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GMKtecのミニPC、低価格モデルを3つピックアップ。いろんな使い方が楽しめます

おすすめの低価格ミニPC
少し前から中国メーカー製品を含む「ミニPC」が人気のようです。ミニPCはデスクトップPCの1ジャンルと言え、ノートパソコンのように「購入して電源を入れたらすぐ使える」わけではなく、モニターやキーボード、マウスなどのポインティングデバイスを接続する必要があり、これらの周辺機器を揃えなくてはなりませんし、ほとんどの場合バッテリーも内蔵していないので、電源の確保も必要です。

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ミニPCが人気となった背景として、Intel N100などのエントリーCPUの性能が上がり、Office系のソフトを使ったり動画を視聴したりするうえで「普通に使える」ようになった、という点と、ノートPCよりもずっと安く購入ができる、という点が挙げられると思います。もちろんハイエンドCPUを搭載するミニPCは決して安価とは言えませんが、エントリーCPUを搭載する製品であれば2万円を切る価格から、またIntel Core/AMD Ryzenの旧型番を搭載するモデルでも3万円台、4万円台で購入ができます。

ただし、これらの低価格帯ミニPCは、(失礼ながら)聞いたこともないようなメーカーのものも販売されており、それらの製品の中にはOSのライセンスが怪しいものもあります。ウインタブが直近でレビュー機会が多かった「GMKtec」と「GEEKOM」の製品については、確認した限りすべて正規のOEMライセンスであったことと、品質にも問題がなかったことから、この2メーカーのミニPCは推奨できます。

この記事のテーマは「低価格なミニPC」でして、GMKtecとGEEKOMのミニPCからいくつかピックアップするつもりでしたが、このレンジだとGMKtecのコスパの良さが光っていて、選んだ製品はすべてGMKtec製となりました。

1.NucBox M5 Plus

GMKtec NucBox M6
セール価格:
 16GB/512GB:36,935円
 32GB/1TB:49,267円

最も安くなる購入パターン(1月4日現在)
・16GB/512GB:Amazonで製品ページにある5%OFFクーポンを使用
・32GB/1TB:Amazonで購入(楽天は在庫切れ)

OS:Windows 11 Pro
CPU:Ryzen 7 5825U
RAM:16GB/32GB
SSD:512GB/1TB
サイズ:128.8 × 127 × 47.8mm / 523 g

搭載CPUのRyzen 7 5825Uは最新型番ではありませんが、Zen3という比較的新しいアーキテクチャを採用した8コア16スレッドの高性能CPUで、Passmarkが公表しているベンチマークスコアも18,362と、Core Ultra 7 155U(スコア16,784)を凌ぎます(ただしAI処理チップNPUを搭載していないので、オンデバイスAI処理性能はCore Ultraよりも劣ります)。

これね、「余裕でメインPCとして使える」と思いますよ。Office系のアプリだけじゃなくて、画像加工とか(趣味レベルの)動画編集もこなせますし、PCゲームもそこそこは動きます。この記事のテーマはエントリーモデルなんですけど、この製品の場合はエントリーなのは3万円台から、という価格だけです。

あと、筐体は樹脂製で少々安っぽく感じられるかもしれませんが、「名より実を取りましょう」ということです。この製品についてはライターのオジルさんが実機レビューをしていますので、そちらもご参照ください。

製品ページ:
GMKtec NucBox M5 Plus:Amazon
GMKtec NucBox M5 Plus:楽天

ウインタブ関連記事:
GMKtec NucBox M5 Plus レビュー - Ryzen 7 5825Uを搭載、普段使いなら文句なしのミニPC、お値段なんと4万円切りです!

2.NucBox G3 Plus

GMKtec NucBox G3
セール価格:
 8GB/256GB:18,741円
 8GB/512GB:21,280円
 16GB/512GB:24,508円

最も安くなる購入パターン(1月4日現在)
・8GB/256GB:Amazonで購入
・8GB/512GB:楽天で購入(製品ページの30%OFFクーポンを使用。Amazon取り扱いなし)
・16GB/512GB:Amazonで購入

OS:Windows 11 Pro
CPU:Intel N100
RAM:8GB/16GB
SSD:256GB/512GB
サイズ:114 × 106 × 42.5 mm/360 g

CPUに最新型番、開発コードネーム「Twin Lake」のIntel N150を搭載するエントリーモデルです。ウインタブの記事執筆(Webでの情報収集、簡単な画像加工、テキスト入力)くらいならサクサクこなせたIntel N100の後継型番で、N100よりも7%~8%程度の性能アップを果たしているとのことです。ただし、動画編集・エンコーディングや高度な画像加工、PCゲーム、その他特殊な業務アプリの利用だとちょっと厳しいですけどね。事務系のビジネスマンの方のリモートワーク用であればこの製品で問題ないと思います。

ウインタブの経験上、GMKtecの製品のOSはすべて正規のOEMライセンスなのですが、18,741円だと「OS代金みたいなもの」です。ミニPCの場合、本体の他にモニターやキーボード、マウスが必要になりますが、本体と一緒に全部揃えても3万円強くらいで済むんじゃないかと思いますし、ちょっと奮発してメカニカルキーボードなんかを接続すれば使い心地も爆上がりします。

読者の皆さんはすでに「それなりのスペックのノートPC」をお持ちかと思います。この製品の場合、「サブPCとしてリモートワーク用にする」とか、リモートワーク用でなくとも「仕事用とプライベート用にPCをわける」といった用途に向くと思いますし、ホームサーバー的に使うのもいいでしょうね。

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GMKtec NucBox G3 Plus
なお、ポート構成ですが、有線LANに2つのHDMIポートを備えているものの、「USB Type-Cがなく、USB Type-Aも4つ」なので、キーボードやマウスをBluetooth接続のものにしないとちょっと不足感はありますね。仕事で使う場合はWebカメラとかスピーカーも必要になるかもしれません(つまりUSBポートが必要)し…。

それと、RAMはおそらく1スロットのみで、最大32GBまでの搭載が可能ですが、初期搭載のRAMを換装することになります。またSSDはM.2 2242 SATAの空きスロットがありますので容易に増設が可能です。

販売サイト:
GMKtec NucBox G3 Plus(8/256、ブラック):Amazon
GMKtec NucBox G3 Plus(8/256、グリーン):Amazon
GMKtec NucBox G3 Plus(16/512、ブラック):Amazon
GMKtec NucBox G3 Plus:楽天

ウインタブ関連記事:
GMKtec NucBox G3 Plus - Intel N150を搭載するエントリークラスのミニPC。…Twin Lakeってなに?

3.NucBox G2 Plus

GMKtec NucBox G2Plus
セール価格:22,421円
※1月4日現在だとAmazonが安いです

OS:Windows 11 Pro
CPU:Intel N150
RAM:12GB
SSD:512GB
サイズ:87 × 87 × 39.5 mm / 218 g

NucBox G2 Plusも最新型番のIntel N150を搭載するミニPCですが、「筐体が非常に小さい」です。一方でRAMはオンボードなので12GBのまま変更できませんし、SSDの空きスロットもありません(初期搭載のSSDを外して容量の大きいものに交換することはできます)ので、基本「そのまま使い続ける」ことになります。

それと、G3 Plusとはポート構成が異なります。

GMKtec NucBox G2Plus

クリックで拡大します

USB Type-Aが3つ、HDMIが2つ、DPが1つ(上の画像で「PD充電対応」と誤記載されているものです)、有線LANポートが2つありますが、一般ユーザーの多くはLANポートは1つで良いと思いますし、HDMIとDPを合計で3つ搭載するのであれば映像出力に対応するUSB Type-Cポートのほうが良かった、と思います(この画像にあるUSB Type-Cポートは給電専用です)。個人利用の場合、このポート構成はイマイチ、といいますか、ハブを用意することになるかな、という気はします。

G3 Plusとは近い価格帯ですが、「筐体サイズ」と「ポート構成」、それと「RAM/SSDのメンテナンス性(拡張性)」を見比べて決められるといいと思います。

Amazon製品ページ:
GMKtec NucBox G2Plus:Amazon
GMKtec NucBox G2plus ミニpc:楽天

ウインタブ関連記事:
GMKtec NucBox G2Plus - 最新エントリーCPU、Twin LakeのIntel N150を搭載して2万円強で買えるミニPC

4.関連リンク

GMKtecのストア:Amazon
GMKtecDirect:楽天

執筆者:ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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