スタンダードノート 
モバイルノート 
スマートフォン 
ゲーミングノート 
タブレット 
ミニPC 
デスクトップPC 
周辺機器 
BLUETTIがポータブル電源のニューモデル「AC2A」を発売しました。BLUETTI製品はウインタブでもこれまでに何度か実機レビューをさせてもらっており…、と言いますか、今年から車中泊やキャンプに出かけるようになったのもBLUETTI製品のレビューがきっかけと言えなくもないくらいにお世話になっております。先日ライターとキャンプに出かけた際もBLUETTIのポータブル電源「AC180」を持っていきました。
さて、今回ご紹介するAC2AはBLUETTIとしては「最小」となるポータブル電源です。また、この記事を執筆している11月12日現在の価格が税込み19,800円（11月24日までの限定価格）と非常に購入しやすい価格になっています。
1.製品概要
スペック
| BLUETTI AC2A | |
| 容量 | 204.8Wh |
| 定格出力（AC） | 300W（瞬間最大600 W） |
| 出力波形 | 純正弦波 |
| 充電入力 | AC 入力：最大270W ソーラーパネル充電：12～58V、最大200W シガーソケット充電：12V/24V |
| 充電時間 | AC充電ケーブル：45分で80%、1.4時間でフル充電 |
| 出力 | AC×2（100V/3A、300W/瞬間最大600W） USB-C × 2：5/9/12/15/20V、3A;20V、5A USB-A × 2：5V/2.4A DC出力：12V/10A |
| 充電温度範囲 | 0 ~ 40°C |
| 放電温度範囲 | -20℃~40℃（最大500Wの場合、30℃~40℃） |
| サイズ | 250 × 180 × 150 mm |
| 重量 | 3.6 kg |
コメント
まず容量ですが、「用途を絞らないと厳しい」くらいに小さいです。ウインタブがメインで扱っているノートPCやスマホ、タブレットなどのガジェットは家電製品と比べると消費電力がかなり小さいのであまりピンと来ない人もいるかもしれませんが、電気ポットや電気コンロ、電気ヒーターなどAC電源を必要とするものはかなり「電気を食う」んですよね。
例えばウインタブが実機レビューで使っている電気コンロは「弱」で300W、「強」で600Wの電力を使います。仮に「強」で1時間使うとすると電力量（ワット数に時間を掛けたもの）は600Whです。ウインタブが先日購入したモバイルノート「ThinkPad X13 Gen 4」のバッテリー容量は54.7Wh（これでもオプションで大容量バッテリーを選んでます）で、これで5時間使えるとか6時間使えるとか言ってるわけですから、家電製品がいかに「電気を食う」かイメージできると思います。
これはAC2Aの製品ページにあった画像で、電気製品の利用可能時間を説明しています（計算上の利用可能時間よりも厳しめですが、これはインバーターの変換効率とAC2Aの自己消費電力を考慮したものと思われます）。
それとAC2Aは定格出力も300Wと小さく、電力リフト機能による瞬間最大の出力も600Wなので、ドライヤー（強だと1,000W以上）や電気ポット（家庭用のものだと1,300Wくらい）に使うのは厳しいですね。
私がそうだったんですけど、ポータブル電源って見た目がゴツくて大きいので、「コレ一台でキャンプのときの電力供給はOK」って思っちゃうんですよね。でもラクしようとして電気コンロとか電気ヒーター、電気毛布なんかを使うと1泊2日でも相当大型のポータブル電源が必要になります。これはキャンプの話ではあるんですが、非常時の予備電源と位置づける場合でも同様です。
ただし、AC2Aには素晴らしいメリットもあります。
この画像で男の子が持っているのがAC2Aです。これ、BLUETTIの製品とは思えないくらいに小さいですね。いや、ポータブル電源とは思えないくらい、と言ってもいいかも。重量も3.6 kgと非常に軽いです。ちなみに同じBLUETTIでもAC180（1,152Wh）は約16 kgです…。
AC2AはACコンセントを2つ、PD100W対応のUSB Type-Cポートを1つ、USB Type-Aポートを2つ、シガーソケットを1つ装備していますので、パソコンと複数台のスマホを同時に充電しつつ電気毛布にくるまる、などという使い方ができます。
操作パネルはカラー液晶で、上位モデルと変わらない、あるいは上位モデルよりも表示が充実していますし、スマホアプリもあるのでスマホからの操作も可能です。
また、UPS（無停電電源装置）としても使えますが、メーカーサイトに「簡易な UPSモードのため、精密機器や医療機器の瞬断防止には使用できません」という説明がありました。
こちらは背面。特に何もありませんが、中央上部にある穴は「ハンドル用」ですね。上の画像で男の子が持っている様子を見るとわかりやすいです。
2.価格など
BLUETTI AC2AはBLUETTI公式サイトおよびAmazonで販売中で、11月12日現在の価格は税込み19,800円です（11月24日までのキャンペーン価格です）。キャンプにはこれ一台でOK！という感じの製品ではなく、特に「容量と定格出力」については注意が必要ですが、「AC出力も可能な大型のモバイルバッテリー」と捉えれば使い道は広く、複数人でキャンプに行く際のガジェット充電用とか「ガジェクラさんのエンカ（スマホマニアが何人かリアルで会うこと）」の際の電源確保とかには便利かと思います。いざとなったら（出力小さめの）家電製品にも使えますしね。
3.関連リンク
BLUETTI AC2Aポータブル電源：BLUETTI公式サイト
BLUETTI ポータブル電源 AC2A：Amazon