高性能・高コスパなミニPCでおなじみのGEEKOMがAmazonプライム感謝祭に合わせ、セールを開催中です。プライム感謝祭は10月4日から先行セール、10月7日から10日までが本セールという日程になっていますが、GEEKOMでは先行セールに合わせて10月4日からセールを開催中です。
1. 主なセール品
主なセール品は下記のとおりです (他にもセールになっているものがあります)。
製品 | CPU | RAM/SSD | 参考価格(円) | セール価格(円) |
A9 Max | Ryzen AI 9 HX 370 | 32/2TB | 139,900 | 125,910 |
GT13 Pro | Core i9-13900HK | 32/1TB | 84,900 | 72,165 |
A6 | Ryzen 7 6800H | 32/1TB | 64,900 | 58,410 |
A6 (ピンク) | Ryzen 7 6800H | 32/1TB | 64,900 | 55,165 |
A5 Pro | Ryzen 7 5825U | 32/1TB | 57,990 | 53,350 |
A5 | Ryzen 5 7430U | 16/512 | 39,900 | 36,708 |
A5 | Ryzen 5 7430U | 8/256 | 36,900 | 34,190 |
Air12 | Intel N150 | 16/512 | 32,900 | 28,405 |
2. セール品を3機種ピックアップ
A9 Max
※参考価格は139,900円
まずはCPUにRyzen AI 9 HX 370を搭載するGEEKOMのハイエンドモデル「A9 Max」から。ウインタブではこの製品をレビューしていませんが、Ryzen AI 9 HX 370搭載機のレビューをした経験があります。レビュー時点で「オンデバイスAI」の実力は試せませんでしたが、CPU市場ではトップレベル (最大50TOPS)のNPUを内蔵し、CPU/GPU性能も非常に高い型番なので、メインPCとして仕事やエンターテイメント分野で長く愛用できると思います。
セール品のRAMは32GB、SSDも2TBと大容量で、もちろんDIYによる増設 (あるいは換装)が容易に可能な構造になっています。また、この筐体は (画像を見てわかる通り)ポートが非常に充実していますし、GEEKOMらしく「SDカードリーダー搭載」でもあります。セール価格でも12万円を超えてしまいますが、それに見合う品質の製品だと思います。
A6 (ピンク)
※参考価格は64,900円
CPUに旧世代のRyzen 7 6800Hを搭載し、そのぶん価格を低く抑えたモデルがA6です。ウインタブでもこの製品は実機レビューしていますが、このセールでは新色「ピンク」モデルが通常カラーのモデルよりもお買い得になっています。
ウインタブのレビューでもいくつかベンチマークテストを実施しており、詳しくはそちらを見ていただければと思いますが、Ryzen 7 6800Hの性能は現在でも十分に高水準で、事務仕事はもちろん、息抜きにカジュアルなPCゲームのプレイも可能です (モンハンワイルズとかは無理です。ちょっと古めのゲームタイトルならグラフィック設定を落とせば十分いけます)。
RAMも32GB、SSDも1TB搭載しており、購入後の増設・換装も可能ですが、この容量ならそのまま使っても不自由しないのでは?と思います。
A5
8GB/256GB:34,190円
16GB/512GB:36,708円
※参考価格は36,900/39,900円
ラストは旧世代のRyzen 5 7430Uを搭載するモデル「A5」です。Ryzen 5 7430Uという型番はリリース時期はRyzen 7 6800Hよりも新しいものの、CPUアーキテクチャは6800Hよりも古く(Zen3、6800HはZen3+)、性能も低めです。しかし、事務仕事用としてミニPCを使う場合は十分な実力を確保しています。
また、この製品は3万円台で購入できる、というのが大きいですね。ざっくりいうと「Intel N150などのエントリーCPUを搭載するミニPCプラス1万円」くらいで買えてしまいます。Intel N150はかつてのCeleronとは別物の実力がありますが、それでもRyzen 5 7430Uと比較してしまうと大きな差がありますので、個人的には「プラス1万円ならA5にするのが良いのでは?」と思いますね。
なお、この製品はRAM/SSDが「8GB/256GB」と「16GB/512GB」の2種類あります。ミニPCなのでもちろん「あとから増設すればいいや」ということでも良いのですが、もともとの価格差が3000円に満たないので、これも個人的な意見ではありますが、最初から16GB/512GBにしておくほうが良いと思います。
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2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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