HUAWEIがWindowsのタブレット(デタッチャブル2 in 1)「MateBook E(2022)」を発表しました。12.6インチサイズで薄型軽量、ディスプレイは高精細な有機ELと、ウインタブ読者ならぜひ購入したくなる(と思います)非常に魅力的なタブレット製品です。
1.MateBook E スペック
スペック表
MateBook E(2022) | |
OS |
Windows 11 Home Windows 11 Hme Sモード |
CPU | Intel Core i3-1110G4/Core i5-1130G7 |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB PCIe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 12.6インチOLED(2,560 × 1,600)タッチ |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト13MP |
バッテリー | 42Wh |
サイズ | 286.5 x 184.7 x 7.99 mm |
重量 | 709 g |
バリエーションモデル
・Sモード/Core i3/8GB/128GB/キーボードなし
・Home/Core i5/8GB/256GB/キーボード付属
コメント
OSはWindows 11 HomeとHome Sモードです。Sモードはアプリの導入に制約があり、Microsoftストア(Windowsストア)経由でしかアプリをインストールできませんが、このモードが不要であれば無償で解除できますので、購入のハードルにはなりません。
CPUは第11世代(Tiger Lake)のCore i3/Core i5で、「超省電力タイプ(UP4)」です。ノートPC用によく見られるCore i3-1115G4やCore i5-1135G7よりも省電力なぶん、若干性能が劣るとされていますが、ウインタブの経験上はほとんど気にしなくてもいいくらいの性能差でした。なお、事務仕事などに使うぶんにはCore i3-1110G4でも十分な性能になっていると思いますが、Core i5-1130G7の内蔵GPUはIris Xe、Core i3-1110G4はIntel UHD Graphicsなので、グラフィック性能には割と大きな差があります。ゲーム(PC負荷の高いゲームには向きません)やクリエイティブワークに使うのであればCore i5モデルにしておくほうがいいでしょう。
RAMは全モデル8GB、ストレージはCore i3モデルが128GB、Core i5モデルが256GBです。
ディスプレイは12.6インチの有機ELで解像度は2,560 × 1,600(画面の縦横比16:10)と高く、DCI-P3、コントラスト比1,000,000:1、最大輝度600nitと、素晴らしい品質になっていますので、非常に鮮やかな発色が楽しめると思います。
また、別売りのHUAWEI M-Pencil (第2世代、税込み12,980円)を使えば4,096段階の筆圧に対応するペン入力が可能ですし、ペンは本体にマグネットで取り付けられ、本体から充電することもできます。
ちょっと厳しい…と思うのが入出力ポートの構成ですね。「Thunderbolt 4(USB Type-C)が1つだけ」です。この製品でバリバリ仕事をするのならハブは用意しておきたいところ。
そのかわり、ということでもないですが、サイズはWindowsが搭載されている製品とは思えないくらいにコンパクトです。この製品は冷却ファンも搭載しているのですが、「それで厚さ8ミリ切り」です。このサイズ感だけでも欲しくなる!という感じです。
2.MateBook E 筐体
正面から見たところです。この製品はHUAWEI製なので、さすがに盛られていない(画像加工されていない)と思いますが、それを疑いたくなるくらいにスタイリッシュですねー。
背面です。筐体素材はよくわかりませんが「革新的なスプレー加工によってシリコン粒子が表面に組み込まれています。上質なボディは洗練された質感とまるで満天の星のようなエレガントな輝きを放ちます」という、読んでみてもイマイチわからない説明がありました。
ちょっとわかりにくいですが、左側面には指紋センサーを内蔵する電源ボタンとイヤホンジャック、右側面にはThunderbolt 4(USB Type-C)ポートがあります。また、下面にはキーボード接続用のコネクターも見えますね。
また、画像からは確認できませんが、この製品は「4スピーカー搭載」です。なので、音質にもかなり期待ができそうです。
ちょっと説明文が入っていますが、キーボード面です。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様が日本語配列になっているのかは不明です。
また、HUAWEIのPCはスマホやタブレットとワイヤレス接続し、データ伝送や画面の共有などが可能です。ただ、接続できるデバイスが「一部のHUAWEIスマホとタブレット」だけなんですよね…。これがちょっと残念。
キーボード接続はこんな感じです。この製品のキーボードは「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard」という名称なのですが、既存モデルで単品販売されている「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard(同名)」とは別物なので、ご注意ください。
3.MateBook E 価格など
HUAWEI MateBook E(2022)は3月8日から予約販売がスタートしており、発送は3月18日以後、とアナウンスされています。3月9日現在の価格はCore i3モデル(キーボードなし)が税込み88,800円、Core i5モデル(キーボードあり)が税込み139,800円です。
なお、3月9日現在、MateBook Eを購入するとHUAWEI Band 4(スマートウォッチ)とHUAWEI FreeLace(イヤホン)がもらえます。また、「新生活応援キャンペーン」として、「2万円ごとに2千円割引(上限4千円)」という特典があり、Core i3モデル、Core i5モデルとも(割引上限の)4千円OFFで購入できます。また、Amazonだとプレゼントはもらえないようですが、Core i3モデルが83,401円、Core i5モデルが118,691円(いずれも製品ページにあるクーポンを使った価格)で購入できるようです。
うーん、久しぶりに「欲しい!」と思えるWindowsタブレットが登場したなあ、と思います。
4.関連リンク
HUAWEI MateBook E:HUAWEI公式サイト
HUAWEI MateBook E:Amazon
コメント
HUAWEIの技術力なら8インチUMPCを激薄激軽で作れそうなのに
はい、私もコメントを拝見して、全くおっしゃるとおりだと思いました。UMPCって日本以外でどのくらいの人気があるんでしょうね?One-Netbookの製品は中国国内でかなり好調なようですけど。