
pCloudが「バレンタインスペシャル」をスタートしました(2月18日まで)。pCloudの最大の特徴は、Google OneやDropboxのように月次あるいは年次で支払いが発生するサブスクリプション型ではなく、一度契約してお金を払ってしまえば(サービスが継続している限り)生涯使える「買い切り型」クラウドストレージであるという点です (サブスク型の契約プランもあります)。
お金を払うのは一度きり。よって半額以下で契約 (購入できる)バレンタインスペシャルは非常に魅力的です。サブスク型サービスの「初年度無料」とか「初年度半額」などとはお得感が全然違います。
バレンタインスペシャルの価格設定は非常にシンプル。

| 生涯プラン | 通常価格 | セール価格 | 割引率 |
| Premium 1TB | 435ドル (67,860円) |
199ドル (31,044円) |
約54% |
| Premium Plus 2TB | 599ドル (93,444円) |
279ドル (43,524円) |
約53% |
| Ultra 10TB | 1,890ドル (294,840円) |
799ドル (124,644円) |
約58% |
※円価格は1ドル=156円としてウインタブが計算したもの。pCloudの決済はドル建てなので、円建ての支払額は日々変化します。
それぞれのセール価格は前回 (ブラックフライデーセール)と同じです。pCloudは年に数回このようなセールをやりますが、ウインタブが知る限り (細かい部分に違いはありますが)これが「定番のセール価格」です。
他のクラウドストレージと価格を比較してみましょう。この表はすべて「容量2TB」のプランです。
| 経過年数 | pCloud (年間換算 / 累積) |
Google One (年間 / 累積) |
Dropbox Plus (年間 / 累積) |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 43,245 / 43,524 | 14,500 / 14,500 | 14,400 / 14,400 |
| 2年目 | 21,762 / 43,524 | 14,500 / 29,000 | 14,400 / 28,800 |
| 3年目 | 14,508 / 43,524 | 14,500 / 43,500 | 14,400 / 43,200 |
| 4年目 | 10,881 / 43,524 | 14,500 / 58,000 | 14,400 / 57,600 |
| 5年目 | 8,704 / 43,524 | 14,500 / 72,500 | 14,400 / 72,000 |
※単位:円
※pCloudは1ドル=156円としてウインタブが計算したもの
このように支払金額ベースでは「3年間の利用」でGoogle One、Dropboxと並び、それ以降は「長く使うほど割安」になります。なので、3年以上使うつもりがあるのならpCloudがお得です。ただし、それぞれのクラウドストレージでは容量以外に付帯サービスがありますので、あくまで「容量に対する価格ではpCloudがお得」というだけで、サービス全体でどれがベストか、という判断は人それぞれ、となります。
ウインタブ関連では私とライターのnatsukiさんがpCloudのPremium Plus 2TBプランを契約(購入)しています。

pCloudの音楽プレーヤー

pCloudの写真編集機能
クラウドストレージに付随する各種機能の充実、という点ではpCloudも頑張ってはいます。このようにスマホアプリやPCブラウザーで使える音楽プレーヤーとかPCアプリで使える写真編集機能など、直近でもいくつかの機能が追加されました。しかし、これらの付加機能についてはGoogleなどの大手サービスのほうが圧倒的に上です。個人的には特にGoogleがすごい!と思います。
…しかし、「こういう機能って使います?」「こういう機能を求めてます?」あれば便利なんでしょうけど、私はクラウドストレージサービスでこのような機能の必要性は感じません。ここで掲載した2枚の画像も「この記事を書くためだけ」にスクリーンショットを撮りました。私は「クラウドストレージとして、PCやスマホなどから簡単にアクセスでき、必要なデータを出し入れできる」とか「いざという時のためにバックアップを取る」とかの、基本機能がしっかり使えるのなら、それ以上のことをクラウドストレージには望みません。ゆえに、基本的なことがしっかりこなせるpCloudには全く不満を感じていません。
pCloudには、別料金となりますがセロナレッジベース暗号化 (パスワードがなければpCloudの中の人ですらもデータにアクセスできない)のpCloud Encryptionやパスワード一元管理のpCloud Passといったサービスも展開していて、このようなサービスを使えるほうが音楽プレーヤーとか画像編集機能よりもよっぽど意味があると思っています。
私は昨年11月にMicrosoft 365 Personal(OneDrive 1TBがつきます)を解約し、つい先日Google Oneの200GBプランも解約しました。これで年額2万円以上が浮きます(ちなみにOneDriveには700GBのデータが入っていたので、整理してpCloudに移行するのが結構大変でした)。…そのかわり昨年pCloudに4万円以上払ったんですけどね…。
pCloudには無料プランがあります。無料で使える容量は最大で10GBと小さいですが、使い勝手を試すには十分かと思いますので、「いきなり数万円を支払うのはちょっと…」という人は、先に無料プランを導入してみるのもいいかと思います。バレンタインスペシャルは2月18日に終了するため、いますぐ無料プランを導入してもセール終了時までにpCloudのサービス品質の評価ができるかはわかりませんが、pCloudは数カ月に1回このような大きなセールをやりますので、「次回に備える」ということでもいいでしょう。
なお、上に書いた通り、私もpCloudの買い切りプランを契約していますし、pCloudの信用リスクをゼロとは思わないものの、同種の他のサービスと比較して著しい信用リスクがあるとは思っていません。ただし、pCloudについて懸念する人もいますし、XなどのSNSでもそのような書き込みを見ることができますので、心配な人は情報収集をされることをおすすめします。
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2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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