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東京ゲームショウ 2023に行ってきました。かのあゆ的に印象に残ったブースをご紹介します

東京ゲームショウ2023
9月21日(木)から24日(日)までの期間、国内最大のゲームイベント、東京ゲームショウが幕張メッセにて開催されています(一般公開日は23日と24日)。かのあゆも22日のビジネスデーに行ってきました。残念ながらすべてのブースを訪れることはできませんでしたが、訪問できたブースの中で印象に残ったところをご紹介します。

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1.ONE-NETBOOK

ONE-NETBOOKブースではRyzen 7 7840Uを搭載するニューモデル「ONEXPLAYER 2 Pro」と「ONEXFLY」の2機種が展示されていました。

ONEXPLAYER 2  Pro
ONEXPLAYER 2 Proはウインタブでも実機レビューをしています。コントローラーが着脱式という特徴があり、コントローラーを取り外せば8.4インチサイズのWindowsタブレットになります。また、別売りの専用カバーキーボードと組み合わせれば「Surfaceの小型版」のような形態になり、ゲーム機としてだけでなくビジネスでも違和感なく使えます。

ONEXPLAYER 2 Proのレビュー記事はこちらです
ONEXPLAYER 2 Pro レビュー - ただの「ゲーミングUMPC」ではなく「DIY UMPC」。着脱式コントローラーで多彩な使い方が可能!

ONEXFLY
つい先日国内で発表されたニューモデル、ONEXFLYです。こちらは「従来通り」と言いますか、コントローラーを取り外せない携帯ゲーム機タイプの製品です。なんといっても590 gという軽さが特徴です。またスピーカーはHARMANチューニングで迫力のあるサウンドを楽しめます。外付けGPU(eGPU、GPU BOX)も接続できますし、モニターやキーボードを接続すればメインPCとしても使えます。

ONEXFLYの紹介記事はこちらです
ONEXFLY - 軽量にしてハイスペックなゲーミングUMPC、国内正規販売が決定しました。価格も判明

2.AYANEO

同じくゲーミングUMPCを多数手がけているAYANEOも東京ゲームショーに出展していました。国内で販売中のAYANEO AIR PlusやAYANEO AIR 2Sと、現在INDIEGOGOでクラウドファンディング中のAYANEO KUN、近日クラウドファンディングがスタートするAYANEO Slideが展示されていました。

AYANEO Kun
AYANEO KUNはAYANEO製品としては初となる8.4インチサイズの大型モデルです。筐体はNintendo Switchよりもさらに大きく、重量も950 gと軽量モバイルノートに近いので、長時間ゲームをプレイすると手が疲れそうです。

実機を手にした印象も「ゲーム機としてはちょっと重いかな」と感じられました。しかしRyzen 7 7840UをTDP最大54Wで動作させることができ、ディスプレイサイズも大きいのでより快適にPCゲームをプレイできるようになっています。また、タッチパッドを装備しているのも大きな特徴ですね。

AYANEO KUNの紹介記事はこちらです
AYANEO KUN - 8.4インチと大型サイズのゲーミングUMPC、近日クラウドファンディング開始予定

AYANEO Slide
AYANEO Slideはその名の通りスライド式キーボードを搭載しています。似たような機種として既にGPDからGPD Win3、GPD Win4がありますが、GPD Win3がかつてソニーから販売されていたUMPC、VAIO type U(VGN-UX90)に近いデザイン、GPD Win4が同じくソニーの携帯ゲーム機、PlayStation Portable(PSP)やPlayStation Vitaに近いデザインになっているのに対し、AYANEO Slideは丸みを帯びた筐体で印象はかなり異なります。

かのあゆ私物のGPD Win3を持ち出していたので並べてみました。GPD Win3は5.5インチなので6インチのAYANEO Slideのほうがやや大きいです。

GPDもそうだが長文を打ち込むには厳しい
キーボードはタッチ式ではなく物理キーですが、GPD Win3/4と同じくあくまでゲームのID/パスワードを入力することを前提にしていると思われ、Microsoft Wordやテキストエディターで長文を打ち込むのは厳しいと思います・・・個人的にはやってみたいと思っていますが・・・

実は2022年5月の時点で発表されていた機種ですが、諸事情で開発が遅れようやく9月22日よりクラウドファンディングが開始されます。CPUは当初搭載される予定だったRyzen 7 6800Uから最新のRyzen 7 7840Uに変更されています。まだ日本での発売日などはアナウンスされていませんが、発売が待ち遠しい製品です。

そして、日本での発売予定は今のところないとのことですが、AYANEOとしては初のAndroid搭載ゲーム機、AYANEO Pocketも展示されていました・・・知ったのが17:00のビジネスデー終了後だったため、実機の写真はありません。申し訳ございません。

3.ASUS(ROG)

ASUSブース
ASUS JAPANはROGブランド製品を展示。購入しやすい価格帯のRyzen Z1モデルが追加された7インチゲーミングUMPC、ROG AllyやSnapdragon 8 Gen 2を搭載するゲーミングスマートフォン、ROG Phone 7、ゲーミングノートROG FLOWシリーズといった機種などを展示していて、「ストリートファイター6」「ロックマンX DIVE オフライン」「インフィニティストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険」といった最新タイトルをテストプレイできました。

ROG Phone 7
ROG Phone 7はウインタブでもすでに実機レビュー済みです。かのあゆ自身現在でもROG Phone 5sを愛用していますが、Android向けゲームをプレイする環境としては理想に近く、一度使ってしまうと別の機種に乗り換えることができなくなってしまう危険性があるので注意が必要です(笑)・・・という冗談はさておき、オーディオ機能やカメラなど、ゲーミング以外の性能も高いので満足できると思います。

Game GenieはコンパクトスマートフォンのZenfone 10にもありますが、一部機能が削減されているほか、グラフィック設定を細かく調整することも可能なArmory Createもあるので本格的にスマホ向けゲームを楽しみたいのであれば間違いなくおすすめです。

ROG Phone 7のレビュー記事はこちらです
ASUS ROG Phone 7 レビュー - さらに進化したゲーミングスマホの決定版!「満たされぬ、挑戦者たちへ」

ROG Ally
大量に展示されていたROG Allyでは実際に「ストリートファイター6」「ロックマンX DIVE オフライン」といったタイトルをテストプレイ可能でした。ストリートファイター6は前作「ストリートファイターV」と比較すると意外に重く、AYANEO 2021(Ryzen 4500U)やGPD Win3(Core i7-1165G7)ではプリセット設定を「低」に設定しないとスムーズに動作しなかったので、ROG Allyではどのような設定になるのか気になっていたのですが、デモ機では解像度がHDに落とされ、ライトクオリティが「ULTRA HIGH」、テクスチャークオリティが「HIGH」と、負荷がかかる設定でもスムーズにプレイできていました。

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ROG Allyならより高い設定でストリートファイター6を持ち出せる!
解像度を落としているとはいえ、この設定で動くのは素直にすごい
グラフィック設定を最低に落としても十分きれいですが、ROG Ally(Ryzen Z1 Extremeモデル)であれば家庭用ゲーム機とほぼ変わらない画質でストリートファイター6を外でもプレイできます・・・実際に触っていたら欲しくなってきてしまいました(笑)

ROG Allyのレビュー記事はこちらです
ASUS ROG Ally レビュー - ASUSが5年かけて開発したWindowsゲーミングハンドヘルド!このジャンルで世界征服しそう?

4.Xperia

近年スマホゲーミングにも力を入れているソニーも最新モデルのXperia 1 VとXperia 5 Vを展示していました。Xperia 1 Vは別売のXperia Streamを装着した状態で「原神」「レインボーシックス モバイル」「ディビジョン リサージェンズ」といったタイトルをテストプレイできました。

ちなみに全キャラアンロック済み
かのあゆも実際に「原神」を試してみました。プレイできた時間は10分間でしたが、最新のSnapdragon 8 Gen 2を搭載していることもあってスムーズに動作し、Xperia Streamの冷却効果も高いので発熱もかなり抑えられている印象を受けました。

ただ欲を言うのであればやはりトリガーボタンも備えてくれれば完璧だったかな・・・と思います。

Xperia 1 Vの紹介記事はこちらです
SONY Xperia 1 V - カメラ機能、オーディオが強化されたXperiaのフラッグシップモデル、SIMフリー版も発売!

予想以上にいつも通りのXperia
10月に発売されるXperia 5 Vも実際に触れることができました。Xperia 5 IV以前と比べるとアウトカメラがトリプルレンズからデュアルレンズ構成に変更され、公式サイトなどのプロモーションもカジュアル路線になるなどコンセプトが大きく変わってしまった印象を受けたのですが・・・実機を触れた感想としては「いつも通りのコンパクトでハイエンドなXperia」そのものだったので安心しました。

もう少し安ければ・・・
SIMフリー版の市場想定価格が約14万円になってしまいましたが、その点を踏まえても魅力的に感じられました。

Xperia 5 Vの紹介記事はこちらです
SONY Xperia 5 V − Xperiaの最新コンパクトハイエンド、Snapdragon 8 Gen 2搭載で強力なオーディオ機能も健在です

5.BlackMagicDesigic

無料版でも多機能
動画編集アプリの「DaVinci Resolve」を開発しているBlackmagic Design社は今回が東京ゲームショー初参加となります。近年ゲームのプレイ動画を配信する個人ユーザーが増えてきたことにより、東京ゲームショーへの参加を決めたとのことで、会場では「DaVinci Resolve」やビデオスイッチャー「ATEM mini」と言った製品を実際に試すことができました。

右はかのあゆの私物
ハリウッドの映画制作でも使用されている「DaVince Resolve」はなんと無料版も用意されていて、Windows、macOS、iPad(iPad OS)を所有している方であればだれでもすぐ使い出すことができます(残念ながら現時点ではAndroid版はリリースされていません)。これからYouTubeでゲームプレイ画像などを配信する予定の方におすすめです。

Davinci Resolve 18:メーカーサイト

6.CROOZ Blockchain Lab/gumi

ゲーム自体は良くあるパズルゲーム
東京ゲームショーでは家庭用ゲーム機、PC向け新作タイトルだけでなく、スマホゲームも多数展示されています。その中でかのあゆが気になったのがCROOZ Blockchain Lab/gumi合同ブースで展示されていた「エレメンタルストーリー ワールド」です。

会場では東京ゲームショー専用のデモバージョンが実際にプレイできました。ゲーム内容としては「パズドラ」などによく似たパズルゲームなのですが、最近はやりのブロックチェーン技術に対応しているのが特徴となります。ゲームをクリアするとトークンが入手でき、それに応じて自キャラを強化したり、新たなキャラを獲得できるとのことです。

かわいいキャラが魅力
・・・正直ブロックチェーン自体あまり理解していないのですが、キャラクターがかわいらしく魅力的に感じられました。正式リリースは年末を予定しているとのことなので、改めてプレイしたいと思っています。

7.東京ゲームショウ 2023 まとめ

残念ながら昨年から引き続き任天堂など一部メーカーは不参加となってしまいましたが、家庭用、PC用、スマホ用問わず魅力的なタイトルが発表されたほか、ゲーミングUMPCも新モデルが多数展示されていてメディア向けのビジネスデーながら今年も盛り上がっている印象を受けました。

昨年は出展していたBlack Sharkが今年は不参加となってしまったのは残念でした。日本国内でも積極的に商品展開を行なっていたのですが、昨年中国にあるBlack Shark本社の経営不振が報じられ、実質製品を出せない状況に陥ってしまったためやむを得ないのですが、ゲーミングスマホ自体販売しているメーカーが少ないこともあって寂しさを感じてしまいました。

カプコン以外のブースでも見かける機会が多かった
東京ゲームショウ訪問後、GPD Win3でカプコンブースやASUSブースでもプレイアブル展示されていた「ストリートファイター6」をプレイしながら帰宅しました。こういうことができるのは小型サイズのゲーミングUMPCならではですね!

・・・本当はカプコンブースでは今後追加される新キャラクター「A.K.I」を先行でテストプレイできたのですが、かなり混み合っていた関係で結局プレイすることができませんでした。近いうちに正式実装される予定ではあるのですが、どのようなキャラクターなのか確認しておきたかったので、スト6プレイヤーとしては残念でした・・・

8.関連リンク

東京ゲームショウ 2023:公式サイト

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