こんにちは。かのあゆです。数か月前にメイン端末を「Samsung Galaxy S7 Edge SC-02H」に乗り換えたのですが、この端末のmicroUSB端子が故障しました。故障の内容は、
・PCとのデータ接続不可
・急速充電使用不可(Qualcomm QuickCharge 2.0)
・充電速度が低速充電(USB経由での充電相当)に固定
というものになります。
スマートフォンとして使う分には問題がないのですが、急速充電や通常充電が利用できないため、バッテリー残量30%の状態からフル充電まで5時間程度かかってしまうなど通常運用にはかなり厳しい状態になってしまいました。
データ通信部だけが壊れるという故障はめったにないとは思いますが、スマートフォンも精密機械であるためこういったトラブルも起きる可能性はあるということで記事としてまとめておきたいと思います。
トラブル時に行ったことについて
QuickChargeに対応したモバイルバッテリーで急に急速充電が利用できなくなり、充電速度も低速になったため、まず疑ったのは
USBケーブルの不具合
です。
Qualcommが採用している急速充電規格であるQuickChargeの仕組みとして「QuickCharge対応のアダプタと端末を接続した際に機器同士で対応しているかどうか通信してから急速充電モードに切り替える」という仕様になっているため、ケーブルに不具合が起きてデータ通信が行えない状態になると急速充電が機能しなくなります。
そのためまず不具合を疑ったケーブルでGalaxy S7 EdgeをPCに接続してみることにしました。
その結果、デバイスの認識が「不明なデバイス」として認識され、正常にデータ通信が行えていないことを確認いたしました。
データ通信が正常に行えていないため、「ケーブルが断線した」と判断して動作が正常なケーブルで再度充電を試すことにしたのですが、ケーブルを変えてもQuickCharge 2.0モードで充電ができません。またPC接続もうまく認識されないままでした。
ケーブルを正常なものに変えても不具合が起きるため、今度は端末側のmicroUSBポートに問題が起きていると判断し、端子が折れていないか確認してみましたが、端子のほうは問題がないようです。
端子に埃や汚れがついて接点不良を起こしており、正常にデータ通信が行えていないという可能性もあるため、「接点復活剤」を吹きかけて端子を洗浄、コーティングしてみることにしました。
端子の接点不良で不具合が起きている場合、これで回復できる可能性があります。接点復活剤は「コンタクトスプレー」という名称でも販売されており、ホームセンターなどで入手可能です。
ちなみに今回かのあゆが使用したのは呉工業のコンタクトスプレーとなります。
コンタクトスプレー : 呉工業
またコーティング剤を拭きかける際は端末の電源を切って行うようにします。通電した状態で拭きかけると最悪端子がショートして症状が悪化してしまう可能性があります。
端子が十分に乾いたところでもう一度PCとの接続や充電を試しましたが残念ながら症状が改善されることはありませんでした。
端末に何が起きたのか
microUSB経由での充電が完全に行えないわけではなく、データ通信とQuickCharge 2.0による急速充電、QuickCharge 2.0非対応のアダプタで動作する通常充電のみ機能しなくなってしまっていることからおそらく何らかの原因でmicroUSB端子のデータ通信部の回路がショートしてしまい、正常にデータ通信が行えなくなってしまったようです。
この状態でも充電自体は行えるのですが、PC経由での充電と同じ低速充電しか行えないため、特にSnapDragon 820のようなハイエンドCPUを搭載した端末の場合電源ONの状態では消費電力のほうが多いためまともに充電が行えず、電源OFFの状態でもフル充電までかなり時間がかかってしまうことになります。
今回故障した端末は通話SIMを指して使っているメイン端末のため、電源OFFの状態でないとまともに充電できないのはかなり致命的です。
修理はできるが…
今回の症状はケーブルの断線による不具合ではなく、端末側の問題であるため、このまま端末を利用する場合修理に出すことになります。
キャリアショップで修理
Galaxy S7 Edge SC-02Hはキャリア端末であるため、SIMフリー端末とは異なり修理対応はキャリアショップで行うことになります。
通常利用の範囲内での故障でなおかつ保証期間内であればドコモ回線契約ではなくMVNO回線契約でも無料修理を受け付けてくれますが、残念ながらGalaxy S7 Edgeは発売からすでに1年が経過してしまっており、補償対象から外れてしまっています。
もちろん有償修理も受け付けてくれますが、今回の故障の場合おそらく端末交換となるため、修理金額は5万以上かかってしまうおそれがあります。
Galaxy S7 Edgeの中古市場価格も下がっており、場合によっては購入しなおしてしまったほうが安く上がってしまうた、有償修理に5万以上かかってしまうのは少し躊躇してしまいます。
スマートフォン修理業者で修理
スマートフォン修理業者による修理の場合部品の調達が容易で、パーツ交換元となるジャンク端末自体も多く流通しているため故障した部品だけ交換するため端末のデータもそのまま残せる可能性もあるほか、修理代金もキャリアショップ経由での端末交換よりは安く済みます。
ただしXPERIAやGalaxyのような端末の場合は修理を受け付けてくれることが多いのですが、ZTEやFREETELなどのSIMフリー端末の場合、部品の調達に時間がかかる場合やそもそも修理を受け付けてくれない可能性もあり、またメーカー保証も受けられなくなってしまうデメリットもあります。
今回の場合microUSB端子の修理を15,800円で受け付けてくれる業者を見つけましたが、原因がmicroUSB端子部のショートではなくメイン基板関連の不具合の可能性もあるため今回は修理に出すのを見送ることにしました。
まとめ
故障した当日昼までは通常通り充電できており、本当に急に故障してしまい、なおかつ故障した端末が携帯電話としても使っているメイン端末であったためかなり焦ってしまいました。
端末自体も3か月で購入してこれから愛用していこうと思っていたタイミングで故障してしまったため、かなりショックが大きいです。
microUSB端子に負担をかけるような使い方はしていなかったのですが、急速充電という仕組み自体が端末にある程度負担をかけているため、こういったトラブルも場合によっては起きてしまう可能性は0ではないのだなと感じました。
故障した当日に別の端末を確保しましたが、正直かなりへこんでしまっています…
コメント
気をつけても負荷のかかる場所なので基盤に歪みやらダメージが発生しやすい個体だったのかな
どうもモバイルバッテリーもQuickChargeが使えなくなってたので何らかの理由でS7eとモバイルバッテリー両方のQC制御用回路を破損してしまったようです…
Galaxy S7ならQiが使えるのでそちらで充電するのがいいと思います。急速でも2千円位で買えるし
qiがサポートされているのは知っていたのですが、モバイルバッテリーでQCどころか通常充電すら正常に機能しなくなったのはちょっとメイン端末としては厳しかったので…(汗
サブ端末ならまだ許容範囲ではあったんですが…
この機種にQiは無いのでは?Wikwpedia見た切かぎりですが。
私はマグネット端子?を使っています。10個ぐらい試しましたが
ケースをするなどで端子の出っ張りの大きさが気にならないならいならおすすめです。
WSKEN社 Xcable mini 2(lightning,microUSB )(BaseusはOEM?)
他のはショートしやすかったりケーブルが抜けてきたり端子が大きすぎたり…
日本キャリア版に背面にqiロゴがしっかりある通りS7シリーズはqiはしっかり対応してますね。
マグネット端子というとZ4以前のXPERIA Zシリーズですね。
あれは地味に便利ではあったので復活してほしいところなのですが…
Galaxyはコネクタ弱いんですかねぇ。今、S4使ってますが2年目超えて直ぐに壊れましたもの・・
症状は充電、通信両方ダメでした。
結果お決まりの”ケータイ補償サービス”で色違いを交換してもらいました。
今は先にコメント残されてた方と一緒でマグネット充電のヤツを使ってます(〇スパラの安すっいヤツ)。
USB通信部だけピンポイントで壊れるというのは自分が使ってきた端末でも見たことないのでイレギュラーな故障だとは思いますが…
キャリア契約なら保証サービス使えば安く修理できますね。
かのあゆはMVNOメインなので正直この辺に関してはキャリア契約は強いなぁと感じました。