FRONTIER NA － シンプルなデザインで使いやすそうなRyzen搭載の15.6インチノート

BTOパソコンメーカーのFRONTIERから、15.6インチスタンダードノート「NAシリーズ」が発売されました。CPUにはFRONTIERのノートPCとしては初となるAMD Ryzenを搭載する、ビジネスノートらしいプレーンなデザインの製品です。

1.FRONTIER NA スペック

ベースモデル

基本モデル：Ryzen 5/8GB/512GB
おすすめ構成A：Ryzen 5/16GB/1TB
おすすめ構成B：Ryzen 7/16GB/1TB
※左からCPU/RAM/ストレージ

FRONTIERはBTOメーカーなので、どのベースモデルでもRAMやストレージの構成をカスタマイズできます（CPUはカスタマイズ対象ではありません）。

コメント

CPUは第4世代（5000番台）ではなく、第3世代（4000番台）となりますので、この点はご注意ください（第3世代でもビジネス用としては十分な性能です）。OSのバージョン、RAM、ストレージはカスタマイズ項目でRAMは最大で64GB、ストレージは最大1TBまで増量できるほか、ストレージに関しては「もうひとつ」SSDもしくはHDDを追加できます。

ディスプレイは15.6インチのFHD解像度、ノングレア（非光沢）タイプで、IPS液晶なのかTN液晶なのかは開示されていませんでした。

通信まわりではWi-Fi6（ax規格）に対応し、入出力ポートも15.6インチスタンダードノートとしては十分な構成になっていると思います。

また、この製品、サイズは「まあコンパクト」くらいですが、重量が1.65 kgと、かなり軽量です。モバイルノートというには少々大きくて重いですが、たまに出先に持ち出して使うくらいなら問題ないでしょうね。

2.FRONTIER NA 筐体

正面から見たところです。上部と左右のベゼルが細く、スッキリと見えます。

天板は「無地」です。非常にシンプルなデザインで、好き嫌いはわかれるかもしれませんが、ビジネスノートとしては「むしろこれでいい」とも思えますね。筐体素材は開示されていませんでした。

キーボードもオーソドックスにテンキーが付いています。「107キー日本語配列、キーピッチ約18.2mm、キーストローク約1.8 mm ± 0.2 mm」という仕様で、バックライトはついていないようです。

そう言えば、最近のスタンダードノートはコンパクトサイズ化が進んでいて、テンキーが3列しかないものが増えています。しかしこの製品では昔ながらの、と言いますか、しっかり4列取られています。まあ、テンキーを多用する人にとってはデスクトップPCと同じレイアウトのテンキーのほうが使いやすいと思いますし、この点はメーカーでもセールスポイントの一つとしてアピールしています。

側面と入出力ポートの配置です。USBポートの数も十分ですし、HDMIや有線LANポートなどもついている、充実した構成になっています。

ところで、左側面（画像下側）にカードリーダーらしきものが2つありますよね？「なんだろう…」と思って調べていたら、メーカーの製品ページに、2つのうち右側にあるほうは「本製品では使用しません」という断り書きがありました。

3.FRONTIER NA 価格など

FRONTIER NAシリーズはFRONTIER公式サイトで販売中で、7月19日現在の価格は下記のとおりです。

基本モデル：Ryzen 5/8GB/512GB：84,000円
おすすめ構成A：Ryzen 5/16GB/1TB：94,800円
おすすめ構成B：Ryzen 7/16GB/1TB：104,800円
※税込み価格

とてもシンプルなデザインで、実用本位のスタンダードノート、という印象の製品です。また、OSやRAM、ストレージ容量をニーズに合わせてカスタマイズできるというのもビジネスユーザーには魅力的ですね。使う人、使う場所を選ばず、長く付き合っていけるノートPCだと思います。

4.関連リンク

FRONTIER NAシリーズ：FORNTIER公式サイト