こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。現在までのところ、販売中および発売予定のあるWindows スマホの中で最も高性能と思われるのが「HP Elite X3」です。スマホ本体のカタログスペックはもちろんのこと、周辺機器が非常に充実していて、ビジネス特化したものになっています。この製品についてはウインタブでも記事を書いていますので、詳しくは下記のリンクをご覧ください。
HP Elite x3 -最高性能のWindows 10 スマホが登場!2016年夏日本発売予定
Elite X3はこの夏に日本でも発売されることが発表されていますが、価格や販売条件についてはまだわかっていません。また、周辺機器を組み合わせるとWindows PCとしての利用も可能になるのですが、そのためにはHPのシンクライアントソリューション(アプリケーションなどすべての機能をサーバー側に置き、ユーザーはほとんど機能のついていないキーボードとマウスとディスプレイだけのクライアント機を操作するようなイメージです)が必要になります。つまり、誰でもどこでもWindows PCとして使えるわけではありません。というか、一般ユーザーが個人としてこの製品に周辺機器を接続し、PCとして使うというのはほぼ無理です。そんなこともあり、「法人専用モデルだよね」ということも言われています。
そのElite X3が最新の姿をComputex Taipeiで公開し、海外ニュースサイトが記事にしています。どうやら展示だけで手に取って操作することはできなかったようですが、それでも2月に初公開されたものから若干の変更が加えられています。
パッと見て最初に気づくのは指紋リーダーが装備されたことです。もともとこの製品は指紋認証や網膜認証に対応することになっていたので、当然の流れではありますね。
また、この記事の引用元であるWinFuture.deによると、背面が当初のものよりもマット(艶消し)な印象になっていた、とのことです。全体的に少し黒っぽさが強くなったようには見えますね。
側面のボタンも少しデザイン変更がありますね。
上のほうにも書きましたが、この製品は(法人ではない)一般ユーザー向けの販売があるのか心配されていますが、WinFuture.deによれば「HPはすべてのユーザーにこの製品を販売することを決めた」とのことです。日本での取り扱いがどうなるのかはわかりませんが、シンクライアントは別にして、Continuumとそれを活用する周辺機器が充実しているElite X3の購入を考えている人もいると思いますので、「いまのところ朗報」だと言えそうです。
また、6月2日にHPはElite X3の動画を何本かYouTubeに公開しています。製品の詳細機能の紹介ではなく、HPと協業している有力パートナーの幹部が出てきてなんか言ってる、という内容になっています。英語がわからないとあまり意味がないかもしれませんし、HPと有力企業の協調姿勢をアピールするのが主目的の動画なのですが、Elite X3もしっかり映っているので、確認してみてください。
MicrosoftのTerry Myerson氏(Executive Vice President、適切な日本語訳はできないです。すいません)
HPのDion Weisler氏(CEO)
HPのMichael Park氏(Vice President for Commercial Mobility & Software division)
QualcommのSteve Mollenkopf氏(CEO)
しかし、英語の肩書って翻訳するのが難しいですね。10年くらい前の話なんですけど、ある外資系証券会社の法人担当営業の方の何人かとお話したら、みんなVice Presidentなんですもん。
引用元サイト
HP Elite X3: Das Über-Windows Phone nähert sich der finalen Version:WinFuture
HP Elite X3 W10M phone shown off at Computex:WinBeta
HP unveils new videos to show off its Windows 10 Mobile device, the Elite x3:Neowin