BTOパソコンメーカーのFRONTIERが15.6インチサイズのゲーミングノート「XNM」を発売しました。最新のスペックを備えたミドルクラスの製品で、BTOパソコンメーカーらしく注文時に構成のカスタマイズも可能です。
1.FRONTIER XNM スペック
スペック表
FRONTIER XNM | |
OS | Windows 10 Home/Pro |
CPU | Intel Core i7-10870H |
GPU | NVIDIA GeForce RTX3060 Laptop(6GB) |
RAM | 8GB/16GB/32GB/64GB |
ストレージ | 512GB/250GB/1TB M.2 NVMe SSD M.2 NVMe SSD増設可 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920 × 1,080)144Hz |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB3.2 Gen1 Type-C × 2、USB 3.2 Gen1 × 2、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 11.4V/4.500mAh/51.3Wh(約5.1時間) |
サイズ | 359 x 254 x 21.7 mm |
重量 | 1.98 kg |
バリエーションモデル
・RAM8GB/512GB SSD:169,800円
・RAM16GB/1TB SSD:179,800円
・RAM32GB/1TB SSD:189,800円
※税込み価格
※全モデルCPUはCore i7、GPUはRTX3060
※全モデル構成のカスタマイズに対応
ポイント
・GeForce RTX3060を搭載
・RAMとストレージのカスタマイズ余地が大きい
・ディスプレイはリフレッシュレート144 Hz
・購入しやすい価格
コメント
FRONTIERはBTOパソコンメーカーなので注文の際に構成を変更することができます。XNMの場合だと、主要構成でOSのバージョン、RAM容量、ストレージ容量の変更が可能です。
CPUは第10世代(Comet Lake-H)のCore i7-10870Hです。第10世代でゲーミングノートによく採用されていたCore i7-10750Hが6コア12スレッドであるのに対し、Core i7-10870Hは8コア16スレッドなので、より高いパフォーマンスが期待できます。またGPUはGeForce RTX3060で、ゲーミングノート用としては中上位クラスの性能です。
この製品は3つのベースモデルがありますが、全てのベースモデルでカスタマイズが可能なので、どのベースモデルにするかという点にはあまり意味はありません。RAMは最低で8GB、最大で64GBまで搭載できますが、CPUとGPUの性能から考えて16GB以上にしておくのがいいと思います。ストレージは標準構成で512GB/1TBで、容量を変更することもできますし、M.2 NVMeの空きスロットがありますので、さらなる大容量にすることもできます。オンラインゲームは容量の大きなものが多く(100GB以上のものもあります)、個人的には1TBくらいはあったほうがいいのでは?と思います(私、512GBを使っていますが、少々足りません)。
ディスプレイは15.6インチのFHD解像度と一般的な仕様で、リフレッシュレートは144Hzなので、描画はなめらかでFPSゲームやレースゲームではスコアアップも狙えるかもしれません。
通信周りではWi-Fi6(ax規格)に対応します。また「もちろん」有線LANポートも装備していますので、高速で安定したネットワーク接続ができますね。
2.FRONTIER XNM 筐体
筐体サイズは横幅が15.6インチノートとして標準~やや小さめ、奥行き(短辺)がやや大きめ(標準だと235 mmくらい)です。そのせいもあり、左右のベゼルはかなり細く、上下のベゼルはやや太めです。
天板は「超シンプル」ですね。全くの無地でうっすらとヘアライン加工が施されているようです。この点良くも悪くもゲーミングノートっぽくありません。なお、天板とパームレスト部分はアルミ合金製です。
キーボードです。15.6インチサイズですがテンキーはありません。ゲームプレイやテキスト入力を前提とする場合、ホームポジションが筐体のほぼ中央となるテンキーレスキーボードのほうが使いやすいと思われます。
メーカーの開示では「88キー日本語キーボード、キーピッチ約19.2mm、キーストローク約1.15 mm ± 0.2 mm)となっていて、余裕のあるサイズと言えます。バックライトはゲーミングノートらしく「レッドのみ」です。
側面です。FRONTIER XNMのポート構成はUSBポートが合計で4つ、あとはHDMIポートと有線LANポート、そしてイヤホンジャックですが、USBポートが全て右側面にある、というところに少々クセを感じます。ここは不満を感じる人もいるんじゃないでしょうか。また、SD(microSD)カードリーダーはなく、音声ジャックも入出力兼用である、という点には注意しておきたいですね。
前後面です。特にコメントもできませんが、背面の通気口はさすがにやや目立ちます。
底面の画像もありました。実は底面が一番ゲーミングノートっぽいんじゃないか、と思えるくらいの造形になっています。上部左右にスピーカーグリルが見えます。
3.FRONTIER XNM 価格など
FRONTIER XNMはFRONTIER公式サイトで販売中で、4月26日現在の価格は下記のとおりです。
・RAM8GB/512GB SSD:169,800円
・RAM16GB/1TB SSD:179,800円
・RAM32GB/1TB SSD:189,800円
※税込み価格
一番上のRAM8GB/512GB SSDの価格を見ると、そんなに激安という感じもしないのですが、真ん中と一番下の構成は安いですね。私なら真ん中を選ぶと思います。この構成であればゲーム初心者から上級者まで快適に使えるんじゃないでしょうか。
CPU/GPUのスペックが高く、全体的に非常にバランスの良いゲーミングノートだと思います。
4.関連リンク
FRONTIER XNM:FRONTIER