FRONTIERがスタンダードノート「NLT」を発売しました。FRONTIERと言えばゲーミングPCのBTOメーカーという印象が強めですが、スタンダードノートも手掛けていて、このNLTは従来モデルの「NLC」のCPUを変更したものです。外観や機能はベーシックでシンプルなものになっていて、注文の際に広範なカスタマイズが可能です。
1.FRONTIER NLT スペック
FRONTIER NLT | |
OS |
Windows 10 Home / Pro Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core i3-1115G4/Core i5-1135G7/Core i7-1165G7 |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB/32GB/64GB |
ストレージ |
500GB/512GB/1TB/2TB NVMe SSD (ストレージ2基搭載可能) |
光学ドライブ | DVDマルチ/Blu-ray |
ディスプレイ | 15.6インチ (1,920 x 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB 3.2 Gen2 Type-C(USB PD、映像出力対応)、 USB 3.2 Gen 1、USB 2.0 × 2、HDMI、D-sub、イヤホンジャック、マイクジャック、LAN(RJ45)、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(100万画素) |
バッテリー | 14.4V/2100mAh/32Wh |
サイズ | 361 × 256 × 24.1 mm |
重量 | 2.0 kg |
ベースモデル
・Home/Core i3/8GB/500GB
・Home/Core i5/16GB/500GB
・Home/Core i7/16GB/1TB
※左からOS/CPU/RAM/ストレージ
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FRONTIER NLTは注文時に構成のカスタマイズが可能ですが、CPUだけはベースモデルの段階で決める必要があります。OSはWindows 10と11を選べ、それぞれPro版の選択も可能です。CPUは第11世代(Tiger Lake)のCore i3/Core i5/Core i7です。
RAMはCore i3モデルのみ8GBから、Core i5/Core i7モデルは16GBからで、最大搭載容量は64GBです。また、Core i3モデルでRAM8GBを選択する場合以外はすべてデュアルチャネル(例:8GB×2)となります。ストレージはプライマリーがNVMe SSDで最低500GB、最大で2TBまで選べます。また、この製品は2.5インチSATAの空きスロットがあり、ここにHDDやSSDを増設することもできます。
この製品、しっかり光学ドライブも搭載しています。ただねえ、もう光学ドライブを使っている人はかなり少ないような気もしますけど…。
ディスプレイは15.6インチのFHD解像度、ノングレア(非光沢)タイプで、IPSとかTNといった形式は開示されていません。通信周りではWi-Fi6とBluetooth 5.0に対応します。
この製品の素晴らしいところに「入出力ポートの構成」が挙げられます。USBポートは合計で4つ(うち1つはType-C)と標準的ですが、映像ポートにHDMIのほかD-subを装備し、音声ポートも入力・出力が独立しています。また、有線LANポートとフル規格のSDカードリーダーも装備していますので、最近の15.6インチスタンダードノートとしては非常に充実したポート構成だと思います。
サイズは「普通」ですね。特に小さいとか軽いということはありません。最近は15.6インチノートでも重さ1.6キロとか1.8キロのものが目立ちますので、2022年の今となっては「ちょっと大きめ」と言えるかもしれません。
2.FRONTIER NLT 筐体
ディスプレイのベゼル幅も細めですし、オーソドックスですっきりとしたデザインです。悪く言うと「めっちゃ普通」ですよね。でも、ビジネスマシンとしては「こんなのでいいんだよ!」という声もありそうです。
天板です。完全無地。筐体素材は不明ですが、この製品はMIL規格(MIL-STD-810G)準拠の耐久テストをクリアしていますので、頑丈な筐体になっています。
底面です。ここもちょっと懐かしいですね。バッテリーが昔ながらの着脱式になっているのが素晴らしいと思います。これなら自分で簡単に交換ができますし、出先で長時間作業することを想定して予備のバッテリーを用意することもできます(バッテリーは注文時のカスタマイズ項目ではなく、別途FRONTIERに連絡して購入する必要があります)。
キーボードです。「日本語キーボード 107キー、キーピッチ約18.2mm、キーストローク約1.8mm±0.2mm」と開示されています。バックライトは非搭載のようですが、タッチパッドに物理クリックボタンを2つ備え、テンキー部分もあまりトリッキーな配列ではないので、使い勝手は良さそうです。
側面と入出力ポートの配置です。光学ドライブを搭載していることもあり、ポートが「ぎっしり」という感じですね。またSDカードリーダーは側面ではなく、前面に装備されています。
3.FRONTIER NLT 価格など
FRONTIER NLTはFRONTIER公式サイトで販売中で、ベースモデルの価格は下記のとおりです。
Core i3モデル:89,800円
Core i5モデル:104,800円
Core i7モデル:124,800円
※税込み価格
スペック面でも外観でも派手さはないものの、必要な性能、必要な機能がしっかり揃っていて、ビジネスマシンとして長く付き合っていけそうな製品だと思います。
4.関連リンク
FRONTIER NLTシリーズ:FRONTIER
コメント
贅沢言うなら背面にもUSBとかが欲しかった
職場用にちょうどこういうのを探してたのでありがたい情報でした。
ちなみにスペック表の外部GPUは表記ミスでしょうか…?