こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は新ライター「こにこす。」さんによるBluetoothレシーバーのレビューです。こにこす。さんにお願いする最初の記事なのですが、Bluetoothレシーバーというのは(少なくとも私には)「いまいちピンとこない」周辺機器ですし、それだけにレビューするのはそんなに簡単とも思えません。しかし、こにこす。さんのレビューは大変わかりやすく「ピンとくる」内容になっています。これなら私もひとつ欲しい、と思いました。こにこす。さんはAndroidスマホの知識が豊富な人なので、今後ご執筆いただく記事にも大いに期待したいと思います。では、こにこす。さんのレビューをどうぞ!
1.はじめに
今回はAUKEY様より「Portable Wireless Audio Reciver BR-C13」をご提供頂きましたのでレビューさせていただきます。AUKEY様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。
ここ最近のスマートフォンではイヤホンジャックを省く傾向があり、iPhoneはその最たる例と言っても過言ではないでしょう。
私はHUAWEI Mate 10 Proというスマートフォンを使っていますが、これも例に漏れず、ご丁寧にイヤホンジャックを省いてくれました。発表会の動画を見たときは亡きイヤホンジャックのことを想い涙が止まりませんでした…といえば過言ですが、正直不便に感じることも少なくありません。
基本的にイヤホンジャックを省いたスマートフォンには外部接続端子からイヤホンジャックへ変換するケーブルが付属しているのですが、これがしょっちゅう行方不明になります。
iPhoneの変換ケーブルであればお近くのゲオに行けば手に入りますが、Android端末であると入手が一気に大変になります。家電量販店へ行ったとしても相性問題などもあって面倒だったりするのが更なる難点ですね。
そもそも変換ケーブルを使うと外部接続端子が埋まってしまうということもあり、とにかく不便なんです。さぁ、どうする…?
そこでワイヤレスイヤホンを使おう!ということで家電量販店やネットショップ等でワイヤレスイヤホンを探したものならさぁ大変。安い物から高い物までこれでもかと言わんばかりのワイヤレスイヤホンがあなたのことを待ち受けます。そこであなたは思うでしょう。「イヤホンジャックさえ有れば既存のイヤホンを使えるのに…」と。
しかし、諦めるにはまだ早い!イヤホンジャックがなくても既存のイヤホンを使う方法があるんです。今回紹介する「Portable Wireless Audio Reciver BR-C13」はその方法の一つです。
2.開封・同梱品
パッケージは非常に簡素なものです。背面には技適マーク、認証番号が記されています。安価な製品ではありますが、しっかりと認証を取得しているようです。(下記は総務相の公開している詳細情報です。)
技術基準適合証明等を受けた機器の検索(検索結果)
内容物です。本体、ユーザーマニュアル、保証に関しての説明、充電ケーブル、両端が3.5φのオーディオジャックのケーブルです。
ユーザーマニュアルに日本語の記載がありました。この手の製品は割と使い方が共通しているので慣れている人なら不要ではありますが、初心者にはやっぱり有った方が嬉しいですよね。
3.本体
前面です。ぱっと見では4つのボタンに見えますが、AUKEYのロゴがある部分はボタンではなくLEDとなっており、「音量プラス」「音量マイナス」「マルチファンクション」の3つのボタンという構成です。本体はボタン部以外がプラスチック、ボタンの部分はゴムのような素材になっていて、ボタンの押しやすさも上々といったところでしょうか。
サイズ比較です。iPhoneはiPhone 6sです。大体、iPhone 7やiPhone 8と近いサイズです。非常にコンパクトなことが分かるでしょうか。
背面です。パッケージにもあった技適マークがありますね。クリップになっているので服を挟むことも可能です。
上側面です。イヤホンジャック、マイク、充電ポート(microUSB端子)が付いています。これ以外の側面には何もありません。
プラスチック丸出しな素材とはいえ、指紋が目立つことも無いですし小さく軽いので非常に良いデザインだと思います。充電端子も汎用性の高いmicroUSBなので付属のケーブルを無くしたら充電が出来なくなった!なんていうアクシデントは起きません。流石に、USB Type-Cを求めるほどの価格でもありませんからね。
4.使ってみての感想
今回は自分の愛用しているKZ ZS5というイヤホンと共に5日間ほどしっかりと使用したので音質やバッテリーなどといった点も含めてご紹介します。
まず音質です。まず大前提としてワイヤレスが有線の音質を超えることはまずないでしょう。こればかりは今日の技術ではどうにもならない物だと思います。
HUAWEI Mate 10 Proと接続するとSBCというコーデック(音声の圧縮する方式)で接続されました。これは最もベーシックなコーデックで汎用性が高いのがメリットです。しかし、SBCより上位の「AAC」や「apt-X」といったコーデックと比較すると音質やタイムラグといった面で劣ってしまいます。
とはいえ、音楽を聞き流すぶんには「めちゃくちゃ音質悪い!!!」なんてことも無く、聞き比べれば分かるけれども、普通に聞くぶんには気にならないレベルです。
しっかりと有線とワイヤレスで聞き分けると確かに「ん?今の高音が少しくすんでるかな…?」とか「全体的に明瞭感が落ちてるかな…?」とか気がつきますが、聞くに堪えないものにはならないのでご安心を。
そして遅延。こればかりはどうにもなりません。特にリズムゲームをプレイする際にはワイヤレスイヤホンを使わないというのは鉄則。安い高い関係なくここはワイヤレス製品の問題です。
また、安価な製品にありがちな少し離れただけで音がプツプツと途切れ途切れになると言うこともありませんでした。流石に障害物の無い状態で10m離れても大丈夫かは試せませんでしたが、同じ部屋の中であれば多少の障害物があろうと問題なく使えましたし、屋外でスマートフォンは鞄の中でレシーバーを胸ポケットに…といった距離であれば問題は無いはずです。(Bluetoothの仕様上、Wi-Fiや電子レンジ、他のBluetooth製品等と混線してしまうことがあるので必ずしも絶対繋がるとは言えません…。)
電池持ちについてですが、それなりにヘビーに使っても2日間は使えました。通勤、通学の時に使う程度であれば更に長く使えるかと思います。また、この手の製品では割と珍しい気がするのですが、充電しながらの利用も可能です。
操作も特に難しいことはなく、音楽再生時には音量+/-ボタンと再生/一時停止として操作ができ、音量+を長押しすれば次の曲、音量-を長押しすれば前の曲へと移動できます。その他の操作もマニュアルに丁寧に書いてあるということもあり使っていてどうにも分からないなんていったことはありませんでした。
そして、付属品にある両端が3.5φのオーディオジャックのケーブルを使うと「AUX IN」端子(入力端子)があるオーディオ機器と接続することが可能です。コンポやスピーカー、ICレコーダー、ラジカセなんかには割と付いていますね。Bluetooth非対応のスピーカーをBluetooth対応に出来るのでこれはこれで便利だと思います。
5.まとめ
全体的にまとめると、価格の割に抑えるところを抑えている印象でした。コーデックがSBCという点はやや残念ではありますが、音質自体はそこまで悪くならず、実用上問題ないレベルかと思います。軽量なボディー、しっかりと使える電池持ちに魅力を感じるのであればオススメです。
「Portable Wireless Audio Reciver BR-C13」はAmazonにて1,599円で購入が可能です。2,000円以下である点を考えれば非常に満足できる製品です。
5.関連リンク
AUKEY Bluetoothレシーバー ブルートゥースオーディオレシーバー 3.5mmミニプラグ接続 クリップ付き BR-C13:Amazon
コメント
充電しながら使えるのは良いですね!
完成されていますね。
SBCで小型のでいいのならいっぱいあるのですが
(某ら〇んばんで480円~くらいからあります)
やはり充電しながら使える点はいいですね