こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。特に7インチタブレットに関してなのですが、読者の方から非常に質の高いコメントをいただいておりまして、このままコメントとして流すのが非常にもったいないと思いました。なので、(複数回にわたってコメントをいただいている関係上)少しだけ文章の流れを整えるような調整をさせていただきつつ、ウインタブの引用記事として紹介させていただきます。
今回は「禿げしいベイ」さんのコメントから。禿げしいベイさん、ありがとうございました!この方はKEIAN(恵安)のKEM70Bを4台購入されています。購入理由は「家族で喫茶店へ出かけオンラインゲームをしよう!」という豪快なものです。この方、自宅では「RAID構成のXeonミドルサーバーなんかを無理矢理」PCとして使っていて、渋いことにWindowsPhoneはいまでもIS12Tです。使っているデスクトップPCのスペックが非常に高いこともあり、KEM70Bの性能には過度の期待はしていなかった、とのこと。
ここから下、引用符は使用していませんが、基本的に禿げしいベイさんのコメントをそのまま掲載します。一部私の判断で割愛した箇所もありますが、もし問題があるようでしたらコメントを頂戴できれば修正いたします。
1.筐体について
この製品、意外と癖がなく、背面はマットな仕上がりで質感もよく安っぽさもありません。端子類も非常に丈夫な印象を受けます。なんと言っても本機のアドバンテージは、その携帯性にあります。子供や女性でも疲れない重さと、縦持ちにしてソフトキーボードでの入力も楽々です(手の大きな私では少し狭いですが親指での入力ミスは殆どありません)。iPad mini (ハードケース系を除く) などのカバーがぴったりです。マルチタッチは、制限ありの5点までですがまったく困らないです。
2.外部ストレージについて
SANDISK SDSDQXP-064G-G46A (microSDXC, CLASS10, UHS-I Class3, 書込速度 90MB/s, 転送速度 95MB/s)、こちらのメモリーカードが正常に認識、動作しました。microSDXC では最速の部類に入るカードです。メモリカードの規格をクリアすることが目的でしたので、これで、microSDXC規格上の 128GB, 256GB, 512GB が発売されれば動作する確証が得られました。
このタブレットにおいて心配なのは容量不足ですが、大容量カードが動作すれば、このあたりも解消します。速度的には、SATA 程度しかありませんが、HDD のような待ち時間は発生しないため、体感速度は良好です。価格.com で最安値が、8,000円弱なので費用対効果は大きいです。128GBでも9,000円弱ですから、8インチタブに負けない体裁だけは整います(笑)
3.処理速度など
Atom Z3735F(ウインタブ注:KEM70BのCPUはZ3735Gです) はメモリ帯域が細いので、ややアプリの起動に時間が掛かります。しかし起動してしまえば、クアッドコアですのできびきび動きます。
デスクトップに降りるときはディスプレイ解像度を1,024×600 にしています。また、データ転送量が少なく、見やすく整理されているスマフォサイトを見ることで、タブレットへの負荷を減らしています。それだけではつまらないので、カジュアルなオンラインゲーム(非ブラウザ)をしたところ、なかなかどうして、頑張ってくれました。
思っていた以上に無線LANの通信速度が速く、ちょっと驚きです。システムバスを通さない分、下手なグラフィックボードを追加しているゲーミングPCより滑らかです(車と同じでPCもバランスです)。
4.バッテリー
バッテリーの持ちですが、輝度の調整で恐ろしく伸びます。持続時間の長いタブレットは、比例して画面が大きいのですが、基盤のサイズは KEM-70B とあまり変わりません。よって、見るからに小さなバッテリーの場合、一番消費電力の激しいものを抑えれば良いわけです。
最低輝度にしても、判別不能に陥るほど暗くなるわけではないので、最低輝度にしています。この状態で、無線が混線している街中や移動しながら2時間ブラウジングしていても、バッテリーの減りは40%程度でした。
5.充電しながらUSBは使えない
OTG ケーブルでの充電はできませんでした。ただ、この手のケーブルは通電されているので、ハードウェアエミュレーションROM(ソフトウェア)を作成し導入すれば、充電できるようになると思います。このような芸当ができるのは、Unix カーネルコア+Direct X で構成されている Windows タブレットや Windows Phone ならではです。Willcomから販売されていたW-ZERO3[es]の時にも、SDカードの認識ドライバにパッチを充てて、2GB→16GBで利用できるようにしていました。
いずれ、素晴らしきHackerがパッチを作成してくれるかも知れません。(マスコミの言う Hacker は、Cracker のことなので、マスコミって…。)
6.マウスとキーボード
Bluetooth キーボードとマウスを接続してみました。例によって4台ずつです(笑)
まず、キーボード、ELECOM TK-FBM023BKです。認識とドライバの組み込みに、やや時間が掛かりますが待つだけですので簡単です。
ただ、1点問題があり、英語キーボードとして認識されました。ハードウェアの更新で手動で日本語キーボードとして認識させようとしても上手く行かないため、レジストリを直接操作する必要があります。
「Windows 8 でキーボードが英語配列キーボードとして認識される」
上記サイトの「方法 2 : キーボード レイアウトを日本語キーボードの設定に修正する」を、いきなり実施してください。再起動後、無事、日本語キーボードとして認識されます。
マウスは、ELECOM BT12BRです。こちらも簡単で待つだけです。
実際の運用ですが、それぞれの電源の ON/OFF にすぐに反応してくれます。持ち歩きを重視したため、ちょっとキーボードが小さいです。お安く押さえるなら、Logicool のキーボードマウスセットが良いかも知れません。
7.外部モニター出力
miniHDMI を使って、外部モニター出力をしてみました。コントラストも明瞭で、問題ないです。複製時はキビキビしていて問題ないのですが、拡張時は悲惨です。特に、良く使うであろう、外部モニター(フルHD)をセカンダリとして使う場合は、メモリの少なさが露骨にでます。お世辞にもセカンダリ側で何かしようと思ってはいけません。
外部モニターをメインディスプレイとして、タブレット側の出力を切ると、そこそこ動きます。プライマリとセカンダリで処理に差があるのが不思議です。あくまでも、いざという時のおまけ機能と思った方が良いです。
ウインタブ注:以上で引用は終わりです。
8.終わりに
いかがでしたでしょうか?オリジナルコメントをしてくれた禿げしいベイさんはかなりのPC知識の持ち主だと思われます。また、私が読ませていただいた限り、かなりKEM70Bをお気に入りのようで、なんとなく愛情を感じます。これからKEM70Bの購入を、と考えている方には非常に参考になる内容だと思います。
最後に一点だけご注意を。この記事は読者の方が善意で書いてくれたコメントが元になっています。使用感とか性能の評価はコメントをしてくれた方の主観に基づくものであり、すべての人が同じ感想を持つとは限りません。また、周辺機器との相性についても、すべての人に同じ現象が発生するとは言い切れません。この点をご理解いただいた上で購入の参考にしていただければ、と思います。
9.関連リンク
製品情報 / KEM-70B:KEIAN公式サイト
コメント
Windows10のアップグレードに成功したので報告を。
ダウンロードしたWindows10のインストールプログラムからの直接インストールは、32bit版のアップグレード条件の空きストレージ16Gに引っかかるので、インストール用のUSBメモリを作成し、そちらからのインストールになります。
途中、容量不足を指摘され、バックアップ用ファイルを別ストレージに作成する選択肢が出るので、SDカードを選択します。
この時の作成ファイルの容量が9Gになるので、SDカードの空き容量はそれ以上を用意しておきましょう。
インストール前の本体の状態。
ストレージ空き容量4.22G、バッテリー100%満充電。
インストール後の本体の状態。
ストレージ空き容量1.99G、バッテリー残量44%。
特に迷うような所は無いかと思います。
kazuさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私はいまAspire SwitchにisoからWindows 10をインストール中です。インストールできたら記事にするつもりなのですが、いただいたコメントは他の読者の方に有益な情報だと思いますので、記事中に引用させてもらいますね。もし問題があるようでしたら、コメントをいただけると助かります。素晴らしい情報をありがとうございました。
私も無事windows10にアップグレードできました。インストール用のUSBメモリ作成はタブレット本体だと、途中でエラーとなるので別のパソコンで行いました。本体ストレージの空き容量が1GB程度になりましたが、快適に動作しました。解像度もネイティブの設定でタブレットモードを利用するのに何の問題もありません。設定メニューを確認しましたがアプリの保存先はグレーアウトして変更出来ませんでした。
おのけんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。RAM1GB、ストレージ16GBのタブレットとしては貴重な成功例なんじゃないでしょうか?でも本体ストレージの空きが1GBというのはかなり厳しいですね。Windows.oldによるものであれば、しかるべきタイミングで削除しちゃえばかなり快適になると思いますが。また、アプリの保存先の件、私も確認していますが、これが実装されると16GBマシンでも便利になるんで、早く実現してほしいところ。
windows.oldはマイクロSDに保存していましたがCドライブにアップグレード関連ファイルが大量にありました。
アップグレード前にwin8のフルバックアップとUSB起動ディスクを作成していたので、ディスククリーンアップでアップグレード関連ファイルを削除したところ、Cドライブの空き容量が約5GBになりました。これで快適に使えそうです。
おのけんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。またしても有益な体験談をいただき、すごくうれしいです。この分だと近日中に新しい引用記事をかけそうですが、その際はおのけんさんのコメントを使わせていただきたく、お願いいたします。
kazuさん、おのけんさん
有益な情報ありがとうございます。
ぜひ、参考にさせていただきます!
メモリや容量が少ないと、こんなところで小技を駆使しないとならないのですね。
wintab さま
コメントなのに立派な記事にして頂き、ありがとうございます。そして、校正お疲れ様でした。
最近、忙し過ぎて、KEM-70B に触れていません。正確には、朝になるとタイルが移動していたり、消えていたり…。
やる気はあるんですが…(笑)
そんな中でも、ELECOM のクリアスタンドを購入して、ディスプレイして悦に浸ってみたり、ストアアプリをインストールしてみました。
やっぱりなのですが、NAVITIME ドライブサポーターは、GPS が無いので、自車アイコンが動きませんでした(笑)
そして、VOD アプリの hulu。
無線LAN(11n)でも問題なく、滑らかで綺麗です。試しに、firefox で hulu を再生してみたところ、再生までに少々待ちますが、さらに綺麗でした。
モバイル時は、モバイルルーターが、かなり熱くなっていたのには驚きました。
暇になりがちな移動中の車内。
このタブレットを購入してから、まるで、ゲームセンターみたいです。
余談ですが、PS3/PS4 の hulu は、い遺贈度を落としているみたいです。
残念。
無理矢理、Office を使ってみた、など、もう少し有益なコメントにします。
禿げしいベイさん、こんにちは、ご無沙汰しております。先般の引用記事、本来なら禿げしいベイさんに何らかの謝礼をお渡しすべきものだったと思っております。そのような性質のものを引用させていただいたこと自体、私としても大変助かりますし、いつかきっと謝礼付きの投稿をお願いできるような身分になりたいと思います。といいつつ、禿げしいベイさんのコメントが溜まってきたらまた記事にしてしまおうと思ったりしてるんですけどね。今後ともよろしくお願いいたします。
どうにもならなさそうな端末をどうにかして、涼しい顔で使うことに喜びを見出しているので、謝礼とか不要です。
この意味不明な楽しみ方を共有できただけでも、御誌に感謝しています。
bluetooth で少々残念な状態が発生しました。
タブレット側の初期状態ですと電源に接続していてもスリープしてしまいます。
そうなると、キーボードの認識がおかしくなります。
一番簡単な回復方法として、「bluetooth の設定」で、一度、bluetooth を OFF にして、再度、ON にすれば復帰します。
また、電源に接続している時は、スリープに以降しないようにして、ディスプレイの電源だけを切るようにしておくのが良いかと思います。
小ネタでした…。
p.s.
今日になって、恵安のサイトからマニュアルをダウンロードして眺めていたら、microSD は 32GB までだったのですね…。
マニュアルを読まない癖とは恐ろしい…。
禿げしいベイさん、こんにちは、コメントありがとうございます。いつも有益な情報をありがとうございます。KEM-70Bだけでなく、Bluetoothがイマイチな製品、結構ありますよね。私はBluetoothはマウスくらいしか使わないです。
Windows10へのアップデートを行いました。
KEM-70Bと同スペックでWindows10搭載の「KVI-70B」が発売されたので今更感が半端ないですが、一応成功報告ということで・・・。
ダウンロードしたものがisoファイルだったので、「アップデート方法がこの記事の頃と違うのかな?」と思いつつ作業をしていました。
isoファイルだったので仮想ドライブにマウントして共有にし、LAN経由でsetup.exeを実行してアップデートしました。
なのでインストール用のUSBメモリは作成しておりません。
作業時に困ったことは、画面が狭すぎて、タブレットを縦にしても横が、横にしても下が切れていたためボタンを押せず、何が書いてあるかも読めないため何を押せば次に行くのかもわからなかった、ということでした。(おかげで何度も「更新の確認」をしてしまいました。。)
ただ、コメントを読む限りでは皆さんは特に難儀していた様子も無いので「どっか間違っていたのかなぁ??」と思っております。
TABキーで○回ではダメ、という感じで当たりを引くまで試すという力技で乗り切りましたが、どのキーを押せばよいのかわかっていればキー入力でいけたのかな?と思います。
本来はAltキーを押しながらではあるものの(最近のOSではAltキーは不要でしょうか?)、Altキーを押して無くてもいけたりするので知っていたほうがいいかもしれません。
『次へ』はN、『同意する』はA、インストールは「I」です。それぞれ『Next』『Agree』『Install』とそのままなのにイラついて思い出せませんでした。。
先ほどインストールが終わったばかりでまだあまり試していませんが、ちょっといじった感じでは8.1よりよさそうな気がします。
以上、まだ居るかどうかわからない誰かの参考になれば、とコメントさせて頂きましたm(__)m
追加です。
電源が入らなくなりましたorz
他の方は問題なく動作していること、インストール直後にそれらしい兆候が無かったことを考えるとインストール失敗の可能性は高いですが、メーカーに確認してみないとわかりません。
とりあえず起動すれば色々調べられそうではあるのですが、電源すら入らないとなると完全にお手上げ状態です。。
ごめんなさい。更に追加です。
さっきあれほど入らなかった電源がなぜか今はあっさり入りましたo..rz
コメント欄汚し、すみませんでした。。
再度同じ症状が出たら、その時はメーカーに確認しますので、その時は結果も合わせてご報告いたします。
昨日届いて今日もう壊しちゃったかとあせりました(‘A`)
出遅れ御免さん、こんにちは、コメントありがとうございます。一連のコメントを拝見していると、PC初心者には7インチのアップグレードは厳しい感じですね。というか上級者でもかなり根気がいりそうです。初心者のかたは最初からKVI-70Bのほうが良さそうです。ウインタブはPC操作があまり得意ではない方にも読んでいただきたいと思っているので、今後の記事づくりに活かしたいと思います。貴重な情報ありがとうございました。
私も最近購入したのですが起動時に充電出来ない致命的バグがあります。切っているときは充電するみたいですけど、起動時にはつなげていても認識すらしないです。
こんにちは、コメントありがとうございます。貴重な情報もありがとうございます。KEIANは日本の会社ですが、もとは中国タブレットだと思います。中国タブレットの場合はこういう電源まわりが弱いことがありますね。
BIOS開いたらbroadcomのbcm4752(GPS)が入ってるって出てきた
でもBIOS上で停止してあってデバイスマネージャでもその他(不明なデバイス)扱いになるようです。
てってってーさん、こんにちは、コメントありがとうございます。コメントがスパムフォルダに迷い込んでいて公開が遅れてしまいました。すみません。それ、復活させたいですけど、無理なんですかねえ。