BlackviewのOSCALブランドのスマホやタブレットがAmazonプライム感謝祭でセール対象になっています。Amazonプライム感謝祭は10月4日から先行セール、7日から10日までが本セールという日程ですが、OSCALでは4日の先行セール開始と同時にセールを開始しています。
OSCAL製品はウインタブでも何度か実機レビューしており、「Blackviewブランドと変わらない品質」であると評価しています。
1. 主なセール品
OSCALがプレスリリースで案内したセール品は下記の7機種です。OSCAL Pad100のみタブレット、他はスマホです。また、OSCAL Marine2、OSCAL PILOT1、OSCAL PILOT3はBlackviewが得意とする「タフネス・スマホ」です。
製品 | SoC RAM/ストレージ |
ディスプレイ カメラ |
参考価格(円) | セール価格(円) |
OSCAL Flat2 | UNISOC T606 6GB/256GB |
6.56インチHD+ 8MP/13MP |
14,500 | 11,140 |
OSCAL Flat2C | UNISOC T603 2GB/64GB |
6.56インチHD+ 8MP/13MP |
10,255 | 9,742 |
OSCAL Tiger13 | UNISOC T760 8GB/256GB |
6.67インチHD+ 8MP/50MP+2MP |
23,900 | 21,900 |
OSCAL Marine2 | UNISOC T615 4GB/64GB |
6.56インチ 8MP/16MP |
18,900 | 16,900 |
OSCAL PILOT1 | Helio G81 6GB/256GB |
6.67インチHD+ 32MP/50MP+2MP |
23,900 | 22,705 |
OSCAL PILOT3 | Dimensity 6300 12GB/256GB |
6.78インチFHD+ 32MP/50MP+20MP |
35,900 | 34,105 |
OSCAL Pad100 | UNISOC T615 8GB/256GB |
10.1インチWUXGA+ 8MP/16MP |
24,900 | 23,900 |
※製品名をクリックするとAmazon製品ページが開きます
※UNISOC製のSoCは初期状態でVoLTEが使えないことがあります。その場合はこちらの記事を参照し、設定を修正してください
UNISOC製SoCを搭載するスマートフォン・タブレットでVoLTE・音声通話が利用できない場合の対応策
2. セール品の特徴
OSCAL FLAT2/FLAT2C
この2機種はエントリースペックの製品です。特にFLAT2Cは1万円を切る超低価格な製品ですが、OSがAndroid Go EditionでSoC/RAM/ストレージ容量とも非常に低水準なため、(ウインタブの意見ですが)購入はおすすめしません。
また、FLAT2はウインタブでもおなじみのエントリーSoC、UNISOC T606を搭載しており、Android OSの基本操作やWebでの調べ物などの軽作業であればサクサク動くと思いますが、ウインタブ読者のメインスマホとしては明らかに力不足なので、購入する場合はサブ機、あるいは予備機的な位置づけになると思います。
OSCAL TIGER13
この製品はウインタブで実機レビューをしています。5Gに対応するSoC、UNISOC T760を搭載し、アウトカメラも50MPと高く、21,900円という価格の割にスペックが良いです。
スマホでゲームなどをする機会が少ないライトユーザーであればメインスマホとしても使える品質だと思います。ただし、ディスプレイがHD+ (1,604 × 720)解像度と低めであること、またWidevineがL3にとどまっていることには注意してください。
OSCAL Marine2/PILOT1/PILOT3

OSCAL PILOT 1
この3機種はBlackviewが得意とする「タフネススマホ」です。価格表記の通り、Marine2<PILOT1<PILOT3の順でスペックが良くなり、PILOT3はモバイル5G通信にも対応します。
ウインタブではPILOT1を実機レビューしています。PILOT1は上側面に非常に明るいLEDライトを搭載し、カメラ画素数も高めです。そして15,000 mAhと超大容量のバッテリーを内蔵しているため、筐体の厚さと重さが半端ありません (厚さ22 mm、重さ540 g)。いわば「ガチなタフネスガジェット」です。
一方のPILOT3はPILOT1とはかなり製品特性が違っていて「ちょっとアーバン(都会的)」なタフネススマホです。5G対応のSoC、Dimensity 6300、ディスプレイはFHD+ (2,460 × 1,080)でリフレッシュレートも120Hz、50MPカメラに加え20MPのナイトビジョンカメラも搭載しています。バッテリー容量は7,000 mAhと小さめですが、そのかわりタフネススマホとしては薄型でいくぶん軽量です (厚さ14.5mm、重さ357 g)。
タフネススマホの場合「キャンプや工事現場など、アウトドアで使う機会がある」とか「災害など非常時の備えとしたい」とかの明確なニーズがある、というのが購入検討の前提になると思います。もしそのようなニーズがあるのなら、このセール品はとても魅力的です。
OSCAL Pad100
この製品もウインタブで実機レビューをしています。SoC性能はUNISOC T615で、実機レビュー時のAntutuスコアは約32万点と、中国タブの上位モデルに搭載例の多いHelio G99 (Antutuスコア約40万点)よりも低めですが、ディスプレイ解像度は高く(2,000×1,200)、WidevineもL1、RAMとストレージ容量も低価格帯の製品としては大きめ、筐体の質感も高いです。
また、この製品は付属品が充実していて、ガラスフィルムとタブレットケース、タッチペンが付属します。これらの付属品は別途購入すれば3,000円から4,000円くらいはしそうなので、ありがたいところ。というか、タブレット製品の場合「スタンドとしても使えるケースは必需品」だと思いますので、追加でお金をかけなくてもいいOSCAL Pad100はお買い得感も大きいです。
4. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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