Helio G88搭載で12インチとちょっと大きめのタブレット、Teclast T60 PlusがAmazonでセール中です！

AmazonでTeclastのタブレット「T60 Plus」がセール中です。セール価格は21,900円（通常価格から8,000円OFF）で、これは中国メーカー製品のタブレットして安値圏とは言えず、逆に最上位クラスの価格とも言えません。21,900円というセール価格をどう評価すべきか、という点についてウインタブの意見を交えながらご説明していきます。

Amazonの製品ページはこちらです
TECLAST T60 Plus Helio G88 Android 14 タブレット 12インチ
※製品ページのクーポン使用で8,000円OFF
※セールの期限は11月25日まで

Teclast T60 PlusはOSにAndroid 14を、SoCにはHelio G88を搭載しています。Helio G88のAntutuスコアは約27万点ということなので、1万円台半ばくらいで販売されているタブレットが搭載するUNISOC T606と比較して「ちょっと高性能」くらいです。Helio G88よりも性能の高いHelio G99を搭載するタブレットがT60 Plusと同じか少し上くらいの価格帯で多数販売されていることを踏まえると、イマイチかな、と感じられますよね。

ただこれは「使い方」によって評価がわかれる点かと思います。例えば私はタブレットの利用目的として「動画視聴」が最初に来ますが、動画視聴の場合はHelio G99搭載である必要はなく、なんならUNISOC T606でも別に困りません。動画視聴ではSoC性能よりもWidevine L1であることのほうが重要で、T60 PlusはNetflixも含めWidevineはL1判定になるので、ほとんどの動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質で視聴ができます。

また、たまにゲームもしますけど、タブレットでゲームをすることはほとんどなく、もっぱらスマホでやっていますので、タブレットにゲーム性能は求めていません。

一方でYouTubeなどを見ているとハイスペックなタブレットでFPSゲームや音ゲーを「この人はピアニストか？」というくらいの腕前でプレイされている方も多いです。そのような水準になるとHelio G99でも全然力不足のはずなので、iPad ProとかGalaxy Tab Sシリーズなどのハイエンド機が必要になると思います。

しかし、「少しでも高いSoC性能を！」と考える人も多いと思いますし、ハイエンドなタブレットは決して安価ではないので、限られた予算で選ぶタブレットとしてHelio G99搭載機に絞る、という考え方もありでしょう。その場合はT60 Plusは候補から外れることになります。

T60 Plusの優位点として挙げられるのはやはり「ディスプレイ」です。12インチと大型で解像度も高めですし、繰り返しになりますがWidevineもL1（NetflixでもL1）、リフレッシュレートも90Hzありますので、動画視聴やWebブラウジング、SNSなどが快適に楽しめると思います。特に動画視聴での快適性はすごく高いんじゃないかと思います。

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それと筐体品質です。Teclastのタブレットには「Tシリーズ」「Mシリーズ」「Pシリーズ」があり、Tシリーズが最上位です。Tシリーズの製品の外箱には「匠心」という漢字が書かれており、筐体の仕上げについてのTeclastのこだわりが主張されています。他社も含めて近年は中国タブレットの質感がどんどん向上している印象がありますので「TシリーズはよくてMシリーズとPシリーズは安っぽい」とまでは思いませんが、最上位モデルであるということでの所有満足感は得られるのではないかと思います。

まとめますと、

・ゲームプレイにこだわりたいならそもそも2万台くらいのタブレットを購入すべきではない。
・限られた予算で少しでも高いSoC性能を期待するならHelio G99搭載機にすべき、T60 Plusはおすすめしない

というのがネガティブな面。

・大きくて高解像・高リフレッシュレートのディスプレイは特に動画視聴に適している
・Teclast最上位のTシリーズなので、筐体の質感が高い

というのがポジティブな面かと思います。当たり前の話ですけど、ネガティブな面があまり気にならず、ポジティブな面に惹かれるのなら21,900円は安いですね。

関連リンク

TECLAST T60 Plus Helio G88 Android 14 タブレット 12インチ：Amazon
※製品ページのクーポン使用で8,000円OFF
※セールの期限は11月25日まで

執筆者：ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。