こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。スマホでは「GALAXY」でおなじみのサムスンが、日本市場にWindowsマシンを投入します。スマホと同様「GALAXY」の製品ブランドを使用し、その名も「GALAXY Book」です。しかも10.6インチと12インチの2サイズ同時投入となりました。サムスン製のWindowsマシンというのはすごく興味深いですし、特に10.6インチのほうは「日本市場ではほぼ失われた」と言っていい「小型サイズのCore m タブレット」となります。
1.スペック
10.6インチと12インチ、基本的には「似通ったスペック」あるいは「10.6インチが廉価版、12インチが高級版」と考えてしまいます。後者の考え方でおおむね正しいのですが、なぜかOSは10.6インチがPro版、12インチがHome版です。
10.6インチのほうはCPUがCore m3(メーカーで型番非公表ですが、クロックスピードからしてm3-7Y30で間違いないと思います)、RAMが4GB、ストレージが128GB eMMCと、Atom機よりは格段に高性能ではあるものの、ハイスペックマシンではありません。また、ディスプレイは1,920 × 1,280と、Surfaceと同じアスペクト比3:2となります。
一方で12インチはCore i5-720U/RAM8GB/256GB SSD/2,160 × 1,440 SAMOLEDディスプレイと、ウインタブの「上級モバイルノート勝手基準」を満たすスペックになっており、ディスプレイはFHD(1,920 × 1,080)を越え、有機ELが採用されています。やはりアスペクト比は3:2ですね。
後述しますが、この製品は販売手法(販売パートナー)が法人市場を意識したものになっています。また、あくまで個人の印象ですが、10.6インチは派手なスペックではなく、その割にOSがPro版ということなので、より法人向け(あるいは教育市場?)っぽい位置づけなのかな、と思います。12インチのほうは予算があれば誰もがほしくなるようなスペックなので、個人向け市場も意識しているんじゃないでしょうか?このことは筐体の厚さにも表れていて、10.6インチはサムスンにしては厚みがありますよね?12インチのほうは7.4 mmと、かなりの薄型になってます。
2.筐体
いきなり「ほとんど同じ」画像を2枚並べてみました。上が10.6インチ、下が12インチです。どこが違うかわかりますか?実は私も少し悩んでしまいまして、側面にUSB Type-Cポートが2つあるのが12インチ、1つしかないのが10.6インチである、ということに気づきました。また、そうやって判別したのち、キーボード面にある小さいロゴマークのようなものの配置が異なる(12インチのほうが端っこにあります)ことに気づきました。
それ以外には全然見分けがつきません。要するにデザインコンセプトは全く同じ、という理解でいいと思います。
こちらは10.6インチの正面画像です。分離型2 in 1なので、メカ部分はタブレット側にあり、そのせいかベゼル幅は少し太めです。GALAXY S8のようなわけにはいかないですね。
こちらは12インチの側面画像です。これを見るとこの製品はSurfaceタイプのようなキックスタンドはなく、「タブレット+カバー兼用の簡易タイプのキーボード」の組み合わせであることがわかります。ただし、「簡易型」というのは便宜的に使っている表現で、キーストローク1.5 mmを確保した本格的な仕様になっています。
こちらは10.6インチのキーボードです。画像は英語配列になっていますが、日本向けに日本語配列が用意されるのかは定かではありません。なお、キーボードは付属品で、別売りではありません。
この画像(Type-Cポートが1つしかないので10.6インチ)はキーボードを変形させたものですが、おそらく手書き入力時のことを想定したものだと思います。
この製品には筆圧対応(すみません、筆圧何段階かは確証がありませんが、おそらく4,096段階と思われます)のスタイラスペン「Sペン」が付属します。
スマホとのデバイス連携も考えられています。「Samsung Flow」による通知の受信やデータ送信、「Samsung Pass」による「生体認証データ(虹彩、指紋)を使用してのGalaxy Bookへのログイン」が可能です。ただし、「互換性のあるスマートフォン」である必要があり、さすがにスマホのGALAXYは大丈夫だと思いますが、その他のAndroidスマホのうちのどのくらいが互換するのかは不明です。
3.価格など
Samsung GALAXY Bookは11月中旬より「販売パートナー企業を通じて」発売されます。10.6インチが「シネックスインフォテック株式会社」と「ダイワボウ情報システム株式会社」、12インチはなんと「コストコホールセールジャパン株式会社」がパートナーです。12インチはコストコに行かないと買えないんでしょうか?w
また、価格は「オープン」となっており、予想価格などもありません。販売パートナー企業の顔ぶれを見ると法人向けの色彩が強く感じられますが、個人で購入することも可能だろうと思います。あと、コストコがどういうパートナーぶりを発揮するのかもよくわからないですが、とりあえず私の自宅の近所にコストコがありますので、後日チェックしに行ってみようかな、と思っています。
とりあえず現段階では価格が全然わからないので何とも言えませんが、サムスンはだてにスマホでトップメーカーに上り詰めたわけではないはずで、この製品の仕上がりにもすごく期待が持てそうですね!
4.関連リンク
Galaxy Book:GALAXY公式サイト
コメント
11.6inchではなく一回り小さい10.6inchで、Windows10が満足に動きそうなタブレットということで期待しています。キーボードの配列が日本語配列だったら言うまでもありません。
HuaweiのMateBookの中古を漁っていましたが、これの詳細情報が出るまで待ちにしようかなと思います。
こんにちは、コメントありがとうございます。日本語配列について、個人的にはちょっとネガティブです。あまり数を売ることを想定していないような気がして…。とりあえず実機が出回るまで様子見ですよね。まだ不確定要素があって怖いですもん。
GALAXY Bookがまさかの国内販売すると聞いて驚きましたね
モバスタ除く絵描きWinタブ界隈で今一番ホットな3大タブのひとつですから
(ライト級GALAXY Book、ミドル級Switch7 Black Edition、ヘビー級HP ZBook x2)
S-penはカスタムワコムfeelの孤高の存在なんで諦めて結構米泥で買った人多いし
ていうかコストコw
こんにちは、コメントありがとうございます。「3大タブ」というのは知りませんでした。勉強になります。またS-penの構造もよく知りませんでした。Samsungなんで品質はいいんだろうと思ってましたけど。
matebookと比較するならmicroSD入るのは嬉しいです
mate bookは指紋認証があってスリープ復帰しやすそう
galaxybookはsd入るのとペンが高性能なのがいいね
詳しく情報出たら似たようなのでスペック比較してほしいです
こんにちは、コメントありがとうございます。これまた鋭い!といいますか、私「MateBookタイプ」みたいなくくり方で比較記事書こうと思ってます。
こんにちは、コメントありがとうございます。鋭いご指摘ですね。私気づきませんでした…。
NTT-Xで10.6inchの方が発売となりますね。
https://nttxstore.jp/_II_SM15872552?LID=mm&FMID=mm
この価格は、うーん悩むけどCore mだから相応なのかなぁ。