
Lenovo公式サイトの週末セール情報です。11月14日から「ブラックフライデー (セール)」がスタートしました (12月4日まで)。2025年のブラックフライデーは11月28日ですが、ウインタブとお付き合いのあるPC・周辺機器メーカーでは11月20日とか21日からセールを開始するところが多いようです。Lenovoは他社に先駆け、いち早くブラックフライデーを始めましたね。
また、ウインタブではこの記事と別に、LenovoのノートPC・タブレットの価格情報記事を掲載しています。こちらもあわせてご覧ください。
レノボ(Lenovo)ノートパソコン・タブレットのクーポン情報・セール価格の一覧(ThinkPad・IdeaPadなど)
では、セール品の一部をご紹介します。
1. ThinkPad X13 Gen 6 (Intel) / (AMD)

セール価格 (Intel):158,730円(税込)~
セール価格 (AMD):169,884円(税込)~
※AMD版はCopilot+ PC
OS:Windows 11 Home / CPU:Core Ultra 5 225U
RAM:16GB / SSD:256GB
ディスプレイ:13.3インチIPS(1920×1200)
重量:933g~
注文時に構成変更が可能・変更例と追加料金
・CPUをCore Ultra 5 225Hに:+8,580円
・RAMを32GBに:+16,445円
・SSDを512GBに:+8,580円
スペック例:AMD・169,884円モデル
OS:Windows 11 Home / CPU:Ryzen AI 5 PRO 340
RAM:16GB / SSD:256GB
ディスプレイ:13.3インチIPS(1920×1200)
重量:968g~
注文時に構成変更が可能・変更例と追加料金
・CPUをRyzen AI 7 PRO 350に:+17,820円
※CPUを変更するとRAMも自動的に32GBに
・SSDを512GBに:+7,128円
13.3インチと「王道サイズ」のモバイルノート、X13にはIntel版とAMD版があり、今週は最低価格が先週から5,000円程度下がりました。最低価格のモデルはIntel版のほうが11,154円安くなっていますが、CPUをCore Ultra 7/Ryzen AI 7にするとIntel版のほうが高くなります。
Copilot+ PCの性能要件を満たすのはAMD版のみです。AMD版のCPUはRyzen AI PRO 300シリーズで、高性能(最大50TOPS)のNPUを内蔵していますが、Intel版のCPUはArrow LakeでNPUを内蔵しているものの、その性能は低め(最大12~13TOPSなので、Copilot+ PCの要件「40TOPS以上のNPU」を満たしません。
ただし、Intel版はCPUの選択余地が大きく、Core Ultraシリーズ2 (Arrow Lake)の「U型番」と「H型番」を選べます。

これはThinkPad X13 Gen 6の搭載CPUの一部、Core Ultra 5/Ryzen AI 5のPassmarkスコアです。シングルスレッド、マルチスレッド(CPU Mark)ともCore Ultra 5 225Hがダントツですよね。NPU性能すなわちオンデバイスAI処理性能を重視するのならAMD版、CPU・GPU性能を重視するならIntel版の「H型番」がおすすめ、と言えます(ウインタブの見解です)。
ThinkPad X13 Gen 6はCPU性能以外の品質も高く、ディスプレイは100%sRGBの色域を備えていますし、スピーカーはキーボード面の両サイドに配置されておりDolby Atmos対応です。そして「なにより」、重量が1キロを切っているのが大きな魅力です。
最低価格からお好みに合わせて構成変更もしても20万円以下に収められるのではないかと思います。
2. Yoga Slim 7 Gen 10(14型 AMD)

セール価格:115,705円(税込)~
※Copilot+ PC
OS:Windows 11 Home / CPU:Ryzen AI 5 340
RAM:16GB / SSD:512GB
ディスプレイ:14インチOLED(1920×1200)
サイズ:312.0×219.3×13.9mm (最薄部)/ 1.28kg
注文時に構成変更が可能
・CPUをRyzen AI 7 350に:+10,340円
・RAMを32GBに:+20,680円 (※)
・ディスプレイを2,880✕1,800解像度に:+7,238円
※CPUをRyzen AI 7 350にしないとRAMを増量できません
えー、Yoga Slim 7 Gen 10はウインタブのセール情報記事の「常連」です。個人的には「メインPCとしてぜひ欲しくなるスペックでありながら激安価格」だと思っていて、毎週末にLenovo製品の価格を調べる際に「やっぱりこの製品は外せないよなあ…」と感じてしまいます。つい先日、この製品の実機レビューもしたのですが、「なぜ安いのか理解できない」くらいの品質だと思いました。
最低価格115,705円モデルはこのまま買ってしまってOKなスペックになっていると思います。ただ、7,238円の追加料金でディスプレイを2.8Kにできるので、私が購入するとしたらディスプレイは変更しますね。
また、この製品は周辺装備も非常に充実していて、スピーカーは4つ搭載、Wi-Fi 7対応、顔認証カメラも備えています。筺体はアルミのユニボディで重量も1.28 kgと、超軽量とまでは言えないもののモバイルノートとして十分なサイズ感です。
3. Idea Tab Pro

セール価格:52,580円 (税込)
OS:Android 14 / SoC:Dimensity 8300
RAM:8GB / ストレージ:256GB
ディスプレイ:12.7インチ(2,944×1,840)144Hz
カメラ:前面8MP、背面13MP
サイズ:291.8×189.1×6.9 mm/ 620 g
この製品は注文時の構成変更はできません。
LenovoはAndroidタブレットのラインナップも豊富で、価格も手頃なものが多いです。ここでご紹介するIdea Tab ProはLenovoとしては「中位」クラスの製品で、上位にはSnapdragon 8 Gen 3を搭載するYoga Tabなどが、下位にはDimensity 6400を搭載するIdea Tab Plusなどがあり、必ずしもすべての読者に対してこのIdea Tab Proがベストな選択肢であるとは言えません。ただ、この製品はブラックフライデーで2,200円OFFになっています。
SoCのDimensity 8300はAntutuスコアが約140万点と高く、ゲームも含め一通りの操作を不満なくこなすことができます。また、OSがAndroid 14とやや古いですが「OSのメジャーアップデート2回と4年間のセキュリティアップデート」が予定されています。
ディスプレイは12.7インチと大きめで解像度も2,944×1,840と高く、リフレッシュレートは144Hzと高速です。4096段階の筆圧に対応するLenovo Tab Pen Plusが付属しますので、お絵描きタブレットとしても使えます。
「タブレットは動画用」ということだと少々もったいない (オーバースペック)かな、と思います。大画面でゲームをしたり、ペン入力を生かしたAI機能を使用したり、といった多彩な使い方をしたい人に向く製品です。
4. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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