「これほしー!けど、たけー!」と誰もが思うVAIOのハイスペックモバイルノート「S11(11.6インチ)」と「S13(13.3インチ)」が2018年春モデルとなりました。変更点は多くないですが、内容がかなり充実しています。なお、スペック表の大部分と筐体は従来型からほとんど変更ありませんので、製品概要については下記のリンクをご覧ください。
VAIO S11 - 最新11.6インチはスペックが高く、筐体品質も高く、そして価格も…。ビジネスモバイルマシンとしては最強クラス!
VAIO S13 - 王道の13.3インチモバイルノート、文句なしにハイスペックで品質も抜群!
で、変更点なんですけど、(だいたい予想がつくと思いますが)CPUに第8世代のCore iプロセッサーが追加されました。また、ある意味VAIOらしいかもしれないんですけど、第7世代のCore iも併売されます。
Celeron 3865U/Core i3-7100U/Core i5-7200U/Core i5-8250U/Core i7-8550U
というラインナップとなり、CeleronとCore i3は従来通り、Core i5は第7世代と第8世代が併売され、Core i7は第8世代のみとなりました。
1.VAIO TruePerformance
VAIO独自のチューニング「VAIO TruePerformance」が採用されました。第8世代のCore i5とi7を搭載するモデルのみに限定されますが、これがすごいことになっているようです。
VAIO TruePerformanceの詳細部分、つまりメカ的にどういうことをしているのか、というのは断片的にしか開示されていません。例えば「ヒートパイプをより太くし、放熱フィンの素材をより放熱性能に優れる素材に変更」とか「基板上の電源回路を強化」などといった説明はありました。しかし、私たち一般ユーザーにしてみればこれ以上詳細に説明されてもわからんですね…。ともあれ、非常に細かいチューニングが施されているようです。開発者の方々の対談記事がありますので、こちらも合わせてご覧ください。
私たち一般ユーザーがわかりやすいのはこの動画ですね。
なお、繰り返しになりますが、「VAIO TruePerformance」はVAIO S11とS13の第8世代Core i5/i7を搭載するモデルのみに適用されています。また、非常に細かい話ですが、TruePerformanceが適用されるモデルのみ、重量が10グラムだけ重くなります。
2.新色の追加
VAIO S11とS13は筐体サイズが異なる以外、基本的に同スペックです。しかし、筐体色は異なります。このうち、S11に新色「ピンク」が、そしてS11とS13の両方に「ALL BLACK EDITION」が追加されました。
ALL BLACK EDITIONはその名の通り、徹底的に黒です。天板のVAIOロゴすらも黒、そして付属品やパッケージ(外箱)まで、とにかく黒く染め上げられています。このエディションはCore i7モデルのみに設定される、プレミアムなカラー、となります。公式サイトには専用のページも用意されています。
ALL BLACK EDITION:VAIO公式サイト
3.価格など
VAIO S11とS13はVAIO直営オンラインストアおよびソニーストアで販売中です。価格はS11、S13ともソニーストアで104,800 円(税込み113,184円)からとなっており、ALL BLACK EDITION(Core i7モデル)は189,800円(税込み204,984円)からです。表面的な価格はVAIOストアのほうが高いんですが、VAIOストアはLTEモデルが標準構成になっていて、それがソニーストアではカスタマイズ項目になっていたり、製品保証の仕組みが異なる(ともに3年保証だがVAIOストアのほうが内容が手厚い)などの違いがあります。もちろんどちらがお買い得、というのはありません。
やっぱりいいですよね、VAIO…。
4.関連リンク
VAIO S11:VAIO公式サイト
VAIO S13:VAIO公式サイト
VAIO(パーソナルコンピューター):ソニーストア