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2025年 お気に入りガジェット5選 - 実機レビューで「これは良かった」と思えた製品たち (ノートPC以外編)

オピニオン

2025年 お気に入りガジェット
2025年も多数の製品を実機レビューしましたが、その中で特に印象に残り、お気に入りとなったものを紹介します。今回は「ノートPC以外」で5つの製品をピックアップしました (ノートPCについては別記事にします)。

ジャンルはまちまちで、レビュー用にメーカーさんからサンプル提供していただいたものもありますし、自費で購入したものもあります。どれも読者におすすめできる製品ばかりです。

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1. GMKtec EVO-X1

GMKtec EVO-X1 AI ミニ PC レビュー

実売価格:11万円台後半から

2025年も多数のミニPCをレビューしました。その中で最も印象に残ったのがこのGMKtec EVO-X1です。

「EVO」というのはGMKtecの上位シリーズで、Ryzen AI Max搭載のEVO-X2、Arrow Lake-H搭載のEVO-T1という超高性能なラインナップになっていますが、EVOシリーズ最初のモデルがEVO-X1です。

CPUにRyzen AI 9 HX 370を搭載し、GMKtecが2024年から導入した新筐体を採用、高さはやや大きいもののタテヨコサイズは一般的なミニPCよりもコンパクトで、デザインも個人的には好みです。サイズのわりにポートも充実しており、OCuLinkポートもついています。

このスペックで11万円台後半 (RAM32GB/SSD1TBモデル)から購入できるというのも素晴らしいですね。2024年から2025年にかけて、ミニPC市場では「品質とコスパ」の両面でGMKtecが他社より一歩前に出たように思います。

なお、この製品はかなり在庫が薄いようで、記事執筆時点で楽天とAmazonでは販売されておらず、GMKtecの公式サイトのみで販売されています。年明けにAMDやIntelのCPU型番が新しくなると思いますので、それに合わせてEVO-X1もモデルチェンジされるのかもしれません。

2. TECLAST ArtPad Pro

Teclast ArtPad Pro Clip Studio Paint

実売価格:3万円台前半

2025年はワコムやXPPen、HUIONなどのペンタブレット (液タブや板タブ)メーカーが高品質なペン入力ができるAndroidタブレットを続々とリリースしました (正確には2025年以前からこの手の製品が登場していますが、拡販という意味では2025年が目立ったと感じます)。

ウインタブでもXPPenとHUIONのAndroidタブレットを複数台レビューしています。

XPPen Magic Drawing Pad レビュー
XPPen Magic Note Pad 長期使用レビュー
HUION Kamvas Slate 13 レビュー
HUION Kamvas Slate 11 レビュー

これらの製品はいずれも筆圧対応のペン入力に対応しており、そもそもペンタブメーカーの製品なので描画品質も高いです。一方でWidevineがL3のものがあったり、アウトカメラが省かれていたりと、ペン入力に振り切った部分も見受けられます。

TECLAST ArtPad Proはペンタブメーカーの製品ではなく、ウインタブではすっかりおなじみの伝統中華タブメーカーであるTECLASTが手掛けるお絵描きタブレットです。よって…というわけでもないんでしょうけど、ペン入力の品質はペンタブメーカー製品に一歩譲るものの、「Androidタブレットとしての出来が素晴らしい」です。

ペンの品質だけでなく、ディスプレイの発色やスピーカー音質も高水準で、さらにお値段もペンタブメーカーの製品よりもずっと安く「TECLAST価格」です。私はもともとPCやタブレットで絵を描く趣味はなく、しかし2025年にこれらお絵描きタブレットのレビューを経験したため、「ちょっと描いてみる」ようなこともしています。とはいえ、個人的には「普通にタブレットとして使う時間のほうがずっと長い」ので、このArtPad Proが最も自分には合っているように感じました。

3. ThinkPad トラックポイント キーボード II

Lenovo ThinkPad トラックポイント キーボード II

実売価格:1万円台前半から

私はもともとキーボード好きで、2025年もメーカー提供品や自費購入品を多数レビューしました。2025年最後に購入したのがこのThinkPad トラックポイント キーボード IIです。

はい、優勝!

…いやね、私は長年ノートPCのThinkPadを愛用しているので、この製品が優勝してしまうんですよね。ごくわずかな違いはあるものの、ほぼ完全なThinkPadキーボードと言っていいと思います。ThinkPadユーザーなら全く違和感なく使えるでしょう。

多くのビジネスマンがThinkPadを愛用し、ThinkPad信者となっている大きな理由として「キーボードの使いやすさ」が挙げられると思います。そのキーボードがそのままデスクトップPCやミニPCで使えるというのはThinkPadユーザーには「胸熱」でしかありません。

私は以前から、自宅のデスクトップPC用にはちょっと値の張るキーボードを使っていました。FILCOのメカニカルキーボードとか東プレのREALFORCEとか。しかし、このキーボードを購入して以来数週間、REALFORCEはいったんお休みし、これをメインキーボードとして使っています。

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4. pCloud

pCloudを購入しました

実売価格:最大10GBまで無料

私は長年Microsoft 365 Personal (旧・Office 365 Solo)を契約していましたが、この11月をもって解約しました。OfficeソフトではデスクトップPCにOffice Home&Business 2021が入っていますし、ノートPCではOffice互換ソフトを使えばいいや、ということで解約に踏み切りました。ちなみに現在のMicrosoft 365の料金は21,300/年で (私は旧プランを継続していたので、もう少し安いですけど)これがなくなったのは本当にありがたいです。

とはいえ、個人的には十分な容量のクラウドストレージは必須です。実際、長年にわたってMicrosoft 365を解約できなかったのはOneDriveに数百GBのデータを保存していたためです。

pCloudは「買い切り型」のクラウドストレージです。2TBプランの場合、セール時で300ドル弱 (約45,000円)、セール時以外だと400ドル弱 (約60,000円)の一時支払いが発生しますが、それを支払ってしまえば (pCloudが継続する限り)生涯にわたって支払いがありません。一時支払い額 (実質的には購入費用)は痛かったですが、この先ずっとMicrosoft 365 Personalにお金を払わなくてよくなった、というのは大きいです。

私がpCloudの2TBプランを契約したのち、ライターのnatsukiさんも2TBプランを契約しました。先日natsukiさん酒を飲んだ際にpCloudの話題となり「使い勝手についてはぶっちゃけ良くも悪くもないよね」という感想でした。pCloudにはゼロナレッジ暗号化のEncryptionやパスワード管理のpCloud Passといった付帯サービスもありますが、ストレージ2TBプランに関しては「本当に普通」という感じで、すごく便利な機能もないし、逆に不満もないです。そして、個人的にはそれで十分だと思っています。

pCloudについてはこの先長く付き合っていくことになりますので、ウインタブでもちょくちょく記事にしていきたいと思っています。

5. SOUNDPEATS Clip1

SOUNDPEATS Clip1 レビュー

実売価格:7千円台後半

私は年齢が高く、音楽鑑賞時に微妙な音の聴き分けができません。よって、音質重視で高価格なイヤホンを使う意味はあまりなく、それらの製品の実機レビューをするのも難しいです。2025年には中高価格帯のイヤホンのレビュー記事を何本か掲載しましたが、すべてライターにレビューを担当してもらいました。

そんな私が2025年に最も印象に残ったのが「オープンイヤー型イヤホン、それもイヤーカフタイプ」です。ここではSOUNDPEATS Clip1を取り上げていますが、ウインタブとしては数機種このタイプの製品をレビューしています。

SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン レビュー
HAYLOU AirFree レビュー
EarFun Clip レビュー
OpenRock E レビュー

上に書いた通り、私にとって高音質・高価格なイヤホンはあまり意味がないのですが、イヤホンを全く使わないというわけではなく、自宅内でも外出時でもしばしば使います。私にとっては「音質はそこそこでOK、装着感はとても重要」なので、イヤーカフタイプのオープンイヤー型イヤホンは「絶賛」です。一度使ってしまうともうカナル型は使いたくないですね。本当に「つけているのを忘れる」こともしばしばです。また、私のレベルだと音質も十分満足できます。

ただ、このタイプのイヤホンの弱点として「音漏れ」が大きめなのと「外部の音をすべて拾ってしまう」ので、残念ながら電車の中とか図書館のような静かな場所ではカナル型のイヤホンを使うようにしています。

このところ、イヤホンを毎日使うようになりました。すべてイヤーカフタイプのおかげかな、と思います。

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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