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Hacoa Full Ki-Board Wireless - 越前漆器の技術を使い、本物の木で創った「木ーボード(誤変換じゃないです)」

Hacoa Full Ki-Board Wireless
福井県鯖江市に本社のある株式会社Hacoa(ハコア)が、キートップまで木製のメカニカルキーボード「Full Ki-Board Wireless」のクラウドファンディングを開始します。プレスリリースによるとハコアは「60年前に創業した越前漆器の伝統工芸士による工房をルーツとし、その木地作りで培ってきた木工技術を応用し、 2001年に立ち上げた木製雑貨ブランド」とのことですから、素材の品質や加工精度については全く心配いらないでしょう。

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また、ハコアが木製キーボードを製造・販売するのはこれが初めてではなく、1stモデルを2002年に、2ndモデルを2005年に、3rdモデルを2008年に発売しており、今回ご紹介する製品は4th(四代目)となります。

  Full Ki-Board Wireless
キースイッチ メカニカル(青軸)
押下圧/作動点 約45 g / 約1.2 mm
キーレイアウト 102キー/英語配列
キーピッチ/ストローク 約19mm / 約3.0 mm
接続方式 USB無線/Bluetooth 5.0
バッテリー 1,000 mAh(連続使用時間240時間)
サイズ 395 × 140 × 31.5 mm
重量 870 g
筐体素材 チェリー/ウォールナット

スペック表です。キースイッチに青軸を採用したメカニカルキーボードで、スイッチのブランドは開示されていません。押下圧や作動点(アクチュエーション・ポイント)の数値から見て、ロープロファイルタイプのものが使われていると思います。ただ、「木製でしょ?癒やしでしょ?なぜに騒々しい青軸を?」とは思いますね。試用していないのでよくわかりませんけど。

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Hacoa Full Ki-Board Wireless

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この製品は「英語配列のみ」です。この点はご注意下さい。また、テンキーの付いたフルキーボードに見えますが、アルファベットキーとテンキーの間に(通常のフルキーボードにはあるはずの)「島(いくつかのキーの並び)」がなく、Enterキーの右に一列おいてすぐテンキー、という配置になっています。ノートPCのキーボードっぽいですね。

ただ、その分サイズ(特に横幅)はテンキー付きのデスクトップ用キーボードとしては小さめです。

Hacoa Full Ki-Board Wireless
個々のキートップは「マジで木製」で、さらにバックライトもつきます。メーカーによると「お客様の『樹脂のキーボードを使うと指先が荒れるのでプラスチック製キーボードは使えない。天然木で出来たキーボードがあればいいのに。』という声をヒントに」木製キーボードの開発がスタートしたとのことです。

Hacoa Full Ki-Board Wireless
四代目となる今作の特徴は「無線接続」という点ですね。USBドングル(子機)を内蔵しており、さらにBluetooth接続にも対応します。なお、Bluetooth接続ではマルチペアリングには対応せず、本体バッテリーへの充電は有線(USB Type-C)ですが、有線キーボードとしては使えません。

Hacoa Full Ki-Board Wireless
これまで掲載してきた「ウオールナット」のほかに「チェリー」の筐体色(筐体素材)があります。それぞれの色(材質)については、下記の説明がありました。

ウオールナット:北米に生植する、くるみの木。心材の黒紫色と辺材の灰紫色が特徴的な木材で銘木と呼ばれ、カジュアルさもあり風合いも良く、高級家具にも使われる人気の木材となっています。色味の幅は黒味の多いものから赤紫の多いもの、薄茶色から白味の多いものと他の材と比較しても色の幅広さが群を抜いており、同じ色味が揃えることの出来ない特色を持った木材です。

チェリー:アメリカ東部に生植するさくらんぼの木。日本の桜の木に良く似た木目で、高級家具や楽器等に使われる銘木の代表的高級材です。伐採時は赤みが強い材で、空気に触れ、乾燥するにつれ色が変化していきます。比較的柔らかい為に加工し難く手間がかかりますが、仕上がり品は革のように使い込む程に飴色に変わることで美しく変化する楽しさのある木材です。

この製品の場合、素材感がある意味キモになると思いますので、購入する場合はよく考えてどちらにするか決めたいところです。

Hacoa Full Ki-Board Wireless
クラウドファンディングでは「専用パームレスト」セットも選べるとのことです。

Hacoa Full Ki-Board Wirelessは11月16日18時からMakuakeでクラウドファンディングがスタートする予定です。価格は…、現時点では開示されていませんでした。ただ「安いはずもない」でしょうね。越前の職人さんがハンドメイドで作ったメカニカルキーボードでしょ? ちなみに前作(3rd)はハコアの公式ストアで価格を確認でき(ただし、販売中ではありません)、「税込み101,200円」でした…。また、3rdでは「名入れ」や「ラッピング」もしてくれていたようなので、贈り物としてもいいかもしれないですね。

間違いなく「こだわりの逸品」だと思います。あとは刺さる人と刺さらない人にわかれそうですけど。

関連リンク

Full Ki-Board Wireless:ハコア公式サイト 製品紹介
Full Ki-Board Wireless:Makuake
※Makuakeのページは11月16日18:00までアクセスができません

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