こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はAUKEYのキーボードの紹介です。メカニカルキーボードは打鍵感が非常によく、Nキーロールオーバー(複数のキーの同時押しが可能)だったりもするので、ゲーマーを始め多くの人に人気があります。ただ、他の種類のキーボードと比較すると重量が重く、価格もやや高くなってしまうため、特にゲームなんかをやらない場合は「関心がない」「よく知らない」という人も多いと思います。
価格がやや高いと言っても、Amazonなどでは中国製品が2,000円程度から購入できますので、特にブランド(FILCOとかRazerとか)にこだわらなければ、またCherry MXスイッチでなくともいいのであれば、今や購入に覚悟がいる、というほどでもないです。
今回紹介する「AUKEY KM-G6(104キー)」と「KM-G7(87キー、テンキーなし)」は青軸(Cherry MXではなくオリジナル)のメカニカルキーボードで、価格はG6が税込み5,999円、G7が4,999円ながら、期間限定でG6が1,800円オフ(4,199円)になるキャンペーン中なのでお買い得なのと、AUKEY製品は24カ月の長期保証がつくため、初めてメカニカルキーボードを購入する人にも向くのではないか、と思いました。
1.スペック
カラー: ブラック
サイズ:
G6: 434 x 135 x 37 mm / 1,185 g
G7: 353 x 135 x 37 mm / 945 g
キーの数量:
G6: 104(英語配列)
G7: 87(英語配列)
接続方式: USB有線
スイッチ型: ブルースイッチ(クリック音)
バネ圧: 60 g ± 15 g
キー・ストローク: 4.0 ± 0.2 mm
キーの寿命(約):5000万回
対応OS:Windows 2000以降、Mac OS
KM-G6とKM-G7の相違点はキーの数だけで、その結果サイズ(横幅)と重量も異なりますが、基本的な仕様は同じです。筐体色はブラックのみですが、6色のバックライト(イルミネーション)が装備されます。最初に注意したいのが重量ですね。メカニカルキーボードは内部に「金属板」が入っていることが普通で、そのせいもあって重量がかなり重くなります。テンキー付きのG6は1.2 kg弱、テンキーなしのG7でも1 kg弱もあります。通常のキーボードよりはかなり重いですよ。
PCとの接続方式はUSB有線で、Bluetoothとか無線機能はありません。サイズが大きく、重いので据え置き型で使うことになると思いますので、これはまあいいでしょう。
記事の冒頭に書いたように、この製品は青軸(ブルースイッチ)です。カチカチと非常に気持ちよく打鍵できますが、「正直、うるさい」です。なので、たくさんの人が集まるような場所(職場とか学校)だと少し気を使うことになります。もちろんゲーマー同士が集まるイベントとかなら問題ないと思いますけど。どちらかと言うと「自室」向けですね。
バネ圧(押下圧)が60 g ± 15 gとなっていますが、これはCherry MXスイッチの青軸押下圧(50g ± 15g)よりは少し重いです。この辺は好き嫌いがわかれるかもしれませんが、初めてメカニカルキーボードを購入する場合はよくわかりませんよね?一応このバネ圧は常識はずれに重い、というわけではないです。また、体感的な話になりますが、青軸というのははっきりしたクリック感が得られることもあり、実際よりも軽く押下できるような感覚になります。
なお、AUKEYでは「キーの軸にCherry MXメカニカルキースイッチ『青軸』を研究・改良を施したオリジナル軸を搭載」という説明をしていて、Cherry MXではないことを明記しつつ、「ちゃんと研究してますよ」ということをアピールしています。このあたりは胡散臭さがなくていいですね。
対応OSはWindowsかMacであれば問題なく使えますが、Macの場合Windowsとは配列が異なるので、キーマッピングのカスタマイズが必要になるかもしれません。また、この製品は英語配列になります。そのため、日本語配列しか使ったことがない、という人には慣れが必要となります。
2.筐体
上段がテンキーつきのKM-G6、下段がテンキーなしのKM-G7です。モバイル用ではないので、配列には余裕があります。また、側面画像を見ると、かなり厚みがあることがわかります。場合によってはキーボードの前面にパームレスト(ものによりますが、1,000円くらいで買えます)を置いたほうが楽に使えるかもしれません。
側面画像だけだとわかりにくいですが、しっかり角度調整用の「アジャスター(足)」も装備されています。それと、先日のふんぼさんの記事にあった「ステップスカルプチャー(側面から見るとキーが弧を描くようにカーブしている構造)」になっているようです(すいません、確証ありません)。
ゲーミングキーボードによく見られるカラフルなバックライトが装備されます。また発光パターン(イルミネーション機能)もあらかじめ設定されている9つのモードから選択できます。ただし、キーに割り当てられている色は変更できません。つまり、紫に発光するキーは紫にするか、もしくはオフにすることしかできません。
メカニカルキーボードなので当たり前といえば当たり前なのですが、キートップは簡単に着脱ができます(キーキャッププーラーという器具が付属しますので、それを使います)。また、キーキャップはいろいろなところで発売されていて、このデザインに飽きたら、自分の好きなものに交換することもできます。ただし、その場合バックライト機能がうまく働かなくなるかもしれません。
それと、このキーボードは排水口が設けられており、水をこぼしても大丈夫です。ですが、IP68とかの、100%の防水機能はありませんので、長時間水につけるとかは無理です。
3.価格など
AUKEY KM-G6 / KM-G7はAmazonにて販売中で、価格はテンキー付きのKM-G6が税込み5,999円、テンキーなしのKM-G7が4,999円となっています。この価格はAmazonで販売されている激安なメカニカルキーボード(2,000円くらい)よりは高価で、Cherry MXスイッチを使用するFILCOなどのキーボード(10,000円くらい)よりは安価です。また、先日ふんぼさんが紹介記事を書いてくれた「Bookey Mechanical」といい勝負くらいの価格ですね。
この製品のいいところは、記事の冒頭に書いたとおり、「24カ月保証がつく」ということです。また、製品説明に顧客を惑わすような「Cherry MXなのかそうでないのかわからない」ような記載がなく、スペックがしっかり開示されていることもあり、購入に不安はないと思います。
私は決してメカニカルキーボードに詳しいほうとは言えないのですが、FILCOのメカニカルキーボードを1年前に購入し、毎日使っています。使い始めのうちは「おお!」と感動するくらい打鍵感がよく、ほんとうに満足していたのですが、最近では「これで当たり前」みたいな感じになってしまいました。でも、次に購入する据え置き型キーボードは100%メカニカルになると思います。「これじゃないと始まらない」って感じ。
きっとメカニカルキーボードを使っている人の多くは私と同じ気持ちなんじゃないか、と思います。いやね、いっぺん使うとやめられないんですよ!記事の冒頭に書きましたが、この製品のうち、テンキーつきのKM-G6は期間限定(11月30日まで)でクーポンコード「NE6XTFWN」を使うと1,800円も安くなり、4,199円で購入できます。ある意味底なし沼に引き込もうとしているのかもしれませんが、特にメカニカル未経験の方はご検討下さい。
4.関連リンク
AUKEY メカニカルキーボード KM-G6 / KM-G7:Amazon
※11月30日まで、クーポンコード「NE6XTFWN」でKM-G6が1,800円オフになります
コメント
めっちゃ気になります。
静電容量式のREAL FORCE,あとHHKB Lite使ってますが結局最後は「音」が一番の問題になるんですよねぇ・・・
自室などであればよいですが,職場は。うん。
書いてくださってますが,自室用になら試してみたいかもですね