいと感じる人には「白」モデルはうってつけでしょう。ちなみに、「墨」モデルのキーの刻印はすごく見づらいので購入の際は注意して下さい。
4.価格
実売価格は税込み29,700円で、PFUダイレクトショップで販売中です。Bluetoothキーボードの中ではダントツ高額な部類に入りますね。Bluetoothキーボードとして見れば、薄くもないしそんなに軽くもなく、もちろんタブレットを立てかけるスタンドのようなものもなく、はやりのマルチペアリング機能もついていません。
しかし、静電容量無接点方式を採用したBluetoothキーボードなんてまずないですし、その他にも優れた耐久性、省スペース設計や手の負担を軽くする工夫などの”使いやすさ”が価格にも現れているのではないでしょうか?
また、HHKB考案者の和田英一氏の言葉に「いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインターフェースであることを忘れてはならない。」とありますが、やはり良いキーボードというものは末永く使っていけるものです。
本製品は、「多少お金がかかっても長く使えるプレミアムなBluetoothキーボードがほしい」という人にはうってつけの製品なのではないでしょうか?
5.関連リンク
Happy Hacking Keyboard:PFUダイレクト
コメント
Plum Nano75EC RGB
USB/BT両対応、RGBバックライト、マクロ、75キー、中華スイッチ(汗)
AliExpressでも入手可、公式は無し
https://world.taobao.com/item/537675213249.htm?fromSite=main&spm=a230r.1.14.1.ebb2eb2VbSKQb&ns=1&abbucket=12#detail
こんにちは、コメントありがとうございます。すごい情報収集能力ですね!なんかよさげで、配色がそそられます実際どうなんでしょうね?
欲しいですねぇ
ハッピーハッキングキーボードの配列はAの横にcontrolがあるのも良いのですが、さらにEscキーが数字キーと同じ段にあるのも最高です。よくある大型のキーボードってエスケープキーが遠いんですよね。おまけに間に半角全角みたいなキーがあって紛らわしかったり……
Re:Puさん、こんにちは、コメントありがとうございます。プログラミング関係のお仕事ですか?
仕事……ではないのですが、vimとかよく使うのです!
Re:Puさん、こんにちは、コメントありがとうございます。遅レスすいません。仕事でなくともプログラム書いたりされてるんですね。なんか頼もしいです。