VAIO F14の実機レビューです。14インチサイズで重さ1.34 kgのモバイルノートで、この3月に発表され、5月に受注を開始したばかりのニューモデルです。「VAIOの14インチ」と言えば「SX14」ですが、今回レビューするF14はSX14よりもずっと購入しやすい価格で、VAIOが「厳選機能の『定番』PC」と称する製品です。
・14インチで重さ1.34 kgと、モバイル利用に適したサイズ感
・カジュアルな質感と美しいデザイン
・VAIOらしい、使いやすいキーボード
・VAIOらしからぬ低価格
・注文時にシステム構成を選べる
ここがイマイチ
・高級感はVAIO SXシリーズには及ばない(だが、それもいい…)
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目次
1.VAIO F14 スペック
スペック表
VAIO F14(VJF141シリーズ) | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core i3-1315U / Core i5-1334U / Core i7-1355U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB/32GB(オンボード) |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD(PCIe ×4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチ(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C(10Gbps, 映像/PD対応)、USB 3.0 Type-A(5Gbps)× 3、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 約14.8~27時間(動画連続再生13時間) |
サイズ | 322.9 × 221.5 × 19.5-19.7 mm |
重量 | 1.34 kg |
レビュー機の構成
OS:Windows 11 Pro
CPU:Core i7-1355U
RAM/SSD:32GB/1TB
※VAIO F14で選択しうる最上位の構成です
コメント
VAIO F14は注文時に構成のカスタマイズが可能です。搭載CPUは第13世代(Raptor Lake)の省電力タイプ(U型番)、Core i3-1315U/Core i5-1334U/Core i7-1355Uで、RAMとSSDも32GB/1TBといった大容量を選べますので、「定番」と言いつつもVAIOらしい高いスペックに仕上げることができます。強いて言えばディスプレイの設定が1種類しかない、という点がイマイチかな、というくらいでしょうか。
それと、これ以降、上位モデルのVAIO SXシリーズ(SX14、SX12)と、ところどころ対比させながらご説明していきますが、F14の筐体重量が1.34 kg、SX14は最小999 gと、大きな差になっている点にはご注意ください。
では、さっそく筐体から見ていきます。
2.VAIO F14 外観と使用感
同梱物
まずACアダプターから。サイズはやや小ぶりでモバイルノート用としては標準的くらいのサイズ感ですね。出力は65W、電源ケーブル込みの実測重量は224 gでした。重量についても十分に軽いとは思いますが、最近は他社のモバイルノートもコンパクトなACアダプターになっているケースが多く、際立って小型軽量、という感じでもないです。
ペーパーはこれだけ。VAIOはマニュアル等を電子化したようで、製品登録や保証書の受け取りもオンライン化されています。なにげにこれこそエコだよね、と思いました。
VAIO F14には標準でワイヤレスマウスが付属します。購入時のカスタマイズ画面でマウスなしも選べ、マウスなしにする場合は製品価格が3,000円安くなります。マウス自体は2デバイスのマルチペアリングに対応するBluetooth接続とUSB無線接続に両対応するという点が魅力ながら、それ以外は「割と普通」です。3,000円という価格も特に高いわけではなく、個人的には割安とも思えますので、PCと統一感のあるマウスが欲しい、という場合はそのままマウス付きで購入するといいでしょう。
天板と底面
天板です。レビュー機の筐体色はネイビーブルーで、光沢がありツルツルとした感触でした。素材は不明ですが、おそらく樹脂に光沢のあるコーティングを施したものだと思います。質感は十分にいいと感じたものの、上位モデルのSXシリーズ(カーボン一体成型の天板)には及びません。このあたりは価格差を反映したものと言え、仕方のないところでしょう。
底面です。底面は樹脂製ですね。画像下部が手前側(ヒンジ開口部)ですが、2つのスピーカーグリルがあります。
側面
前面(上の画像)と背面(下の画像)です。F14は全体的に「逆台形」になっていて、上部が大きく、下部が小さい形状です。この形状により、持ちやすくヒンジの開口も容易になっています。
左側面です。画像左からセキュリティロックスロット、DC-INジャック、通気口をはさみUSB Type-A、イヤホンジャック、microSDカードリーダーがあります。
右側面です。画像左からUSB Type-A × 2、HDMI、USB Type-C、そして有線LANポートです。なお、F14のUSBポートはType-Cのみ伝送速度10Gbps(Gen2相当)、3つのType-Aはすべて伝送速度5Gbps(Gen1相当)です。また、Type-Cは映像出力とUSB PDに対応します。VAIOに限らず、国内の大手メーカーは軽量なモバイルノートでも入出力ポート構成が充実しており、VAIO F14もその例に漏れず、省略されがちな有線LANポートやmicroSDカードリーダーもしっかり装備しています。
キーボード
キーボードです。「日本語配列(かな文字あり)、キーピッチ約19 mm、キーストローク約1.5mm」と開示されており、バックライトはついていません。キーボード面はアルミ合金製で、ヘアラインパームレスト部分にヘアライン加工が施されていいます。また、キートップは中央に僅かな凹みがあり、指のかかりが良くなっています。
キーボードの使用感
キーストロークはやや深めと感じられ、打鍵感は良好です。また、打鍵音も小さめで、静かな場所で使っても周囲にあまり気を使う必要はないと思います。ただし、EnterキーやSpaceキーなど大型のキーはそれなりに打鍵音がしますし、所かまわず強打するような輩はどんなキーボードを使おうと無駄ですけどね。
キーボード面の剛性感も高く、普通にタイピングするぶんにはたわんだりしません。これも打鍵感の良さの一因かと思います。配列にもクセが小さく、右下の方向キーが小さいことを除けば「やたらと小さくて押しにくい」キーもありませんでした。
また、VAIOのいう「無限パームレスト」(一般的にはリフトアップヒンジ構造、後述します)により、ヒンジ開口時にキーボード面に角度が付き、タイピングがしやすくなっています。VAIOは他社製品と比較して「がっつりリフトアップする(大きめの角度がつく)」ので、この恩恵も大きいと感じられます。サイズにも余裕があり、長時間の作業も楽々こなせる、よくできたキーボードだと思います。筐体素材や重量など、SX14と比較するとコストダウンを感じる部分もあるF14ですが、キーボードに関しては妥協していないと感じます。
ディスプレイ
ディスプレイは14インチで解像度は1,920 × 1,080です。アスペクト比(画面の縦横比)は16:9とトラディショナルな形状で、最近流行の16:10ではありません。ベゼル幅は比較的細く、後述するリフトアップヒンジ構造により、下部ベゼルもかなり細く見えますので、スリムでスタイリッシュな印象があります。
ディスプレイの使用感
手持ちのディスプレイ(27インチIPS液晶、FHD解像度、100%sRGBのもの)と比較してみました。色味がやや淡く感じられましたが、不自然ということもなく、F14を単体で使う場合、クリエイターの人を別とすれば特に不満は感じないだろうと思います。
輝度はやや低めです。日中の作業では輝度を70%に設定してもやや暗く感じられました。もちろん100%まで上げると暗いということはありません。全体的な感想としてはSX14とほぼ同じなので、これが「VAIOの調整」なんでしょうね。
筐体その他
VAIO F14はヒンジが180度開口します。この構造により、ビジネスミーティングの際などに向かい側にいる人と画面共有がしやすくなります。
これが「リフトアップヒンジ構造」です。画像のようにヒンジ開口時に筐体後部がせり上がり、キーボード面に適度な角度がつきます。この結果、タイピングがしやすくなりますし、底面に空洞ができるため、冷却効果も高まると言われています。
スピーカーの使用感
F14のスピーカーは底面の前方にあります。そのため、キーボードを使いながらだと手首が干渉して少し音質が変化します。その度合いはそれほど大きくはないのですが、音楽鑑賞時に少し気になる人もいるかもしれません。
音響アプリはDolby Accessです。デフォルトでオンになっており、そのせいもあってクリアで自然な音質になります。また、グラフィックイコライザーもついていますので、お好みの音質にすることができます。薄型軽量なノートPCとしては十分というか、他社製品と比較しても高水準なスピーカー品質だと思います。
3.VAIO F14 性能テスト
ベンチマークスコア
VAIO F14には「VAIOの設定」というアプリが入っていますが、パフォーマンスの調整項目は少なく、この画像にある「CPUとファン」の動作モードを変更できるのみです。これから掲載するベンチマークスコアは電源に接続し、モードを「パフォーマンス優先」にして測定しました。
表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。どちらかというとビジネス系のPCの性能測定で重視すべきベンチマークテストと言えますので、VAIO F14では最も重視したいテストです。また、このテストではCPU性能の影響が大きいとされますが、テスト内容にグラフィック系のシミュレーションも含むため、外部GPUの性能も少なからず影響します。
参考(過去データから一部抜粋):
MSI Titan GT77 HX 13V(Core i9-13980HX、RTX4090):9,187
MSI Katana 15 B13V(Core i7-13620H、RTX4050):7,955
ASUS ROG Ally(Ryzen Z1 Extreme):6,654
HP Pavilion 15-eh(Ryzen 7 5825U)5,954
VAIO SX12(2022)(Core i7-1260P):5,761
富士通LIFEBOOK NH WN1/H1(Core i7-12700H):5,614
dynabook AZ/HV(Core i7-1260P):5,503
MSI Prestige 13 Evo A12M(Core i7-1280P):5,500
VAIO SX14(Core i7-1280P):5,452
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):5,366
VAIO SX14(Core i7-1195G7):5,278
Lenovo ThinkPad X13(Core i7-1165G7):5,205
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):5,076
ASUS Zenbook 17 Fold OLED UX9702(Core i7-1250U):5,074
DELL Inspiron 14 AMD(Ryzen 5 5625U):5,031
DELL XPS 13 Plus(Core i5-1240P):4,980
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):4,967
dynabook SZ/MV(Core i7-1255U):4,902
HP Spectre x360 14(Core i7-1255U):4,834
HP ENVY x360-bf(Core i7-1250U):4,833
富士通LIFEBOOK CH WC1/G3(Core i5-1240P):4,613
Microsoft Surface Laptop Go 2(Core i5-1135G7):4,066
スコアは5,553でした。過去データを見てみると、5,500点近辺にはCore i7-1260P/1280P(第12世代のバランスタイプ)があり、VAIO F14のレビュー機が搭載しているCore i7-1355Uの前世代版、Core i7-1255Uよりも高いスコアになっていますので、省電力タイプ(U型番)ながら、しっかり第13世代CPUの実力を見せてくれたと思います。
個人的には「一般的なビジネスソフトを利用する場合、PC Markのスコアは4,000点もあれば十分」だと思っていますので、VAIO F14であればビジネスシーンで性能面に不満を感じることはまずないと思います。
続いてはCPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。このテストではGPU(GeForceなど)の搭載有無は影響を受けないとされています。
参考(過去データから一部抜粋):
MSI Titan GT77 HX 13V(Core i9-13980HX、RTX4090):2,149、30,358
MSI Creator Z16P B12U(Core i9-12900H):1,918、17,827
マウス DAIV 6P-RT(Core i7-12700H):1,814、12,873
dynabook AZ/HV(Core i7-1260P):1,809、8,940
ASUS Vivobook Pro 15X OLED K6501ZM(Core i7-12650H):1,806、14,632
MSI Katana 15 B13V(Core i7-13620H、RTX4050):1,802、11,620
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):1,797、8,791
ASUS ROG Ally(Ryzen Z1 Extreme):1,784、13,962
VAIO SX12(2022)(Core i7-1260P):1,769、9,334
富士通LIFEBOOK NH WN1/H1(Core i7-12700H):1,754、11,953
MSI Prestige 13 Evo A12M(Core i7-1280P):1,667、9,514
VAIO SX14(Core i7-1280P):1,661、9,354
MSI Stealth 15M B12U(Core i7-1280P):1,659、13,793
dynabook GZ/HV(Core i7-1260P):1,655、7,586
富士通LIFEBOOK AH(Core i7-1260P):1,646、9,012
dynabook RZ/HV(Core i7-1260P):1,634、8,524
ASUS ROG Strix G15 G513RW(Ryzen 9 6900HX):1,580、14,830
dynabook SZ/MV(Core i7-1255U):1,551、5,160
ASUS ROG Flow X16 GV601(Ryzen 7 6800HS):1,543、13,832
ASUS Vivobook 15 OLED K512EA(Core i7-1165G7):1,497、5,555
MSI GP66 Leopard 11U(Core i7-11800H):1,491、12,210
ASUS Vivobook Pro 15 OLED(Ryzen 7 5900HX):1,482、12,108
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):1,477、5,526
ASUS M3700WY(Ryzen 7 5825U):1,454、9,046
MSI Bravo 15 B5(Ryzen 7 5800H):1,422、11,241
DELL Inspiron 14 AMD(Ryzen 5 5625U):1,364、8,013
Lenovo Legion 560(Ryzen 7 5800H):1,348、11,419
富士通LIFEBOOK CH WC1/G3(Core i5-1240P):1,304、5,260
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):1,170、6,973
ASUS ZenBook 14(Core i5-8265U):1,023、3,691
HP Pavilion x360(Core i5-7200U):790、1,740
このスコアも素晴らしいと思います。特にシングルコアでは第12世代の高性能型番(P型番やH型番)をしのぐスコアになっています。一方でマルチコアのスコアは多コア/多スレッドの高性能型番には及びませんが、当初の予想を上回る数値だと思います。
グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。ゲーミングPCでは最も重要になるテストと言えますが、VAIO F14はゲーミングノートではなく、外部GPUも非搭載なので、スコアは低めとなります。
参考1(GeForce RTX3050/GTX1650搭載ゲーミングノート):
MSI GF63 Thin 10U(i5-10500H、RTX 3050):4,187、9,486、434
Lenovo Legion Y7000(i7-9750H、GTX1650):3,722、8,164、-
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650):3,441、8,036、-
※左からTime Spy、Fire Strike、Port Royalのスコア
参考2(外部GPU非搭載のノートPC):
ASUS ROG Ally(Ryzen Z1 Extreme):17,764、28,294
MSI Prestige 13 Evo A12M(Core i7-1280P):15,330、20,071
VAIO SX12(2022)(Core i7-1260P):14,055、18,529
富士通LIFEBOOK NH WN1/H1(Core i7-12700H):13,129、18,071
HP Pavilion 15-eh(Ryzen 7 5825U):-、16,098
HP ENVY x360-bf(Core i7-1250U):10,684、14,119
ASUS Zenbook 17 Fold OLED UX9702(Core i7-1250U):10,931、13,960
富士通LIFEBOOK CH WC1/G3(Core i5-1240P):10,009、11,202
※左からWild Life、Night Raidのスコア
…まあ、搭載CPUなりかな、という感じですね。ただし、FireStrikeで4,896というスコアは外部GPU非搭載機としては立派と言え、グラフィック品質を落とす前提であればオンラインゲームも楽しめるくらいの性能はあります。ゲームが主目的なら外部GPU搭載のゲーミングノートをおすすめしますが、ちょっとした息抜きでオンラインゲームを楽しむくらいならVAIO F14でも十分可能です。
ラストはSSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。このスコアはPCIe ×4接続らしい高速なもので、十分すぎる速度です。大容量の動画データなどを扱う場合はともかくとして、一般的なビジネス利用ではオーバースペックと言えるくらいですね。
バッテリー駆動時間
実際にVAIO F14で各種操作(比較的軽めのものです)を1時間半ほど試してみて、バッテリー消費量をチェックしました。
「VAIOの設定」アプリでCPUとファンの動作モードを「静かさ優先」にし、ディスプレイ輝度を70%(一時的に100%)に、音量を30%にしています。
・画像加工ソフト「GIMP」で簡単な画像加工を約40分
・Webサイト閲覧(この際ディスプレイ輝度は100%)を約10分
・テキストエディタでテキストライティングを約15分
・ブラウザーでYouTubeを開き、音楽・動画鑑賞を約25分
上記トータルで90分使用し、バッテリー消費量は24%でした。単純計算だと1時間あたり16%のバッテリー消費、バッテリー駆動時間はおよそ6時間強となります。音を出さない、ディスプレイを暗くする、といった工夫でもう少し駆動時間を伸ばせると思いますが、「この使い方で6時間強」なのであればメーカー公称値の約16時間というのは不可能だと思います。
ただし、出先でF14を使う場合、「終日ガチでPCを使いまくる」わけでもなく、途中で休憩をしたり、打ち合わせをしたりもするでしょうから、それを考慮すれば「バッテリー駆動で1日使える」と考えていいと思います。
4.VAIO F14 レビューまとめ
VAIO F14はVAIOストア及びソニーストアで販売中で、6月22日現在の価格はソニーストアで税込み118,950円から、VAIOストアでは税込み118,620円から、となっています。なお、ここに表示している価格は、SONYストアでは「無料会員登録の上、クーポンを取得・登録し、10%の割引を受けたもの」、VAIOストアでは「発売記念キャンペーンによる10%OFFが適用されたもの」です。また、記事中にご紹介したマウスはつけていません。両ストアとも割引特典が受けられるのは6月30日まで、となっていますのでご注意ください。
ウインタブでも何度か実機レビューをさせていただいたVAIO SXシリーズよりもずっと安価に購入ができます。ちなみに「Core i5/RAM16GB/512GB SSD」という構成にするとソニーストアで税込み145,949円、VAIOストアでは税込み145,620円となり、「いままでのVAIOとはぜんぜん違う」お買い得価格だと思います。
筐体の質感はVAIO SXシリーズよりもワンランク落ちますね。ただし、決して安っぽいとかではなく、一般的なノートPCに求められる水準は余裕でクリアしています。VAIOのいう「定番」にふさわしい品質だと思います。また、パフォーマンスも期待通り、キーボードの使いやすさもVAIOらしく優秀なものでした。
「購入予算」とか「ノートPCに求めるもの」は人それぞれです。十分な購入予算があり、モバイルノートPC選びで品質に妥協したくないという人はSXシリーズが、もう少し低予算で毎日のPC作業を快適にこなせ、長く愛用できるモバイルノートPCを、ということならVAIO F14がおすすめです。
5.関連リンク
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