こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回のお題は全然デジタルガジェットではなく、「ボールペン」です。いやね、決して製造元をバカにするつもりはないんですけど、さすがに笑いました…。そして同時に、とてつもないロマンを感じてしまったんですよね。トップ画像を見ていただければその理由がわかっていただけると思います。
子供のころ、いやいい大人になった現在でも「ボールペン回し(鉛筆回しでもいいです。以下、ペン回しと言います)」が好きな人っていますよね。たまにものすごい技術でペンを高速に回転させる人がいたりします。ちなみに私は小学校の先生が非常にペン回しに厳しい人で、ちょっとでも回すと直ちに怒鳴られる、という環境にいたため、個人的にペン回しはできません。
私のことは置いといて、さっそく製品を見ていきましょう。
これです。見るからに高級そうなボールペンです。しかし、ただのペンではありません。湯本電機(自らを町工場と称していて、各方面に高い技術のある会社のようです)という会社が、「30年間培い続けてきた切削技術を活用し、世界一のデザイン、世界一の回しやすさ、世界一の書き味、を追求したペンです」とのこと。日本の町工場がとんでもなく高い技術を持っていて、それが日本の工業分野における高い競争力の要因の一つであった、ということは皆さんご存知だと思います。その、「とんでもなく高い技術」というのは「職人技」にほかなりません。
このGyroはその「町工場の職人さん」が1つずつ手作りするそうです。すべての寸法をμm単位(0.001mm)まで作りこんでいるとのこと。
何のために?
これがその答えです。すいません、やっぱり価値観がちょっとよくわかりません…。ごめんなさい、また笑っちゃった…。
これがスペック表です。素材は零戦にも使われていた、日本発の「A7075(超々ジュラルミン)」というアルミ合金です。このA7075を熟練の職人さんがたが切削(せっさく)するわけですね。回すためだけに…。
これが文章化されたGyroの特徴です。ここにもあるように、「回すためだけ」といいつつも、高級ボールペンにふさわしい書き味も実現されているみたいですね。
実際の利用シーンです。ペン回しに飽きたら真面目に仕事に戻れそうな品質に違いありません。
また、替え芯は「三菱鉛筆SA7CN/全長121 mm、直径3 mm」と同規格であれば使える、つまり市販の替え芯で大丈夫なので、異常なくらい精度の高い筐体と合わせ、長くペン回し、そして実用品のボールペンとして付き合っていけそうです。
Gyroはクラウドファンディング「Makuake」に出品中で、9月17日現在最も安価な価格(支援金額)は税込み10,400円(一般販売予定価格から20%OFF)です。ボールペンとしてはかなり高価ですが、日本が世界に誇る町工場の職人さんが手作りするのだ、と思えば安いものでしょう。
ウインタブ読者にもたくさんいるはずですよね、ペン回しが得意な人。いかがですか?
コメント
どんな下手くそでもペンが回せるようになれるボールペンなら、買っていたかもしれません。
とねりさん、こんにちは。笑った…。