Teclastの姉妹ブランド「ODEA」のタブレット「ODEA A11」がAmazonでセール中です。エントリークラスの価格帯の製品ですが、SoCはUNISOC T606でディスプレイサイズも11インチと少し大きめなので、動画視聴や日々の情報収集にぴったりのタブレットだと思います。
販売ページはこちらです
ODEA A11:Amazon
※セール価格は11,940円
※製品ページの4,000円OFFクーポンを使用
※さらにクーポンコード「6YTCRZ6M」を併用
※セール期間は6月1日まで
で、ウインタブでは「中国メーカーのAndroidタブレット」を「ざっくりと」こんな感じで分類しています。
SoCの型番 | クラス分け | 寸評 |
UNISOC T606より低性能 | ボトム(非推奨) | OSの基本操作からして「もっさり」 |
UNISOC T606 | エントリー(推奨) | ゲームには不向き、他の用途では問題なし |
Helio G99 | ミドル(推奨) | ワンランク上の快適性を求める人に |
Helio G99より高性能 | ハイスペック(予算あれば…) | ゲームも楽しみたい人に |
これはあくまでウインタブの分類です。世の中には「Snapdragon 8クラスでないとゴミ」などという人もいるようですが、ウインタブはそのような考え方とは折り合いませんので、あらかじめご理解ください。
ウインタブでは「搭載SoC」によってある程度は見方を分けています。「すごく大雑把」に見えるかもしれませんが、中国タブの場合は「これで十分」なんです。もっと言うと「2025年の前半だとSoCはUNISOC T606とHelio G99だけ知っていればいい」んですよねw それほど中国タブの搭載SoCはパターン化されています。それ以外のSoCを搭載する製品については「Antutuスコア」を見て判断(T606クラスか、G99クラスか、それ以上かそれ以下か)するようにしています。
ただし、実際にはRAM容量やストレージ容量、ディスプレイのサイズや解像度、LTE対応/非対応など、購入前に見るべきところはたくさんあります。これらの構成をしっかりチェックし、あとは「買うか買わないかは人それぞれ」ということです。
次にODEA A11のスペック表です。
ODEA A11 | |
OS | Android 14 |
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 4GB(拡張機能により最大12GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11インチIPS(1,280 × 800) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth5.0 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト13MP |
バッテリー | 7,000 mAh |
サイズ | 258.4 × 170 × 8.5 mm |
重量 | 520 g |
SoCがUNISOC T606なので、ウインタブ的には「エントリー」ですね。Antutuスコアが25万点程度で、ゲーム向きではありませんが、ウインタブではこのSoCを搭載するAndroidタブレットを何度もレビューした経験があり、動画視聴やWeb閲覧、SNS、ニュースアプリ、パズルアプリくらいであればサクサク動く、と評価しています。ゲームはスマホでやる、ということならT606搭載タブレットで十分かな、と思います。
ディスプレイは11インチと大きめで解像度は1,280 × 800と低めです。で、ディスプレイ解像度というのもAndroidタブレットの購入に際しては「SoCと同様に重要なチェックポイント」です。
中国タブレットのディスプレイ解像度は、例外もありますが「WXGA(1,280×800)」か「WUXGA(1,920×1,200)」です。当然後者のほうが望ましいですが、UNISOC T606搭載機の場合、どちらの解像度もありえます。残念ながらODEA A11は前者です。私は視力が悪いこともあり、WXGA解像度でもあまり不満は感じませんが、視力のいい人、年齢が若い人の場合はWXGA解像度だと少々粗さを感じるかもしれません。この製品はディスプレイも(スマホよりもずっと大きい)11インチありますしね。
ただし、動画の「HD画質」というのは一般に「720p(1,280 × 720)」を意味しますので、動画視聴時にはそれほど粗さを感じないと思います。もちろんフルHD(1,920 × 1,080)動画だとWUXGAとの差は出てきます。
WidevineはもちろんL1でNetflixでもL1判定になりますので、動画サブスクリプションサービスでもHD画質視聴ができます。
また、ODEA A11はLTE非対応です。SIMカードを入れてモバイルデータ通信をすることはできませんのでご注意ください。
ODEA A11は筐体にも特徴があります。筐体色は爽やかなミントグリーンで背面の上部にレザー調の模様があります(ヴィーガンレザー張りとかではないです。あくまで模様)ので、ちょっと個性的です。というか、この模様は「滑り止め」としても良さそうですね。
ウインタブとしては「ディスプレイ解像度がWXGAにとどまるのは少し残念だが、UNISOC T606搭載でWidevine L1のTeclast製11インチタブレットが11,940円なら買いでOK」と評価します。
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※セール価格は11,940円
※製品ページの4,000円OFFクーポンを使用
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2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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