BTOパソコンメーカーのFRONTIERが15.6インチのゲーミングノート「FRONTIER LN」を発売しました。この製品には従来モデルがありますので、記事タイトルは便宜的に「LN(2021)」としていますが、実際には「2021」というのはつきません。外部GPUにGeForce GTX1650を搭載する、ライトゲーマー向けの製品です。
1.FRONTIER LN スペック
FRONTIER LN(2021) | |
OS |
Windows 10 Home / Pro Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core i7-11800H |
外部GPU | NVIDIA GeForce GTX1650(4GB) |
RAM | 8GB/16GB/32GB/64GB |
ストレージ | 512GB / 1TB SSDなど(ストレージ2基搭載可能) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ (1,920 x 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB 3.2 Gen2 Type-C、 USB 3.2 Gen 1 × 2、USB 2.0、HDMI、mini DisplayPort、イヤホンジャック、マイクジャック、LAN(RJ45)、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(100万画素) |
バッテリー | 15.2V/3,175mAh/49Wh |
サイズ | 359.5 × 238 × 21.9 mm |
重量 | 1,950 g |
ベースモデル
・RAM8GB/512GB SSD
・RAM16GB/512GB SSD
・RAM16GB/1TB SSD
コメント
FRONTIERの製品は注文時に構成のカスタマイズが可能です。OSはWindows 10とWindows 11を選べ、Windows 11にする追加料金はありません。CPUは第11世代(Tiger Lake-H)のCore i7-11800HでGPUはGeForce GTX1650です。CPUとGPUはカスタマイズ項目ではなく、これで固定です。
RAMは最小で8GB、最大で64GB、ストレージは2基搭載可能で、最大だと1TB SSD+1TB SSDあるいは1TB SSD+2TB HDDにすることができます。ディスプレイは15.6インチのFHD解像度、ノングレアタイプで、リフレッシュレートについては説明がなかったので、おそらく60Hzと思われます。
入出力ポートはUSBがType-Cを含め合計で4つ、HDMIにmini Display Portを備えます。ただし、USB Type-Cポートは映像出力とUSB PDのいずれにも対応しません。
筐体サイズは従来モデルと全く同じなので、変わっていないようですね。とはいえ、タテ・ヨコサイズは15.6インチゲーミングノートとしてはやや小さめに仕上がっています。
2.FRONTIER LN 筐体
ベゼルが細く、派手な装飾もないので、割とスッキリと見えます。
天板です。従来モデルと同じデザインで、ちょっと立体的な形状ながら装飾はありません。この製品はゲーミングノートとしてはエントリークラスとなりますが、高性能なスタンダードノートとしてビジネスなどで利用することも想定できますので、その意味ではいいデザインと言えるでしょう。
キーボードです。タッチパッド部分に説明文が入っていますが、この製品のタッチパッドには物理クリックボタンはありません。「テンキー付き107キー日本語キーボード、キーピッチ約18.2mm、キーストローク約1.8mm±0.2mm」と開示されています
また、このキーボードにはバックライトがつき、色数はそんなに多くないようですがカラフルに発光させることができます。ただし、Per-Key RGB(個々のキーのバックライト色を任意に設定できるもの)ではないようです。
ポート構成です。この製品は左右側面のほか、背面にも入出力ポートを装備しています。
3.FRONTIER LN 価格など
FRONTIER LN(2021)はFRONTIER公式サイトで販売中で、11月15日現在の価格は税込み144,800円から、となっています。GPUがGTX1650のみ、という点と、ディスプレイが高リフレッシュレートではない、という点で、どちらかと言うとライトゲーマー向けの製品と言えそうです。また、外観が比較的おとなしめなので、高性能なスタンダードノートとしてビジネスや動画編集などに使うのにも向くと思います。
4.関連リンク
LNシリーズ(11th/GTX1650):FRONTIER